死なない一生
劇団きらら
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
こういう芝居があるから演劇好きだ
特定のものを使って違うものを連想させる「見立て」を使った演出が好きだ。
落語の扇子などを使った見立てはテレビでも成り立ちそうだけど、
舞台全面を使った見立てはテレビじゃ成り立ちにくいだろうなぁ。
ライブで観て得した気分になれる演劇が好き。
有限サーフライダー
飛ぶ劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
痛々しいシュミレーション
鬱屈したものを抱えた登場人物が心身ともにくんずほぐれつする様を見ながら、あぁこの状況じゃこうなるかもなぁという痛々しいシミュレーションを味わった。
筋だけを人に話そうと思うと、ちょっと違う感じで伝わってしまうくらいあり得ないような展開なのですが、そりゃないぜと思わせない筋運びは感嘆に値しますねー。
イザナギとイザナミ 古事記一幕
劇団千年王國
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/01/12 (土) ~ 2008/01/13 (日)公演終了
ヘルメット・オン・ザ・ビーチ
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
よくわからないたとえをしてみた
幸田さんのお芝居のみどころは、登場人物の心の叫びだと思う。これまで見てきた幸田作品では、複数の登場人物がそれぞれの立場からの叫びが絡み合ってひとつのハーモニーを作っていたように思える。叫びがハーモニーって変ですが、実際調和していて、室内楽のような穏やかさもあった。
今回は思い切って、ほとんど一人の人物を中心に作品を作っていて、ほかの人物の心の叫びは控えめにしている。(室内楽に対して、協奏曲になるのかな??)
なので、ここに感情移入できるかどうかが結構決め手になる芝居だと思う。
男性は感情移入しやすいようです。私は、リハーサルから何度も見ているので、他のキャラクターにも感情移入しつつありますが。
蒲団-futon-
のこされ劇場≡
西鉄ホール(福岡県)
2007/05/05 (土) ~ 2007/05/05 (土)公演終了
満足度★★★★
ヨーロッパの香り
レンタルビデオショップに並ぶとすれば
「ミニシアター系」
ですかね。
ヨーロッパの香りがするきれいな舞台です。
ヨーロッパの映画らしく、その下にはどろどろしたものが渦巻いています。
男として共感できる部分もあり(具体的な箇所は伏せます)、やるせない気持ちにもなります。
観劇初心者はどうでしょうか。ちょっと判断つきかねますが、ミニシアター系と思ってみていただければ。
ピンスポ!
劇団風三等星
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/08/01 (金) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
夏の暑い日に爽やかに楽しい
劇団が普段行き来する場所を舞台にしているからか、活き活きと楽しい舞台でした。汗をぶりぶりにかいているのが間近に見れる席(前から2番目)だったのでなんかお得感がありましたねー。
若者の生態
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/07/09 (月) ~ 2007/07/13 (金)公演終了
満足度★★★★
身につまされる
自分や自分の周りの人たちがあまり声に出さない暗い部分を見るようで、身につまされる思いがした。
現代の若者の状況を単純に社会のせいとかにしないで、それをどっかりと受け止めた上でどうにか出口を見出そうとする登場人物を描く作家の真摯な態度がよいと思います。
もういいだろという感じですが、レンタルショップビデオ店では「ドラマ」に並ぶでしょう。「青春ドラマ」かな。
愛のテール
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★★★
恋愛マンネリしている人に見てほしい
ニットキャップシアター『愛のテール』、福岡初日を観てきました!
現実逃避の女の子の妄想を通じて、「愛とは何か」を探る作品。
こうやって一行書くだけでも、何かぶっ飛んでるなぁと思います。実際突拍子もない展開なのですが、テーマの「愛とは何か」というところできちんと向き合ってぶつかっていっているところが魅力ですねぇ。
まつさをな
演劇集団キャラメルボックス
ももちパレス(福岡県)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/12 (土)公演終了
満足度★★★★
幅広く受け入れてくれる舞台
レンタルビデオショップで並ぶとすれば、
「ドラマ(青春)」
ですね。
恋や友情のさわやかな仮面を被りながら、
幕末の容赦ないハングリー精神なども描かれて、見ごたえがあります。
観劇初心者にもオススメできる。
お彼岸の魚
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
physical integration ~身体とメディアの融合~
北中
多次元ホール(九州大学大橋キャンパス内)(福岡県)
2007/07/06 (金) ~ 2007/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
リアルタイムメディア
レンタルビデオショップで棚に並ぶとすれば「サイエンス」です。
そんな細かく分けているビデオショップあるのかという突っ込みがあれば、あるんじゃないかなぁと答えます。
この投稿タイトルのものが意味するところは良くわかっていなかったですが、人がタッチしなくてもピンスポットが役者を追うみたいなものを想像していたような、してなかったような。
残念ながら最先端の技術に感嘆というのはありませんでしたが、こういう機材を劇中入れたら効果的だろうなぁと妄想させるだけの立派な機材でした。
カンディード ー或いは、楽天主義説ー
空間再生事業 劇団GIGA
西鉄ホール(福岡県)
2007/05/03 (木) ~ 2007/05/03 (木)公演終了
満足度★★★
ある爽快感を感じる
レンタルビデオショップで並ぶとすれば、
「ミニシアター系」
かな。違うかな。
やりたいことを突き抜けてやってくれているという爽快感がありますね。
観劇初心者にはちょっと厳しいかもしれないです。
「OTO~デシベルジャングルにグラマー美人~」
劇団きらら
西鉄ホール(福岡県)
2007/05/07 (月) ~ 2007/05/07 (月)公演終了
満足度★★★
ファンタジーの良い部分が生かされています
レンタルビデオショップで並ぶとすれば
「ファンタジー」
の場所になりますでしょうか。
現代社会の問題を受け入れやすい形で提供してくれる、ファンタジーの良い部分が凝縮された舞台ですね。
観劇初心者でも楽しめるでしょうね。
『prayer/s』※ワーク・イン・プログレス公演
RAWWORKS
SRギャラリー(福岡県)
2011/05/16 (月) ~ 2011/05/17 (火)公演終了
照明、音響、衣装までもそぎ落としていく美意識が好きだなぁ
役者の表情まで見えないくらいの蝋燭明かりのみ
音響効果らしいものは、薄ーくシャンソンとか古めかしいBGMがずっと同じボリュームで流れいてるのと、鈴の音くらいかな?
あと、衣装も最小限。
ちょっと半ば生きるのを諦めたような、それでいてぎらぎらしているような動物的なヒトが何人もうごめいている。
そんな中、周囲の飲み屋から食器の当たる音や笑い声が響く。演出的にどこまでOKだったのかはちょっとわからないですが、その環境音も含めて、人の営みが対比できておもしろかったです。
私としては、この会場は得した感じがありました。
笑って!タナトスくん』(東京・福岡共に全ステージ終了!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!)
生前葬
ぽんプラザホール(福岡県)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
SMAPが好きな人の気持ちが少しだけわかった
「船頭多すぎて船、天を翔ける。 『当然、主役は自分だよね?』 集団に一人は欲しいが、二人はいらない、 そんな自己主張の強すぎる役者が四人も集まった!! 」の触れ込みはその通りで、こういう楽しみ方ができた。
それぞれの個性がいきいきしていて、
なんというか、SMAPが好きな人の気持ちが少しだけわかった。
蛙先生
飛ぶ劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい
アマヤドリ
STスポット(神奈川県)
2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了
緊張と緩和の芸術
軽い乗りでほいほいいくシーンと、
まばたきを忘れそうな緊迫シーン、
身体的にも感情的にも緩急のメリハリが心地よく、
あっという間の105分でした。
演劇見慣れてない人にもお勧め!
うれしい悲鳴
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
乱れない乱舞がきれい
20人くらいの人たちが常にあっちこっち動いているんだけど、
すごく美しかった。
演出のセンスと根気がないとやれないと思います。
吉祥寺シアターはじめてでしたけど、いいですね。
No Enemy, No Life?
village80%
西鉄ホール(福岡県)
2012/04/29 (日) ~ 2012/04/29 (日)公演終了
ここまで来たら、とことん息苦しくなってみたい
登場人物それぞれの世界の狭さが強調されていて、
息苦しさを覚えました。
演出は内容に対して開放的な作りになってて、
見やすい感じでした。
とことん息苦しさを味わってもいいと思いましたが、
照明とかきれいでした。
貧困と愛と世界の平和について
village80%
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/02/10 (金) ~ 2012/02/11 (土)公演終了