えみのにゅの観てきた!クチコミ一覧

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ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

木曜昼(プレビュー除いて)初回公演見ました。印象としてはプレビュー公演から目立った変化無しって感じ。小劇場でもTVドラマ的な作品が多い昨今に本作は役者が存分に演技できる稀有な作品であり見観るのが非常に嬉しい。そしてこのサイズの劇場では客席から役者の表情までしっかり見えますが、今回は役者群に演技レベルの段差があり過ぎる感じがする…現実世界で諸事情あるとは思いますが、この点これからの演出家さんの働きに期待します。また伺います〜

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

金曜ソワレ観てきました。私が観たなかでは今夜の芝居が最高。回を重ねてタイミングがあってテンポがでてきた感じです。それは前半の楽しかった頃の場面で特に感じました。それから黒藤さんのニコニコさんも自然な表情になってきたように思います。ニコニコさんになろうとしていた黒藤さんからニコニコさんになってしまった黒藤さんに変わったんですね!でも彼はランランと輝く目、ランニングシャツからこぼれる高身長で筋肉質の白い肌の体と今回丸刈り頭…女性ファン必見でしょう~…おっとこれは脱線でしたが、でも役者ってこういう要素はとても大切だと思います。とにかく観客に彼(彼女)を見たいって思われない事には何も始まらんですから。話変わって、この舞台の美声大賞は…女性の部⇒伊藤えみさん:歌的要素もある発声でイロンナ声音を美しく響かせてます。男性の部⇒栂村さん:安定の美声ですよね!説得力あります。 早口大賞⇒ハラミさん 今夜のセリフは唖然とするほど御見事でした! 最後は今夜の残念賞⇒役者のセリフが聞こえないような音量でBGM流さないでください…ハラミさんの最後のセリフと続く場面で役者が舞台に横たわってしゃべるセリフは芝居のクライマックスで役者さん達が万感の思いを託してのもの…客席にきっちり届くようにして欲しいです! 役者ファーストでお願いします。

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

土曜の2回目の公演…マチ/ソワって言葉はあっても異例の3回/日の2回目ってなんていうんだろうか?
主演陣のニコニコさんとミツを演じる黒藤さんと伊藤さんは文字通りの美男美女で、ある意味二ホン人離れした容姿で、お二人とも戦時中の日本人姿が似合うかというと全くそんなことはないんだけど、実はそれが却って面白いのかもしれない…純粋に演技力で魅せてくれてるって訳だから。 

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

9月24日マチネー観ました。黒藤さんのニコニコさんがどんどん自然な演技になってきていて流石だなと思います。あと3回どう進歩していくか?

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

9/25 最終回 サンシャインで開催された池袋演劇祭CM大会で黒藤さんを初めて見て正直なところ『え?このカッコイイお兄さんが、あのニコニコさんやるの??』って思いましたが杞憂でした! 演劇作品に何を見るのかは埋まった客席の数と同数のものがあると思いますが、私は、まずは役者さんと役者さんの演技を見たいひとなで、今回はそれを存分にエンジョイさせた頂きました! そんな稀有な演劇世界を客席に提供して頂いた内堀さんにも感謝MAXです!

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

9月24日ソワレ観ました。先週水曜以来『ニコニコさんが泣いた日』世界に惑溺していて明日夜からは『ニコニコさん…』ロスになりそう…それはともかく、この作品は役者が存分に演技できる稀有なものです。で、唐突だけどオペラでは(技術的に完璧なのは当然として)その演唱が客席の魂を揺さぶった場合には『〇〇(←歌手名)絶唱』という表現を使います。でも演劇世界には、それに相当する言葉がなくてホント不自由です。『〇〇が好演…』ってのは冷たい第三者的言葉だし、『〇〇熱演』っていうと才能や技術に係わらず大汗かいて頑張りました的イメージだし…演劇世界に『絶演』って言葉は無くてこういう時に何といえばいいのか? 今回公演ではニコニコさんの『黒藤結軌』とミツ役の『伊藤えみ』がまさにその『絶演』なんですけど…

ニコニコさんが泣いた日

ニコニコさんが泣いた日

演劇企画ハッピー圏外

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

9/25マチネー 昨年は人間ではない生命体だった『ハラミ』さんと『上杉英彰』さんの今回の人間としての演技は素晴らしい。お二人の、言葉をしゃべる上手さは想像以上だったし終半の演技は特に心に残ります。それとは別モードの演技で印象深いのは、栂村さん。落ち着いた美声と演技で園長の立場と責任とを的確に表現してました。また金田万次郎正栗さんには役者の肉体と魂を存分に表現できる作品を書いてくださり且つそれを客席に届けて頂いたことに感謝します。

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

ニコニコさんは演劇
「ニコニコさんが泣いた日」初日昼公演観てきました。昨日の「クマさん」のほうは、ストーリの展開を見せるのがメインの作品で、坂本竜馬の後半生を史実に沿って約2時間で進めるのという展開な事もあり言葉でストーリーを進めざるを得ないし、幕末史に造詣がないと話を理解するのが少々難しいような処もあるのですが、本日の「ニコニコさんが泣いた日」は、これも昭和史の出来事を土台ではあるものの、昔、日本がアメリカと戦争して東京が爆撃で焼け野が原になった事くらいを知っていれば十分理解できる判り易い作品でした。「クマさん」はテレビドラマや映画にしてもいいような作品でしたが、「ニコニコさん」は映像化不可能な劇場空間ならではの作品であることも感じられて、2作品を交互に上演するってのも面白い試みだなあと思います。
話を「ニコニコさん」に戻します。演劇にしろテレビ・映画にしろ、病院ものや戦争ものというジャンルは確実に存在していて、それは人間の生き死にを扱っていて、それ自体が非常に強力な題材であるため、それに頼ってしまっている作品は世の中にかなり多いと思います。テレビの2時間ドラマの○○XX殺人事件なんかもその一種だと思いますし....。今回、土台になっているのが上野動物園で実際に起こった有名な話なのは容易に想像できた事でもあり実際に劇場で観るまでは正直あまり気が進みませんでした。でも実際に観はじめると想像とは違ってリアリズムの枠には収まらない劇場演劇ならではの作品であることがすぐ判って楽しませて頂きました。前半はエンターテイメント要素も大きく、いろんなお笑い場面に加え、伊藤えみ・西崎瑠美の姉妹役コンビによる芸能史上有名なセクシーピカピカ衣装ダンスのサービスシーン(?)もありでしたが、このダンスはビックリもので舞台でここまでやるって超レアですよね~楽しめました!
そして後半は一気にシリアスモードに移り役者さんの演技を十分楽しめます。ここで伊藤さんは、この芝居で一番ツライ設定の場面を様々な表情と声色を使いながら役に入り込んだ見事な演技でミツのココロを客席に伝えてくれました。ミツのこのシーンは作品全体を凝縮したものでもあり、また彼女の演技力との相性も良く、客席も彼女の演技に引込まれて至るところで嗚咽が…。終焉後にホールでお会いしたときの伊藤さんは、役者や演奏家が満足したステージを終えたの独特の表情で、これって男女を問わずとても魅力的。しかも滅多に見られない貴重なもの。もともと綺麗な女優さんでもビックリするほど美しく感じます! 一方男性陣のクライマックスを演じるのは千住さん。実は彼、この場面まではあまり活躍しないのですが、最後に舞台の中央で作品全体を締め括るセリフを客席に向けて単独で語ります。しかし役柄設定上、豊かな表情は使わずに、逆に無表情ともいえる顔でこのセリフを語します。これも十分に客席を納得させるものでした。
というようにイロンナ要素が入っているお芝居でした。来週も両作品とも参上する予定なので、どう進化しているか楽しみです。

ブラックジャックによろしく

ブラックジャックによろしく

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

心の内側を表現したドラマ
入場したときに目に入るの舞台上の景色から既に演出が始まっています。今回は、照明や動画の投影を効果的に使った視覚的にもなかなか斬新な舞台になっていて観客を飽きさせません。テーマの題材自体の強さもあって強い印象を残す作品に仕上がっています。

そういう訳で今回はお笑い要素はあまり無いシリアスな作品でして、当然開幕直前の余興コーナーも無かったんでございます!

ちょっぴりネタバレコーナーにも書きますけど、今日も含めてまだ三日間ありますから、ほんのちょっぴりだけ・・

ネタバレBOX

両親は苦悩の末にある決断をします。新たな道を選択した母親が海辺で夕日を見上げるときに母親役の伊藤さんが見せてくれた表情は、苦しみを乗り越えて今後背負っていく運命を受け入れた母親役の心情&この作品のテーマ全体を非常に良く表現していたと思います。ある意味、一瞬芸(?)ですが、そのシーンだけでもこの作品見る価値あるかと思います。
医師側と父親の心の様はストーリー展開自体で常に表現され続けていますが、母親の内面を表現しているのがこのシーンになっています。
生まれ変わった男

生まれ変わった男

かーんず企画

ザ・ポケット(東京都)

2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

生まれ変わったとは?
演目は「生まれ変わった男」というもので、犯罪(殺人)時の記憶を失った死刑囚と、その周囲の人々の話です。

会場で配られたものに演出の扇田さんが「色々な捉え方、感じ方をして頂ける作品と思う」と書かれていますが、その通りだとも思います。

果たして「生まれ変わった」とは、どういう事なのか?

今回、これを演じるのが若い役者さん達であることも、「死」というテーマが背景にあるこの作品の演出を、そうとう苦労あるものにされたのではないかと思いますし、作品のストーリーが実際に経験する事は無い非常に特殊なシチュエーションでありながらも、全ての人間にとって普遍的な「死」というもの、更にその生殺与奪の権限に及ぶ作品内容であることから、扇田さんがおっしゃっている「少し重い話」であるもの確かです。そういう困難な作品ではございますが、役者さん達は良くやってました。

で、ややこしいお話は、このへんにするとして

この作品は、日里麻美さんから、ご連絡頂いたのがきっかけて観させ頂きました。
この舞台では彼女の役回りは敵役(?)で、舞台では、それを上手く憎々しげに演じてましたが、舞台後に御挨拶させていた時の彼女は、とてもチャーミングな美しい顔立ちのかたで少々驚きました!こんなに近くでお会いしたのは初めてですし~。 今後、派手な展開のお話なんかで主役やってみて欲しいです! 
 
そんなわけで、昨日も今日も席はかなり後方だったのですが、できれば前のほうで観たかったな~。後方席のほうが舞台全体が見えて好きというかたもいらっしゃいますが、私は役者さんの演技を見るのが好きなので最前列愛好家なのでございます!

日里さん、今後も御活躍を!

日雇いGOD

日雇いGOD

劇団男魂(メンソウル)

テアトルBONBON(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

観てまいりました
最後のシーンでのGODのあるものに対する解説がこころに残りました

スタニスラフスキー探偵団

スタニスラフスキー探偵団

創作ユニット スタニスラフスキー探偵団

明石スタジオ(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

興味深く観させていただきました!
土曜のマチネー観てまいりました。この作品が映画畑のかたが造る舞台ってことで、どんなものが観られるのだろうか?・・っていう興味も大きくあって今回観させていただきました。それで、期待に違わず舞台としては新鮮&ユニークなものでございました。実は、入場整理番号21番だったので、この順番で、このサイズの劇場だったらせいぜい2列目に座れればいいかなあ・・と(舞台は最前列で観たい私は)思いつつ入場したのですが、ナント最前列にはどなたも座っていない!? あっ、もしかしてこれ、映画館の席取モード?・・という入場時からして、いつもの小劇場とは違う雰囲気でございました。
着席後、開演時刻までの間に読んでいたパンフレットには作・演出の細野さんの「年頭の感」があり、その中で御自身のアイドルであった有名な俳優さんたちの御名前を複数挙げられていますが、それらの方々のなかでは、私、中村錦之助さんの演技大好きです!・・・あ、脱線しちゃいましたかね??・・それでマスマス期待が膨らんで、客席で開幕を待ったおりました。ネタバレできないので詳細は割愛しますが、今回、舞台の黒衣さんの存在も面白く、席が最前列だったこともあり、黒衣さんが持ってるものに何映してるかも興味深く見ておりました。またウェートレス役の女優さんが妙に印象に残ってます。パンフのCAST紹介に役名でてなくて御名前特定できなくてゴメンなさい(和田さん?でしょうか)。メガネとったら相当の美人&面白い演技するかたなのかなあ・・と思いました。
で、舞台がやや強引な幕引きであったことも手伝ってか、この舞台の独立した演劇作品としてのありがどうなのかは自分の中でも整理できませんでした。逆に、映画のほうが完成したら、それは是非見たいという気持ちになりました! 今回の舞台がどういうふうに映画映像に組み込まれるのか興味深々です! 是非、ヨロシクお願いいたします!!今回、一回観たのだけで書いた感想で、何度も観た上でならまた違う事書くとは思いますし、正面きっての感想文にもなってなっくてゴメンナサイ。でも久々に作品自体に興味を引かれて観って楽しい時間を過ごさせて頂き有難うございました。小劇場としては素晴しくマットウな椅子であり観劇に集中できたことも書き添えておきます。

その日/比類なき明日の君へ

その日/比類なき明日の君へ

GULLCOMPANY

王子MON★STAR(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/23 (土)公演終了

満足度★★★★

演劇の新しい形かも?
土岐麻梨子さんとのご縁で観にまいりました。勿論どういう芝居なのかこいう興味もありました。そして今回、彼女のシリアスな場面の演技を初めてみましたが目の動きを効果的に使っての好演でした。

明日まで公演がありますから内容そのものは控える事としますが、若くて綺麗なかた(男性も)を揃えてのお芝居です。地下2Fに設けられた小ぶりな空間は会場の空調音以外は全く聞こえてきませんし照明設備も整っている且つては無かった環境です。オペラや昔の芝居は大きな声を必要とし、またそれを前提とした様式感と様式美を築きあげてきた訳ですが、今回のような現代の新しい小屋は、それを必要としなくなったようです。それが新しい試みを可能にしているように感じました。でもテレビドラマに近ずいたという事ではなく舞台としての新しい可能性が出て来たということだと思います。演劇のあり方も時代と共に進み続ける運命なんですね!

ニューシネマパラダイちゅ

ニューシネマパラダイちゅ

合同会社シザーブリッツ

劇場HOPE(東京都)

2014/08/23 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチームの快演(一部、怪演?)・怪しい役者の話、そしてヒロインの運命の悲しさを演じる伊藤えみ
今日はマチネーのシャッフル1、ソワレのAチームを観てきました。シャッフル1は、大柿さんの「え○の○○○つ」と笠原さんの「野○」との組合せがオモシロかったです。このコンビが本日初日にして千秋楽なのは残念!
ソワレのAチームは役者さん達が、いよいよ本領発揮してきて進化し続けています。役者間のリズムもずいぶん良くなりました。この投稿のタイトルに「一部怪演」って書いたのは、勿論、和興さん演じる田舎の親○のことでございます!これ、御異論は無いものと思います。

この後は、フリートーク的に好きなこと書かせて頂きます・・・

まずは、怪しい役者の話です。実はこの夏の初めに花園神社でテント芝居を観てきました。演目は「ジャガーの眼」、昭和演劇の伝説的演目です。しかも花園神社で状況劇場直系(?)の新宿梁山泊が演じる、ってことで、暫くはその事で頭が一杯でした。それはとっても良い舞台でしたが、ひとつ感じたことがありました・・・登場する役者さんがカッコ良すぎる!この芝居、オリジナルは怪しい人物が沢山でてくる訳ですが、平成の時代になって役者さん達はカッコ良く好青年になりました。そうです、昨今は怪しい感を醸し出せる役者さんが欠乏しているんです!・・・・という訳で長々と前フリを書きましたが、何を言いたいかっていうと、それは今回チームBで真宮寺役を演じている大柿誠さんのことです。彼、いいですね~怪しいですね~大好きです!彼は、その怪しさを存分に発揮して物語の深みを増大させています。怪しさを表現できる帰朝な存在として今後のも舞台で活躍してください!

次は伊藤えみさんの話です。この女優さんとは彼女が主演した映画「キラーモーテル」の一枚の衝撃的なポスター写真が縁で、その後の舞台やステージを観せて頂いています。映画の写真を見て彼女の表情に一目惚れしました!それはゾンビの首に手を回して不敵な笑みをたたえた表情の写真でした。今回の「ニューシナマパラダイちゅ」は彼女としては初のコメディ舞台で、御本人もコミカルな演技をとっても楽しんでいらっしゃるようです。じゃあ、ヒロインの悲劇の話って何?って言われそうですが、もう少しお付き合いください・・実は彼女が他の女優さんがマネのできない彼女の本領を発揮するのはコメディよりもトラジェディ(悲劇)の方なのではないかと私は思います(御本人が演じて楽しいかどうかは別の話として)。今回も、ラストに近いシーンで、ヒロインの持つ運命の悲しさを、彼女は表情だけで大変上手く表現していました。それは舞台の奥で、ひっそりと演じられていました。その時、舞台中央では他の登場人物達が動きの多い場面を演じていて、客席の殆どのかたはそちらをご覧になっていたとは思いますが、実はその影で伊藤さんはヒロインの宿命を悲しく美しい表情で演じていました。それはセリフも体の動きも無い表情だけの演技です!・・・もし、皆様の中に、これからチームAの舞台をご覧になる予定のかたがいらっしゃいましたら、その場面では、ちょっぴり視線を舞台の奥に投げてみてください。そして伊藤さんが悲しく美しい表情で訴えるヒロインの運命を感じ取ってください。この作品が単なるドタバタ劇ではない隠れた側面がお判りいたでけるかと思います。でも、こういう事って役者さんあっての事で、ある意味、唐さんの唱えた特権的肉体論に通じるのかもしれません・・・

男・オブ・スティール

男・オブ・スティール

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2014/12/09 (火) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム初日、観てきました
今夜は、Bチーム初日でした!昨夜&今夜観て、ミラーボーイの加藤さんが、とっても印象に残っております!舞台観に行って、今まで知らない役者さんとお会いできるのは私の小屋通いの喜びのひとつです。 それはエレーガの秋山さんも同じです!! 後両所とは是非、お話しをしてみたいのでございます。それから熱演だった6・・の南さんの汗は(たぶん)女性ファンを魅了!! そして和興さんは、ブロマイドサイズも含め別格!その全身活用の独自演技はコメディでありながらも人生の悲哀を十分に醸し出しておられました。でも本日は各席最前列への干渉がいつもより少なかったような気もいたしますが・・・??? 
で、今夜の私の席が下手壁際だったことで伊藤さんのクライマックスシーンの表情演技を堪能できました! 昨夜は上手壁際席だったのですけど、着座位置毎に見えるものが、かなり違いますね~

新宿☆アタッカーズ

新宿☆アタッカーズ

UDA☆MAP

シアターKASSAI(東京都)

2014/09/24 (水) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです~
とにかく観ていて楽しいお芝居
あまり個々の登場人物を掘り下げるって感じゃなくて、登場人物全員の力でお芝居が進んでいきます。

とはいえアタッカーズの3名が主役なのは確かで、この3姉妹の配役が実にうまくできてます。司令塔であるお姉さん役の宇田川さん、いかにも末っこの麻生さん、その二人の真ん中で行動的実行犯(?)役の高橋さん。みなさんとっても適役です~。講演が終わったあとのトークショーでもそんな感じでした。
2時間超の長尺ですが、3つ話で構成されていて全く退屈させません。私的には第1話が面白かったかな・・

少ない男性人でしたが、お役人のお二人も面白かったっです。

>高橋さん、まさか実生活では寝そべってあんなことしてませんよね?
  (観たひと内輪ウケネタでスイマセン)

男・オブ・スティール

男・オブ・スティール

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2014/12/09 (火) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ヒーローの敵は?
今回の上演の嬉しい点のひとつは、登場人物毎に、ちゃんとした役者さんを揃えている事があります。・・小さな劇場だとマレに、そうじゃないのもあって・・・それはともかく話を戻します~この作品ではヒーローものに付物の敵役も無人格な完全無欠の悪人ではなく、人間味溢れる人々(?)として登場いたします。それを書きたいのですが、さすがに完全にネタに触らずに書くことは不可能ですので、ネタバレBOXに入れます。でも、ストーリー展開そのものには言及しておりません。

ネタバレBOX

この作品はヒーロー物仕立てで、当然、対峙する悪の組織が存在する事になります。
その支部長(?)を演じてらっやる宮川さんの演技は徹底していて最高!
声の作り方も、悪の組織スタイルで登場するときに常に保っている上から目線的&悪組織
のボス的ポーズもお見事です! どっちも体にかなり負担かかっているかと思いますが、これからの4回も、リッパな悪の組織代表を演じてください。

そして彼女の部下を演じている加藤学さんは、素晴しいアクションは勿論ですが、とっても魅力のある悪の人物像を作り上げてらっしゃいます。敵役メンバー全員が人間性のある悪人集団という設定にはなっていますが、それにしても全頭ヘルメット(?)から覗く加藤さんの表情にはフシギな魅力を感じます。もっとも初回で鏡真吾になって出てきた時には変身が見事すぎて同じ役者さんと判るまでに少々時間かかりましたが...それから今日の舞台終了時の御本人挨拶で「自分は年齢が・・・」というのを聞いて、劇中の謎のツッコミセリフ「ボーイ?」ってのの意味がやっと判ったのも面白かったです!
Hello Wedding

Hello Wedding

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

小説世界で大活躍の有坂亜里紗(大島愛役)
フライヤーの説明にある通り、このお芝居は現実世界と主人公ミカが書く小説世界との2元構成になっています。
現実世界のほうは主演女優が展開役を務めますが、一方の小説世界はハチャメチャな展開もある非現実ワールドになっていて多数の人間が話しを進める仕組みになっています。

その小説世界で今回好演していたのが有坂亜里紗(東京都職員大島愛役)さん。ストーリ展開をひっぱる役では無いのですが大活躍でした。
彼女は元気に動き回る以外にも、この作品の主題である結婚とは?・・という命題に、かなり踏み込んだ演技を見せてくれて、この作品の主題そのものの成立を、主役ではない立場からかなり助けていたように思います。今回ガチガチのキャラ設定がされていない唯一の役でもあり、(たぶん脚本には無い)細かいところも抜け目なく自主演技していたし、目の動かし方や声の表現も、とても魅力的でした。彼女の声は知性感のある、舞台で良く響くチャーミングボイスで声色の使い分けも楽しめました。

御本人によると舞台は今回が初めてとのことで、私も存じあげていなかったのですが、舞台での演技としてとても面白い演技でした。今後も色んな作品で活躍して欲しいです。またお目にかかりたいです!

Hello Wedding

Hello Wedding

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

皆さんありがとう!
この1週間、とても楽しい時間を持たせてもらってありがとうございます。
女性陣総ダブルキャストという魅力的な企画を存分に楽しませて頂きました。
計8回、観させていただきました。映画8回見るひとはいないとおもいますが、それが小劇場の魅力ですよね!

そのダブルキャストはセリフこそ同じでしたが、その演出はかなり違っていて、それも今回楽しめた理由のひとつです。異なる演出で印象に残ったところですが、やはり主人公美香のクライマックスシーンでしょうか?縄田さんは作品人物郡に捕まえられたままでセリフを終わりまでしゃべりぬきました。伊藤さんそはその囲みを破って舞台の下側へ移動して、そこから作品人物郡と対峙するという演出でした。そしてその後に続く美香のほぼ独演に近いところもおふたりの演技意図は微妙に違ったものでした。

それ以外にも大島愛と医師(?)とのやりとりの立位置が変わっていたり・・いろんなところが其々のやりかたになっていました。
美香役の縄田さんと伊藤さんは、今回あまり動きのないなかで伝えることを表現しないといけない、かなりの難役だったと思いますが、それぞれの表現を楽しませていただきました。お疲れさまでした。縄田さんは長身で色白の美しいかたで動的表現の大島愛に対して内に込めた思いを表現するような演技をされていました。それから波打さん、ヤクザくずれ(?)の男性姿と最後のシーンの絵に書いたような好青年姿との落差にはビックリでした!1回目に見たときには気づかなかったです~。最後に皆様にもう一度ありがとうを言わせて頂きます。これからも御活躍を!

ある女の、ある物語。

ある女の、ある物語。

ワイアールジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム初日、観てきました
ヒーロー、ヒロインがあるような劇じゃなくて出演者全員がストーリー展開の役割を分担してる感じです。ストーリーも判りやすいもので楽しめました!

以下、ほんのちょっぴりネタバレ的な話(ストーリーバレってよりは演技者バレ?)をネタバレBOXに入れときます。

ネタバレBOX

今回は、日里麻美さんから上演の御連絡頂いて参上いたしました。

私が日里さんのお芝居を見るのは、今回で3作品4回目です。
前回のお芝居での役回りが、ある程度j決まった演技が求められるスーツ姿の冷静な女性官僚だったのに対し、今回はキャバ嬢ってことで、演技を自分で作れたこともあったでしょうし、今回やっと彼女の女優さんらしい演技を観ている側も楽しめました。初日の緊張感と舞台に慣れてきた余裕が上手くミックスされた良い演技だったと思います。終盤の壁際に、ただ立って舞台中央を見てるだけという設定のあるシーンでも、ちゃんと表情を出し続けていたのもプロの女優さんとしてgoodでした!
今回のショートにした髪とハイヒール履いてのドレス姿は、そってもセクシーで、まるでボンドガールみたいでとっても魅力的で、かなり舞台栄えする容姿でした。いやあ、ミテクレって舞台では大事ですね~その辺の才能は十分にお持ちのようですから、次回は是非ヒロイン的な役で観たいです!!是非ゲットしてきてください・・お待ちしてます。

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