じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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たまたま、素敵。

たまたま、素敵。

“STRAYDOG”

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/23 (火) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

通算3度目
大好きな作品で、00年10月の初演、02年8月の再演と過去2回観ているのにもかかわらず、終盤の遺書が見つかるシーン以降の怒濤の優しさ攻撃にはやはり泣ける

Aくんメモ&帝の音、夜に華やぐ怒り・・・

Aくんメモ&帝の音、夜に華やぐ怒り・・・

グワィニャオン

新宿シアターモリエール(東京都)

2007/03/27 (火) ~ 2007/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初演と変わらぬ面白さ
どちらも初演時に気に入って2回も観てしまった作品だけに一抹の不安もあったが、いざ観てみたらさすがに西村マジック、加筆・改訂されていても初演と変わらぬ面白さ(&バージョンアップ)に大満足。

また、今回の再演では、初演時のメンバーがあまり出ていず、観ながら初演のメンバーを思い浮かべたりしつつも、これはこれでちゃんと成立しており、甲乙つけ難し。

Dear・・・私様

Dear・・・私様

グワィニャオン

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2006/04/27 (木) ~ 2006/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑い・アクション・感動!
妻の出奔をキッカケに記憶障害となった主人公の「私をたどる物語」。笑いにアクションを交えた前半から涙ナミダの終盤という構成が巧み。ただし泣かせの最初の部分は反則気味?(笑)

5/5 (gobun no go)

5/5 (gobun no go)

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

中野スタジオあくとれ(東京都)

2007/02/24 (土) ~ 2007/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

構造が秀逸
単なる5編オムニバスではなく、それらをつなぐエピソードがあり、5編目がそのエピソードにつながるという構造が巧い。また、笑いあり、ハートウォーミングありという各話の構成も良い

燃えよ映画魂!/燃えてヒーローショー!

燃えよ映画魂!/燃えてヒーローショー!

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2007/02/07 (水) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

バカウケ!
共通の主人公を持つ連作ながら、アクション編コメディ仕立てとコメディ編アクション仕立てという対比が巧く、また映画やドラマのパロディ満載で大いに笑う

はなと5つの願い

はなと5つの願い

劇団やったるDAY!

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2007/03/28 (水) ~ 2007/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

主人公と周囲の人々を丁寧に描いて
突然の弟の出現に戸惑いながらも次第に打ち解けてゆく主人公と、それを温かく見守る周囲の人々を丁寧に描いているのがジワジワ効いていて、クライマックスでは積もり積もった涙で堤防決壊、みたいな。

ネタバレBOX

次の施設が決まったことを知り、しかし一緒にいたい、と言いたくて言い出せない少年のもどかしさの表現に始まり、弟を迎えに行かせようとする周囲の人々、そして迎えにいった施設でのキャッチボールと、三段(さらにプラスアルファまである)構えになっているのはズルいかも?(笑)
うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

3日目ソワレ
プラスチックモデルで喩えれば、初日ソワレはまだバリやランナーとの繋がり部分が残っていたのにこの日は水ペーパーで仕上げたように滑らかで、しかしランタイムは5分ほど増の130分。(ダブルコール含む)
楽はやはりシアターガイド通り150分か?(笑)

ネタバレBOX

アフタートークでの「ミミちゃんを2-6名で演ずるのは人の多面性を表現するため?」という質問に対する広田主宰の「それに加えて役の数よりも出演者の数が多かったため」との回答に、倉多江美「一万十秒物語」中の「スーパー民主主義」を想起…ってマニアック過ぎ?
again~アゲイン

again~アゲイン

TEAM JAPAN SPEC.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2007/03/07 (水) ~ 2007/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京裁判、再び?
事前情報から政治色が濃いかと思いきや、戦勝国主導の軍事裁判の是非に関する台詞などあるものの、裁判ものとしての面白さがメインとなり、スピーディーな演出と相俟って2時間半もの長さを感じさせず、なおかつ見応え十分

沼田宏の場合。

沼田宏の場合。

モノヅクリズム ソラトビヨリ。

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/02/07 (水) ~ 2007/02/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

霊界版『12人の…』
真相を究明する論争劇のスリルあり、笑える場面あり、さらに感動までありでしかもそれらのブレンド具合が絶妙!

出演者も大半はまだ若いのに、個性ある登場人物たちをきっちりキャラを立てて演じており、非常に見事。

早くも次回公演が待ち遠しい。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

鈴置洋孝プロデュース

シアターサンモール(東京都)

2007/02/06 (火) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱりイイわぁ
他劇団での上演も含めて通算9回目になるのでヘーキかと油断していたら、逆に先の場面がわかっているために泣けたり、ごく普通の台詞に泣けたりする。やっぱりイイわぁ

のみこむ。

のみこむ。

モンキーworks

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足度高し
物語がミステリーとして上出来なばかりでなく、小屋の特質を活かした照明、リアルでタイミングもピタリと合った音響、ナマの演技を補うカタチでさり気なくインサートされる映像など、演出面でも見どころが多く満足度高し

サクラソウ

サクラソウ

SPIRAL MOON

ザムザ阿佐谷(東京都)

2006/12/06 (水) ~ 2006/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもながらお見事
登場人物それぞれの“かかえているもの”や互いに対する優しさがじんわりと心に沁みてくるのが心地良い。また、いつもながらこの小屋の独特な内装を活かした舞台美術もステキ
笑える部分が多かったのはちょっと意外かも?

TOMMY

TOMMY

キョードー東京

日生劇場(東京都)

2007/03/12 (月) ~ 2007/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

思い入れのある身にとってこれは嬉しい
ザ・フーのオリジナル・アルバムを多感な(笑)17歳の初夏に聴き込み、その夏にステージで8曲ほど歌い、当然ケン・ラッセル監督による原色使いまくりの毒々しい映画版(75年)も観ているし、その前の豪華キャストによるロック・オペラ版アルバムまで聴いているという思い入れのある身にとってこれは嬉しい。

おそらく20年以上聴いていないし観ていないのに、曲のごく一部、アタマの部分を聴いただけで記憶の底から歌詞だのオリジナル版の音だの、映画版でのティナ・ターナーやエルトン・ジョン、エリック・クラプトンなどの姿が瞬間解凍されたかのように鮮やかに蘇ってくるという。

そんな状態なので「ストーリーが分かりにくい」的な不満は個人的には全くなく、むしろ映画版よりも原典に忠実(だと感じた)なこともあって、非常に満足。
ただ、客観的な立場で言うならば、特に後半の展開が急で分かりにくいかも。それは、もともと見せるためのストーリーではないところに起因しているのでしょうが。

カバディ

カバディ

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2007/03/28 (水) ~ 2007/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

カバディの試合シーンが圧巻
終盤のカバディの試合シーンが圧巻。冒頭で基本的なルールの説明があるので初めて観てもわかるのはもちろん、レイダー(攻撃)・アンティ(防御)それぞれが様々な実戦テクニックを使っているところまでちゃんと見てとれるという…

なんでも正式の選手から手ほどきを受け、しかも劇団内のチームで大会にも参加したということなので、その本格ぶりは推して知るべし。

しかも、張り出しステージをうまく使って、コートを俯瞰しているように見せているのがナイスアイデア。

ネタバレBOX

また、その劇中の試合結果も安易なものではなく、むしろ大敗なのだけれど、敗者にも優しいまなざしを向けているところがいかにも武末戯曲。(かつての『KOBUSHI』でもそうだったしね)

このさわやかさにホロリとしつつもなんとか耐えていたら、その後に場がもう一つあり、ここはもう卑怯。(笑)
途中にあった「あぁ、そこはやっぱりそうしちゃうのね、現実は甘くないということなのね」と思わせる場面からつながっていて、涙、ナミダ…

考えてみると、これも武末作品ではお得意のパターンといえるのだけれど、その前の試合シーンに心奪われていて、そんな展開を予測する余裕などなかったわさ。
真夜中のフォークロア

真夜中のフォークロア

UNITレンカノ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

総じてオッケー
意外にもシェイクスピアの『真夏の夜の夢』を下敷きにしたコメディ。芝居のウソ」にしてもちょっとキビしい部分が1つ2つあるものの、総じてオッケー。本編も非常に楽しいが、エピローグがまた「画竜点睛を打つ」感じで見事。さらに帰宅後に原典について調べたら、登場人物の名前にも引用があり、そこにも感心

竹蔵さんのおくりもの【多くのお客様にご観劇頂きました。ご来場誠にありがとうございました!】

竹蔵さんのおくりもの【多くのお客様にご観劇頂きました。ご来場誠にありがとうございました!】

劇団ぺブル(ペブル・グラベル)

ワーサルシアター(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

いわば「小劇場界の良心」?
基本に忠実、オーソドックスな人情系の物語、安定感があって安心して観ていられることに好感。
昔観ていた「落ち着きのあるオトナが書いた芝居」ってこんな感じだったよね、な懐かしさアリ。
主要人物はもちろん、1シーンだけの人物にいたるまで丁寧に描かれているのもイイ。脚本・演出・演技の三位一体と言えるであろう。
また、一番の泣かせどころであるクライマックスの後の暗転を長くする心遣いがニクいばかりでなく、最後に余韻にひたるための長い暗転があったり(チャイコフスキーの「悲愴」の終わり方を連想)場転の暗転時に先に台詞を聞かせるとか、暗転の使い方も巧い。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇空間としての「居心地」の良さ
とにかく劇空間の「居心地」の良いことと言ったら! 客席にいて舞台上で起こることを観ているだけでシアワセな気分になれる、的な。
なので敢えてどこがどう良かったとか理屈での分析はせず、その旨のみにとどめる。
抽象的な表現になるが、「口当たりが非常に良い酒」のようかも?
何の抵抗もなく、すいすい受け入れることができて、いつの間にかすっかり酔っている、的な?
しかもそれでいて悪酔いはしない、みたいな。(笑)

ギャラクティカ・めんどくさい。

ギャラクティカ・めんどくさい。

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

おバカ、スペースオペラ、哲学の三位一体
本格SF的な設定と「面白い・めんどくさい」の対立というバカバカしさのギャップ(しかし見事に整合している)でツカミはオッケー。
中盤以降はスペースオペラのお約束的展開に哲学的テーマも盛り込んだ感動大作。
3連休の締めに是非!
ちなみにこれから2回目を観に行くです。半券割で1500円だし。

ハートのレシピ♪

ハートのレシピ♪

円盤ライダー

アイディアヒューマンサポートサービス東京渋谷駅前校(東京都)

2008/08/27 (水) ~ 2008/09/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

観客準参加型
現実のセミナールームがそのまま劇中のセミナールームであるばかりでなく、観客も受講者役を演ずる(?)という観客準参加型。客電が落ちることもなくひたすら明るい中で芝居は進行し、出演者も大半が受講者役なので、観客のすぐトナリの席に座ったり、観客の間近で演技したりするのは画期的

上演する劇場をそのまま劇中の劇場として使い、観客も劇中の観客に見立てられる芝居はいくつかあった(双数姉妹の『オキュパイ』(03年、THEATER/TOPS)とか FUTURE THEATER MOVE の『劇場ジャック』(05年、アイピット目白)とか)が、それをさらに進化させたってところか?

龍宮物語~Ryu-Kyu Story~

龍宮物語~Ryu-Kyu Story~

劇団BOOGIE★WOOGIE

麻布DIE PRATZE(ディ・プラッツ)(東京都)

2007/04/17 (火) ~ 2007/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇団として大きく進歩
従来の作品(の大半)と同様のコメディ調で始まりながらも、やがて環境破壊問題なども取り込んで物語が大きくうねり出し、壮大なテーマにたどり着いて締めくくるという構成に「成長したなぁ」と感動。

ラストでは劇団としての大きな進歩・飛翔を感じ、その直前にあった「龍宮号」が飛び立つシーンに重なって見えてホロリ…。

ネタバレBOX

所謂「悪役」である急進派も、私利私欲のために行動しているのではなく人間の環境破壊に対する反発であり、しかも自らも犠牲になることを知ってやっている、という設定なのが巧い。

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