ぐろーるたいがの観てきた!クチコミ一覧

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紺屋の明後日

紺屋の明後日

オフィス上の空

あうるすぽっと(東京都)

2019/09/20 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/25 (水) 19:00

人を殺めた加害者、被害者家族、取り巻く周囲。各々の心理をリアルに描く。今年これほどモヤモヤしながら観た舞台はなかった。
このやるせないモヤモヤ感は、いかにこの舞台がとてつもない破壊力を持ってるかの証明であり、観る人の心に容赦なく鋭角なナイフを突き刺してくる、恐ろしくクオリティの高い作品。本作はフィクションだが、演出の中島さんは事前にいくつもの実際に起きた事件の資料を読み込み、複雑に絡む心理を見事に脚本、演出に生かして見せた。それをハイレベルで実現させた演者達に大きな拍手。加えて考え抜かれた衣装、過去と現在を行き来させるストーリーながら観る側が迷子にならないシーンの作り込み。見事。

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

中日劇場(愛知県)

2017/09/25 (月) ~ 2017/10/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

ついに名古屋遠征までしてしまった。今季初の福島バルジャン。駒田ティナルディエを拝めなかったのが残念な今季。

贅沢貧乏『フィクション・シティー』

贅沢貧乏『フィクション・シティー』

劇団 贅沢貧乏

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/28 (木) 19:30

ひと回りもふた回りも成長して劇場に戻ってきた若手創作演劇集団の力作。

コラプサー

コラプサー

あひるなんちゃら関村個人企画

live space anima【2020年4月をもって閉店】(東京都)

2017/09/30 (土) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回も非常に笑った。笑いすぎて困った。

お祭りやってるらしいよ

お祭りやってるらしいよ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/31 (木) 19:30

少し涼しくなった秋への移り変わりの時期に、思いっきり笑ってスッキリさせてもらえて嬉しかった。奈津美”クラッシャー(壊し屋)”の活かし方が最高で今でも思い出し笑いをしてしまうぐらい!相変わらず関村ワールド全開の、会話が一向に合わないすれ違いトークが最高。

夏の短編集「こんな夏休みはいやだ」

夏の短編集「こんな夏休みはいやだ」

萬劇場

萬劇場(東京都)

2017/08/10 (木) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

いろいろなおんな

いろいろなおんな

演劇ユニット「みそじん」

OFF OFFシアター(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

素晴らしい一日2017

素晴らしい一日2017

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2017/05/11 (木) ~ 2017/05/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

大好きな浅野千鶴さんと宮本奈津美さんの快(爆)演目的で行ったけど、いやあ~面白かったなあ~!。主人公の友朗みたいな男になりたくないけど、素敵な男だった!。公演は15日(月)まで。これ必見です!。たまには自転車乗ってみよ。

SINGIN' IN THE RAIN -雨に唄えば-

SINGIN' IN THE RAIN -雨に唄えば-

TBS/ホリプロ/TOKYO FM/ぴあ/TOTAL STAGE PRODUCE/PARCO

東急シアターオーブ(東京都)

2017/04/03 (月) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

かつてMGM所属のジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ミッキー・ルーニーの3人が共演した名作をステージミュージカル版にしたもの。映画とはまた違ったステージの良さを生かし、実際に「雨に唄えば」もステージ上に雨が降り、前列のお客さんは水除けをもらうという粋な演出。
ちなみに、映画版出演のデビー・レイノルズはスター・ウォーズのレイアを演じたキャリ・フィッシャーの母。

タルフ兄弟、と、メロテスカー

タルフ兄弟、と、メロテスカー

関村と浅野

Live space anima(東京都)

2017/01/09 (月) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

初笑いにふさわし過ぎる、抱腹絶倒の60分!!!。涙なしで観られませんでした。おじさん2人が、一向にラチが開かないお笑い禅問答をしてるよう。とっても関村さん的(笑)。そこが好き過ぎてたまらん。
関村さんのお芝居は、母体のあひるなんちゃらで2年ほど前に下北沢でたまたま観た「電磁装甲兵ルルルルルルル」で初体験してから、その独特のズレる会話の妙が気に入ってしまって以来。その後昨年味わい堂々、関村と浅野と続いて、ついにそちら御仲間関係のお芝居全体にハマってしまったという。
そういえば、「タルフ兄弟」の観劇中、兄役が素敵なボケセリフをかました直後に、何ともグッドタイミングでメール着信の「ピロリン~♪」音が入り、それが演技と妙にマッチ。会場が、異常な笑いに包まれたのはその効果もあったか?!。他にご覧になっていた方の話が猛烈に聞きたい(笑)

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2017/05/21 (日) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

【燃える長文あしからず】
一昨年ぶり、今年も待ちに待ったレ・ミゼラブル観劇My初日。
もう各場面に各キャストに感情移入し切ってるので、どのシーンを見てもウルウル来てしまい、目から相当な水分を放出してしまった。プリンシパルからアンサンブルまで、1人1人が丁寧に演じているのが客席まで伝わってくる。まずはいつもこれに感動してしまう。
今回初だったのは、ティナルディエ夫人の鈴木ほのかさん、コゼットの小南満佑子さん、エポニーヌの松原凛子さん。バルジャンのジェンモさんは相変わらず起伏の激しい表現で強さと優しさをあれほど明確に色分けしてくるのは凄い。僕が前から大好きなのは、ジャベールの川口竜也さん。初ジャベールが今井清隆さんと村井国夫さんだったので、見始めた当初は「軽いかな?」と思った #川口竜也 さん。それがどうでしょう?、物語の後半にいくにつれ老いていくジャベールの心の葛藤と、どんどん強くなるバルジャンへの執着を、凄い迫力で歌い演じる川口さんの虜に。世代も名前をほぼ同じで尚更親近感。
ティナルディエ夫人の #鈴木ほのか さん!。いや凄い迫力。これまでのほのかさんのイメージが完全にもんどりうってどっかに行っちゃった感じ。セリフとセリフの間の空間の取り方が絶妙でKENTAROさんとの息もピタリ!。
初見のコゼット役 #小南満佑子 さん。今まで観てきたコゼットの中で個人的には最もコゼットらしい、可憐で気丈で芯の強さを感じる名演技。細かい所作や表情、セリフじゃないところまで心を配って丁寧に演じているのが伝わる。「ああ、努力したんだなあ」と感動した。また観たい人。そしてエポニーヌ役の #松原凛子 さん。エポの揺れる心の奥をさりげなく表情に出しつつ演じるところ、声量も素晴らしかった。仲間と行くことを選んだマリウス(#田村良太)に向ける眼差し(ここは特に好きなシーン)も素敵だった。

曖昧な太陽の口笛とおもちゃの指輪

曖昧な太陽の口笛とおもちゃの指輪

Ann.Brigtte

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2017/05/23 (火) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/24 (水) 19:30

「大人のおとぎ話」のような話。人の意識下にある拭い去れない過去、引きずってる過去とどう向き合い、寄り添い、そして手放していくか。大人になっても必ずだれもが持ち続けてる根幹にある純粋で美しくてちょっと残酷な魂の触れ合いが観ていて痛いほど伝わる。後半に突如ギアチェンジしたかのように、俄然キャストさんのテンションがガッと上がってくるところは凄い迫力。

エキスポ

エキスポ

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/01/22 (日) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/25 (水)

初観劇の劇団トローチ、第3回公演「エキスポ」。いやあー!最っ高~に面白かった!!。腹を抱えて笑わせられ、キャストさんの表情と発するセリフに涙腺が崩壊しそうになったり・・・、2時間強のお芝居が瞬く間に過ぎ去り、まだ観ていたいと思ったぐらいだけど、あのぐらいの尺がいい塩梅なはず。
僕のいつもの200%リスペクトの名女優、「味わい堂々」の浅野千鶴さんも外部出演とはいえ、相変わらずの天才的な名演技で長女役を見事に生き、後半の「頑張って・・・」のセリフに涙腺緩み。長男役の東地宏樹さんが日記をしまい暗転のシーンで涙腺崩壊。
とにかくどのキャストさんも、それぞれの役の中に見事に生きてる素晴らしさに圧倒され続けた2時間。ちょっと人生を過ごして、人の死の場面も何度か経験した大人にとっては、自分の人生とも重ね合わせて観てみたり。終わった後もほんのりと優しく心に残る素敵なステージでした。感謝。
当日は、浅野さんが昨年出演した劇団「みそじん」のキャストさんたちも観劇にいらしていました。

イマジン

イマジン

イマジネイション

「劇」小劇場(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

イマジネイション10周年記念感謝祭「アドリブ・ナイト」。演出は大好きな「味わい堂々」の岸野聡子さん。基本は朗読だけど、少なくない登場人物+ストーリーテラーの間での受け渡しの妙がカッコ良すぎで心地いい。終わってみてほんわかと温かい気持ちになれた。風琴工房時代からちょこちょこ観ていて凄いなと思ってる笹野鈴々音さん。出番自体はそう長時間ではなかったものの、相変わらずの存在感!。彼女を観てると、自分が舞台役者さんに求めたくなる要素の一番大事な部分を持ってる人なんだなっていうことを感じる。

「夢見る二人」。オムニバスかと思って観てるうちに、いつもの間にやら時代のパズルが合わさり、最後は1つの大きな物語として完結するという絶妙な流れを作ったのは、一昨日観た「アドリブ・ナイト」も演出された「味わい堂々」の岸野聡子さんの作・演出によるもの。改めて素晴らし過ぎて、帽子をかぶってないのに脱帽でした。200%リスペクト名女優浅野千鶴さんに、竹井亮介さんという、ハイレベルな2人が繰り広げる丁々発止のやり取りに、ドあたまから爆笑のしっぱなし。浅野さん、竹井さんがあれだけのセリフと運動量、感情が無理なく出せるのも、このお2人のことを隅々まで知りつくてる岸野さんならではのものかなあと。前半から中盤まで爆笑の渦で充満した会場が、後半にはほんのりと温かい空気と少しの寂しさとに包まれて終わった。そんな展開に最大級の拍手!。ホンッとに素敵な、あっという間の60分でした。

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

キューブ

本多劇場(東京都)

2016/07/24 (日) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

古田新太~!!!
ようやく観ることができた古田新太舞台!。ナンセンス!なんてナンセンスなんだ!。。大好きだ!

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

何度観ても涙腺が・・・
大好きな「ミス・サイゴン」@帝劇。ダイヤモンド・ユカイさんのエンジニア役がかなり良かったのと、クリス役の小野田龍之介さんが思い切りのいい歌声とGIらしい体格で今回のベストキャストの1人に勝手に認定!。キムは高値安定の笹本玲奈さん。

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

今回はキム・スハさんに尽きる!
今季「ミス・サイゴン」2度目の観劇。御大市村さんの見納め&大注目のキム役キム・スハ出演回。市村さんの余裕とも見えるいで立ちにため息。そしてなんといっても、キム・スハさんが凄い!伸びのある高音域と、若いが故のキムの不器用さ、切なく泣く演技のコントラストが明確に出てる!キム・スハさん。僕の大好きな、ファルセットを多用し過ぎない伸びやかな歌声に惚れ惚れ。日本語も明確でさぞ猛トレーニングを積んできたんだろう。すべてに素晴らしい才能を持った逸材だと確信!。またすぐに聴きたい。

悪巧みの夜

悪巧みの夜

同級生演劇部

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

須貝英さんワールド
僕が200%リスペクトの名俳優、浅野千鶴さんが味わい堂々とは別に参加したユニット「同級生演劇部」旗揚げ公演「悪巧みの夜」。序盤、ラストへ向けて伏線を散りばめつつ、ひたひたと後半へ。後半は観る側をのけぞらせるような壮絶的なラストに向けて凄い速さで進めていく。その構成にまず感動。そしてユニット3人のスキのない演技。”凄い”っていう月並みな言葉しか今んとこ出ません!。

一人芝居ミュージカル短編集vol.1

一人芝居ミュージカル短編集vol.1

一人芝居ミュージカル短編集

アトリエ・カノン(東京都)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/15 (火)公演終了

満足度★★★

今後に期待
オムニバス形式で、1人30分程度で見せていく1人芝居でミュージカル要素を含んだ舞台。客席とステージがフルフラットで非常に至近距離なので、演者の息遣いや表情がダイレクトに来る迫力が感じられる。
今回が第1回目ということで、限られた稽古期間とのこともあり、ほぐれきってない部分もあったような気がするが、その試みに拍手。今後もぜひ継続的にやっていってほしいと思えるステージ。

この町に手紙は来ない

この町に手紙は来ない

monophonic orchestra

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2016/09/02 (金) ~ 2016/09/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

見事
初観劇の劇団。SFっぽい設定も混ぜつつ、郵便局を舞台に紐づいたそれぞれに異なる時代を6本の表題でまとめたユニークな設定。人間のハートの根幹が切なくて、愛おしくて、グっと来るセリフがいくつもちりばめられ。人間の根幹の部分を描いてるのに、重くなりすぎない塩梅の良さが絶妙、移ろう6つの時代を一気に観た感じで、素晴らしかった。ステージ上のシチュエーション毎に変わる照明の、派手さはないが繊細に変化をもたせていたのも印象的。キャストの浅野千鶴さんは天才的だといつも感じるが、野口オリジナルさんを始め全てのキャストの役に向かうテンションが全員役に寄り添えていて、見事だった。

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