まさきの観てきた!クチコミ一覧

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サロメvsヨカナーン【CoRichグランプリ受賞後第一作!】

サロメvsヨカナーン【CoRichグランプリ受賞後第一作!】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

オリジナルストーリーとして観れば・・・
FUKAIPRODUCE羽衣「サロメvsヨカナーン」を観る。
初めは「サロメ」からの引用も上手く使っていて、そう来たか!と思ったものの、後半は翻案ですらない?肩透かし感。昨年の宮本亜門版みたいに、斬新な解釈のサロメ像が観たかったなぁ。
言葉遊びもあっさり。先日の「100万回生きたねこ」は好きだったけど。

オリジナルストーリーとして観れば、7組のカップルと一人たち。ややステレオタイプな感じもすれけど、役者陣がそつない感じであまり気にならず。バカバカしく真面目に歌って踊るのに安定感があり。
バトンから吊るされたチュッパチャプスの群れ。デジャヴ。先週末は、解いたロープがぶら下がってなかったか? この劇場は、何か吊るしたくなるのかしらん。(笑)

有名な、「あなたの唇に/ あなたの髪に/ あなたの肌に 口づけさせて」のシーンが無かったなぁ、と思っていたが。あ! まさか、黒いドレスのサロメのシーン!? オスカー・ワイルドが怒るんじゃないか(笑)。

笑って!タナトスくん』(東京・福岡共に全ステージ終了!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!)

笑って!タナトスくん』(東京・福岡共に全ステージ終了!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!)

生前葬

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/01/12 (土) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★

ゲスト・二階堂瞳子が持ってった
生前葬「笑って! タナトスくん」を観る。
「犬と串」×「万能グローブガラパゴスダイナモス」にゲスト・二階堂瞳子。
役者としてのトーコさんは初めて観たが、魅せ方を知っているというか、どのポーズでも絵になるのはすごい。あと、表情がくるくるデジタルに変わるのはさすが。男性陣は勢いはあるが表情の変化が乏しいような。
食べ物使うのは賛否あると思うが、せっかくなら生ワサビをすりおろすところからあればなぁ、と。
選曲は王道で入りやすい。なぜかベートーベンの「月光」だけ生ピアノってところがツボでした。

『駈込ミ訴ヘ』『トカトントンと』

『駈込ミ訴ヘ』『トカトントンと』

地点

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★

「声の演劇」で何がしたいのか
地点「駈込ミ訴ヘ」を観る。
勾配を付けた舞台や、照明と陰の演出は綺麗だった。
が、おかしな音節で言葉を区切り、イントネーションを変えて、言霊を殺して日本語としての伝達を放棄している。その分、音のリズムを楽しむでもなく、身体が魅力的というわけでもなく。1シーンならともかく、全編通してこれでは拷問のようだった。終盤、歌手がアリア風に歌うのがせめてもの救いだが、これにも役者のおかしな発語の台詞が被り、がっかり。
「声の演劇」で何がしたいのか、解らなかった。ましてや太宰やユダとか。
チラシのデザインが素晴らしく期待していたが、残念感満載。

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

ワワフラミンゴ

神楽坂フラスコ(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

川上弘美的なちょっとズレた世界の4コマ漫画
ワワフラミンゴ「馬のリンゴ」を観る。
いったい何でしょう、これは。不思議な世界観。
珍しいキノコ舞踊団みたいなダンスがあり、シュールな会話があり、吸血鬼も出て。強いて言えば、川上弘美的なちょっとズレた世界を、4コマ漫画でずーっと観ている感じ。このまま2、3時間、ぼーっと観ていてもいいかも。
会場の神楽坂フラスコさん、柔らかい生成りの色調で、世界観にマッチ。


聖ミカエラ学園漂流記

聖ミカエラ学園漂流記

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★

高校生のときに観たかった作品
月蝕歌劇団「聖ミカエラ学園漂流記」を観る。
高校生のときに観たかった作品。今観ると、こんな感じかぁ。。。
メインの数名は役柄と役者が上手くはまっている感じ。
落合美香が一番「演劇少女」っぽい演技。長ゼリフがキレイに決まる。客入れの案内から、物販宣伝、客出しアンケート回収と、舞台の上でも下でも大活躍。
主演の森永理科、身体がついていかない感じで、声優と聞いてなんとなく納得。
予想以上にスモークを多用している感じ。ごまかしかなぁ。

団鬼六・悦楽王

団鬼六・悦楽王

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★

破天荒な男の一生
SMの団鬼六の話というより、破天荒な男の一生、という感じ。
佐倉萌がいい感じのおっちゃん感で、物語からご本人もこんな感じだったのかな、と。黒岩夫人ともども好感が持てる。
映画や小説のキャラクターと交錯したり、少年時代や青年時代の自分と出会ったり、異次元感はいかにも月蝕。
メインキャストは良かったが、周りはあまり役に入りきれていなかった感じ。というか、稽古の不十分感は否めない。
緊縛師の一華は、観られていないと思っているのか、事務的に縛り上げた後、ふーっと一息ついたり。(苦笑)あくまでも技術者で、緊縛師「役」ではないのかもしれない。

月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ひょっとこに戻った感じ
アマヤドリ「月の剥がれる」を観る。
アマヤドリになってからは、小品で独自のスタイルを模索していた感じだったが、今回の座・高円寺の大舞台では、むしろひょっとこファイナルの「うれしい悲鳴」に似たテイストに戻った感じ。
音楽の世界観と、スイミーみたいな群舞。これ好きだなぁ。
精霊のように佇み風を纏って駆け回る田中美甫は、萩尾望都のキャラクターみたいで力強く美しい。

アマヤドリ風味が抑えられてしまったのかな。
いや、好きなテイストだからいいけど。

小型

小型

3.14ch

d-倉庫(東京都)

2013/02/20 (水) ~ 2013/02/24 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し詰めると良かったかも
ひょんなことから3.14ch「小型」を観る。
アイディアは面白いが、ストーリーは今ひとつ構成が曖昧か。なんとなく、な設定が多い感じ。もう少し詰めると良かったかも。
主役の内田龍はちょっとシャープな柳沢慎吾に見えてしまう。妻役の前彩子の話し方が竹内まりやっぽく素敵。豹変して高笑いする声もステキ(笑)。
衣装・メイクがファンタジー系でぱみゅぱみゅっぽい。ちょっと、パパ・タラフマラの異界感にも似てるかも。
舞台美術は正統な演劇の感じで良い。巨大PC最高! しかし、プロジェクションは流行りなのかなぁ。。。

『静かな一日』

『静かな一日』

ミクニヤナイハラプロジェクト

吉祥寺シアター(東京都)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★

ヤナイハラ節は、やっぱりニブロールと同じ。
ミクニヤナイハラプロジェクト「静かな一日」を観る。
かわいらしいインスタレーションの周りを、叫ぶように会話しながら走り回る。こんなに走り回る演劇を観るのは、夢の遊眠社以来かも(笑)。
演出なのか、役者のテンションがわざとらしい演劇チックで、一本調子で最後まで。あまり山もなく淡々と進む感じ。ダンスの振りのように、ただタイミング良く言葉を発しているだけで、意味内容が空虚に見えた。
映像は、リアルだったり録画だったり?エフェクトをかけたり。同じインスタレーション、映像で、ダンスすればニブロールだよなぁ、と思ったり。
この言葉の奔流と走り回る役者のエネルギーに相対しうるダンサーの身体の強度を思った。いや、役者さんが弱いというのではなく、役割が違うので、ベクトルが違う。

漂着種子

漂着種子

猫の会

小劇場 楽園(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★

モノクロ映画のような。
猫の会「漂着種子1984」を観る。
30年前の八丈島のお話。方言は正しいのかもしれないけど、いまひとつ八丈島っぽくならず、漠然と何処かの離島という感じ。ちよっと今村昌平監督の「神々の深き欲望」を思い出したり。
丁寧に作ってあって、じんわり染みます。全体的に抑えた演出。佐藤達くんの飄々としたオッサン感がいいアクセント。
猫をどこで使うのかな、と思っていたら、そうきたか。映画だったら、クレジットの背景で、浜木綿の中を元気に駈ける猫の親子が映るのかな。

IN HER TWENTIES 2013

IN HER TWENTIES 2013

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2013/02/06 (水) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

振り返る優しい眼差し
TOKYO PLAYERS COLLECTION 『IN HER TWENTIES 2013』を王子小劇場で観る。
台本がよく練れているな、と思う。会話の妙。10人の女優が、一人の女の20〜29歳を演じるのだが、ビリー・ミリガンよろしく、それぞれのキャラが立っているのがよい。
「演劇的」な構成、シンプルな舞台セットと照明、正当な感じの音楽。若干お約束感はあるもの、正面から受けていて、綺麗に洗練されて、役者が活きてくる。ポストドラマ的とか、変にひねていない、真っ当な作品。
自分の20代を振り返ったり、デジャヴを味わったり、忘れていたものを思い出す、そんな80分。
全ての20代に、また、かつて20代だった大人に、心からの友情をこめて、お薦めします。

NO WORDS, NO TIME ~空に落ちた涙~

NO WORDS, NO TIME ~空に落ちた涙~

Quaras

東京グローブ座(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/02/25 (月)公演終了

満足度★★★★

ダンサーの存在感。
「NO WORDS, NO TIME」を観る。
初ジャニーズ(笑)。黒田育世さんが振付&出演なので、これは観ねば、と。
ダンスに目が行ってしまって、主演の東山紀之は狂言回しっぽい。黒田さん&ダンサーが食った感じ。ダンスシーンは、黒田ボキャブラリーをベースにソリッドに作った感じ。
シンプルな美術は、ダンスでよくやる見たてや、映像が映える感じで良かった。無言だからか、映像の使い方か、プロジェクションマッピングを思わせるシーンもあり。黒田さん、振付だけでなく、演出にもけっこう入っていたのかな。
しかし、無言劇でマイムとダンスだったからか、主演の東山紀之、田口淳之介、花總まりの影が薄い。下手ではないしポーズは綺麗だが、動きが弱い。線が細い。群舞のダンサーの方が、存在感があった。そして、ジャニーズファンに「赤い服(黒田さん)の強烈なダンスに目が行っちゃったよ」と言わしめるあたり、さすがです。
アンコールで、田口くんが持ちネタ?を言ったら、それまで神妙な雰囲気のファンの娘たちが破顔一笑。ああ、こっちがジャニーズの世界で、今回の作品はアウェイだったみたい。本人もファンも。

パンフレットにも書いてあったが、ジャニーズものというより、コンテンポラリーダンスとして観る方がよい。

100万回生きたねこ

100万回生きたねこ

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/01/08 (火) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

森山未來くんが踊る踊る!
「100万回生きたねこ」を観る。
原作をモチーフに、インバル&アブシャロムチームが作った、もう一つの物語。シンプルで素直にほっこりする。
ミュージカルというより、ダンス作品のイメージが強い。ダンサー陣はもとより、主演の森山未來くんが踊る踊る。むしろダンス作品として、踊りまくっても良かったかも。
もちろん俳優陣も安定していて、歌も良い。
インバル&アブシャロムの世界観が、いい意味で2次創作になっている。舞台ギミックも無理なく、コスチュームと共に彼ららしい感じ。
脚本がリズム感のある楽しい言葉遊びで誰だろうと思ったら、戌井昭人、中屋敷法仁、糸井幸之介の共作と。なんとも贅沢な。
音楽も切なくミュゼの感じがいい。

年初めから、素敵な舞台でした。

パパ・タラフマラの白雪姫

パパ・タラフマラの白雪姫

パパ・タラフマラ

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

打ち上げ花火の切なさ
「パパ・タラフマラの白雪姫」を観る。
初演よりナチュラルなトーンになった印象。そして、これがパパ・タラフマラとしての”大千秋楽”。この作品をオーラスに持ってきたことが、一つのメッセージなのだろう。一時期のケバケバしい祝祭感はなく、軽やかで穏やかなクロージング。打ち上げ花火の切なさ。

うみの音が見える日

うみの音が見える日

スパイラル

スパイラルホール(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/03/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

人の姿をした祈り
スパイラルでPOWER OF ART DANCE SERIES VOL.1「海の音(こえ)が見える日」を観る。
いきなりセーラー服でAKB48の「ヘビーローテーション」で踊りだす黒田育世、おいおい(笑)。
やがて、「古事記」の朗読〜詠唱で舞踏チックな動きになる(笠井叡振付なのでオイリュトミーの語彙か)。もはやダンスではない。シャーマンを思わせる境界な身体。やがて、自ら詠い始める。アマノウズメはこんな風だったのかと思う。
後半は穏やかなダンスっぽくはなるものの強度が下がる。やはり前半の迫力、いや凄みとおかしみ、に圧倒される。アンコールに立つのもギリギリまで、命を削るような踊り。人の姿をした祈り。

go-on ~からだの森をゆく~

go-on ~からだの森をゆく~

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター

京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

新作というより、改作か。
京都芸術劇場で「go-on からだの森をいく」を観る。
伊藤キムさん7年ぶりの新作というので楽しみにしていたが、ある意味想定通りな「on the map」のバリエーションか。あるいは「劇場遊園」? 個人的には「on the map」の再演の方が良かったかも。
今回はダンサーに学生も入っていて、半分文化祭風味。良くも悪くも。今回のダンサーは、元輝く未来の若手もいて、遠田誠、森下真樹、黒田育世、白井剛らの次の世代の広がりに驚く。中でも、梶原未由さんが、いい味出していた。
あと、iPadで撮影していた記録係?広報係?の方の踊るような、っていうか躍るステップが素敵でした。

サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

この解釈もあり。
宮本亜門「サロメ」を観る。
思春期の清純無垢なサロメ? 形容矛盾の感があるが、つまりは子どもなのだ。初恋の人に無下にされたから、カチンときて、首をちょん切っておしまい! っとハートのクイーンになったのだ。一人占めしたかったのだ。なるほど、その解釈もあるかもしれない。
従来の文語調では合わないが、平野啓一郎の現代口語訳、それも10代前半?であればしっくりする。しかし、阿部貞のような狂気ではなく、ヌイグルミを欲しがるようにヨカナーンの首を欲しがる。子どもの無邪気が狂気にまで昇華していないところが微妙。
衣装はヨージデザインではなく、ヨージのコレクションからコーディネートしましたって感じでがっかり。ああ、だから衣装協力なのか。音楽も控えめな演出のため、内橋和久ファンとしては物足りなく。
鏡を使って地下の水牢を見えようにした美術も、キチンと見えるのは前列だけで、中央でも見切れてしまい、後列では鏡の意味なし。むー。ラストの白い世界に赤い血が広がるシーンは、いかにもなダブルミーニングでやれやれといった感じ。
麻美れい、奥田瑛二の二人はもちろんだが、多部未華子が予想以上に良かった。振れ幅の大きいキャラクターを上手く演じた。もっとも、ダンスがぐたぐたの演出で残念。全般的に残念感があったが、多部未華子の演技の可能性が見られたので良しとする。

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

STスポット(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

アマヤドリ、スタート。
(ひょっとこ乱舞改め)アマヤドリ「幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい」を横浜STスポットで観る。
前回の公演「うれしい悲鳴」が大掛かりだったのでそのイメージでいたが、今回はシンプルでコンパクト。3年前の作品の改訂版とのこと。なぜか、FLIPLIP「オモイオモイ」を思い出す。トーンが似ているのかな。
仲良したちの小さな閉じた世界。マレビトと厄災。優しい善良な小市民が立ち上がるとき、不幸が始まる。ひっそりと暮らしたかったのに。ストーリーとしては、陰鬱にもなりかねないところを、軽めの動きと音楽で上手く中和している。やや時代な感じ?もあり。前回に比べると、若干物足りなさはあるかなぁ。

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

王子小劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

カオスの質量
バナナ学園純情乙女組「翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)」を観る。
一応、ロミジュリ、リヤ王、オセロー、夏の夜の夢など、シェイクスピア作品のキャラが溢れ出し、チェーホフ、ゴドー、マリオも参戦って感じのカオス。チップとデールが可愛いかった。
今回は、おはぎライブに、演劇的要素を加えた感じだが、爆音の中のセリフは聞き取りにくく、キチンと聞けたのは、長台詞のカモメのマーシャくらいかな。言葉にすると、熱量や疾走感が伝わりにくい。やはり、おはぎライブの方が動きに集中できるから、濃いイメージになる。
今回も、水、米、ワカメ、ボール、ゴミ、スカート、Tシャツ、チラシなどが、紙吹雪の中でばら撒かれ、繰り広げられる阿鼻叫喚。水だのわかめだのの飛び交う劇場は、さながら「テンペスト」。そこまで仕込んでる?
はっ! 瞳子さんがプロスペロー?!

まだ踊る

まだ踊る

黒沢美香

慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)

2012/06/17 (日) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

まだまだ踊るんですね。
黒沢輝夫・下田栄子・黒沢美香「まだ踊る」を観る。ある意味で石井漠の流れのモダンダンスの歴史。実質的には黒沢・下田門下の同窓会かと。意外に?キビキビ踊る黒沢美香さん、ここではいつまでも娘なんだなぁ、と思う。

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