ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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紅の半纏

紅の半纏

あさの@しょーいち堂

世界館(大阪府)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

何とか観れました・・
ところでなんで誰も感想が無いの?

ちょっと手が空いたら何とか書き足します(汗

とらわれた夏

とらわれた夏

ほりぶん

ムーブ町屋4階ハイビジョンルーム(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

カオス
パワーVSパワー?
・・暑い試合だった・・♨

(艸'∀゚*)lilΣ( @Д@∥;)i|l(゚∀゚三゚∀゚三゚∀゚)。+.。゚p(≧□×。)q)))゚。+。゚。+。(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

(艸'∀゚*)lilΣ( @Д@∥;)i|l(゚∀゚三゚∀゚三゚∀゚)。+.。゚p(≧□×。)q)))゚。+。゚。+。(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/05/08 (水) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

Qの波かな
今度で2~3回目かな?

そんな熱心に観てるってわけじゃないんだけど、
他の人の評価が低かったんで逆に確かめたくなって観てきた(笑

そしたら、面白かった。

ちょっと線が細いかな、とか、予定調和すぎないか、ていう気は若干したりもした。

でも、全体としてはとてもいい。

ちょっと気持ち悪いところはある。

でも、それは自分の中では決してマイナス評価には加えない。

他人だから、分からないところはもちろんあるし、それが当たり前だし、
ただ、自分は心地よさを演劇の評価にすることはない。

アフタートークの劇団員を観ていて、
以前他の係にいた新入社員(今はもう異動した
を思い出した。

その新入社員も主宰に似てちょっと線が細く
仕事が大変だったせいもあってか
心の病院に通っていたとあとで知った。

そこの係長は非常に高圧的な態度で(苦笑
今の自分の上司は非常に理解があるが、
それとは全く正反対で、
そういえば今日も上司と一緒にその人にどやされたことを思い出した(苦笑

こちらは二人で「~~です」
と対応してるのに、
その人はそれに対して机をたたきながら
「お前ら本当に~~だと思うのか?」
「いや、ですからそれはメーカーに確認しております」とこっち(苦笑
少し打合せするだけでも向こうの口調が荒いため、非常に精神的なストレスが溜まる(苦笑
自分はともかく理不尽なことで荒い口調で一方的に話される上司のことを考えるとちょっとひどいんじゃないかと思ったり(苦笑

そういう荒い口調が原因なのかはサッパリわからないが、
精神的に疲れ切った新入社員だけじゃなく
その上司には個人的なクレーマーもついたり、
「どうもトラブルメーカーなのは逆にこちらでは・・?」
と思ったりもしたり(真相は全く分からないが。ただ、一般にクレーマーと呼ばれる人もいろいろあるだろうから一概には言えないが、自分の対応した他の人が「クレーマー」と呼んだ人たちは、みな真摯に向き合えば要望に応じられなくても理解してもらえる人たちだった。運が良かっただけかも知らんが

このように社会に出ると、
学生の頃は想像もつかないこと(これはまだ可愛い方かもしれない、自分はもっといっぱいあった(苦笑
が目白押しだが、
それだからと言って自信を失う必要はないと自分は思う。

マジメで線が細い人ほど
「・・自分のせいじゃないか?」
と思ってしまうかもしれないが、
後になってみると、原因はもっと別のもので、今はただめぐり合わせが悪いだけ、とうことが多いと思う。

社会の評価を前にしてうなだれたりもするかもしれないが、
言語の経済的な価値と文化的な価値がまったく結びつかないように、
声の大きい人と小さい人の価値が結びつくわけではまったくないのだと思う。

アフタートークで主宰が、
エンゲキをやることでやっと自分も少し大きな声で話すことができるようになった、という話があったが、まさにそういうことだと思う(この話を聴いて自分はこの舞台を観にきて良かったと思った。まったく面識はないが(苦笑

じゃあリハビリ?のために作られた演劇に価値はないのか、というとそんなことはなく(ハイバイなどが良い例だと思う
社会全体が病んでいる以上、
リハビリのエンゲキにこそ大きな価値があると言えるのかもしれない。

病んでいる人ほど、自分が病んでいることに気づかない。

・・いや、気づくからこそ逆に苛立つのかもしれない。

だからと言って、
「病んでますよ」
と言っても喧嘩になるだけだ(そらそうだ(苦笑

自分はこの舞台を観て、
悩んで苦しんで、もがいて、でも、どこかで救われたい、
何を敵にしていいのか分からない、みたくじたばたする姉弟の姿を見て、
逆にこちらが健全なんじゃないかと思った。

逆に、それらをとりまく周りの人たちはどうなのかとも思った。

今の時代は、誰かを病気にしたがる。

しかし、病気にしたがる人こそ病気であることが多いと自分は感じることがある。

断言してもいい、
悩む彼らは健全だよ・・(笑

リミックス2

リミックス2

国分寺大人倶楽部

王子小劇場(東京都)

2011/06/14 (火) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

以前の作品も観ましたが
まとめつつ別(っぽい)作品にしてしまうあたり、さうが、と思う。

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

タイニイアリス

タイニイアリス(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

力強い・・
直球勝負。

やっぱ芝居はこの位シンプルで、元気じゃないと、と思った(笑

ネタバレBOX

整形がおそらく日本以上に頻繁に行われていると言われる韓国。

男女ともに美男美女でなければ就職も難しいと言われる国。

若くして成功を手にするもの以外は年金さえほとんどない。

いつ北との戦争が始まってもおかしくない。

・・考えてみれば日本よりずっと深刻な歴史・地形・社会情勢なのに、
この舞台の前向きさは何なんだろう?

整形した人ばかりだから、今愛し合って結婚したとしても、
50年後にはまったく別人の顔になってるかもしれない。

戦争が起きて一文無しになっているかもしれない。

詐欺師の父親をずっと待ち続ける母親。

他の両親のいる子どもたちからは「オマケ」と言われ、
ひとりさびしく子どものいなくなった路地裏で遊び続けるのが嫌で、
終バスで疲れた顔をして帰る母親を暗くなったバス亭で待ち続ける子ども。

でも、その母親にとってはその娘は決して他の子供たちが囃し立てるような「オマケ」ではなくて、
どれだけ疲れていても、行商で売れ残った野菜で
腕によりをかけて遅い晩ごはんを作る自慢の娘だ。

なけなしのお金で鼻を整形して臨んだ就職試験にも落ち、
母親が幸せを願って登録した結婚相談所で、
借財に囲まれた豪邸で待つ一文無しの男と遭遇する(借金はないよう(笑

男から情け容赦なくカルチエや何やらのブランド物の装飾品を、
時間とともに剥ぎ取る老執事は、
まるでおとぎ話に出てくる時の番人のようでもある。

老執事は、男が借りたものの取立人であり、
きっと死神でもあるのだろう。

この夢のような物語は、
男が死ぬ前にみた走馬灯のように自分の人生を振り返った夢なのかもしれない。

女性にとってこの男は、
自分と母親を捨てた父親の象徴でもある。

でもこの子は気づく。

母親がずっと待ち続ける男なら、
望んで彼女たちを捨てたんだろうか?

苦しみながら立ち去ったのかもしれない。

ひと財産築いて母親と子供を楽にすると本気で約束して
それが果たせぬままどこかの路上で頓死して、
母親もそのことに薄々気づきながらも、
生きていることを信じて待ち続けながら自分の人生を終えられる幸せに気づいているのかもしれない。

娘は「母親のように待ち続ける人生は送らない!」と言いながら、
やがて借財まみれの一文無しの男に惹かれるうちに、
母親と父親の目に見えない絆に気づいてしまう。

この物語はおとぎ話である。

普通、借財を身ぐるみ剥がれてパンツ一丁の男がいくら愛を語ったとしても、
女性は見向きもしないだろう。

だからこそ結末が美しい(苦笑

人間、死ぬときは裸だ。

どんな華美な装飾品もこの世に置いていく。

あの世に持っていけるのは棺桶に詰まれ、
やがて遺族に墓前にも捧げられる花たちと、
線香の煙に囲まれて家族が語る四方山話くらいのものだろう。

男は借財を剥がれていく中で、
華美な装飾品の無意味さを悟る。

老執事は最後に男から全てを剥ぎ取る前に、
最初の予告通り20秒ほどの余分な時間を呉れる。

これこそが、この物語の最高のファンタジーなのかもしれない(笑

普通、死ぬ前に好きな女性にこっそりと愛を語る20秒の時間は与えられない。

ただ、稀に与えられることがあるらしい(母親が嬉しそうに言っていたのを聞いたことがある(笑

夢なのかもしれないと思ったけれど、
それこそが神さまがこの世にいる証拠なのかもしれないとも今は思う。

別に大した財産など無くても、
その20秒さえ終末に与えられれば、人生は上出来だし
生きている価値はあると思う。

逆にそれが無ければ、いくら財産に囲まれても人生は不毛だ。

ソウル公演のものと思われるチラシのイラストが素敵だと思った(笑
掏摸―スリ―

掏摸―スリ―

サイバー∴サイコロジック

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

シリーズ化
すると面白いですよね・・

そこは大江健三郎大先生のコメントに共感するところもあり・・(笑

極楽百景亡者戯

極楽百景亡者戯

ピースピット

ABCホール (大阪府)

2011/07/29 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
詳しくはあとで・・

エゲツナイト♡

エゲツナイト♡

GORE GORE GIRLS

王子小劇場(東京都)

2015/10/13 (火) ~ 2015/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

段ボールに羽がはえて見える人必見
一瞬、あ、これ観たかな・・と思ったけど多分観てない。
自分が観始めたのはゴアゴアがこの初演の次に王子に来てからだ・・と思う。
でも、初めて見た気がしない。
別に貶してるんじゃなくほめ言葉で(笑

この舞台が何を言いたいのか、多分小劇場好きなら小学生でも分かる。
笑って笑って、そのうちなんか心が泣けてくる(苦笑
カステラが甘い並に端から端まで笑える話なのにね~(分かりにくい喩えでスミマソン
ホント、えげつない(苦笑

小劇場で10年も20年も舞台を作り続ける人って何を作ろうとしている人たちなのかね?
蜷川幸雄みたく一大芸術でも、あるいは仏像でも彫ろうっていう気構えなのかね?

・・意外とそんな人は少数派で、世間一般の人からすると「このダンボールに羽が生えて見えます!」なんて言うとおいおい正気かよ、そんな紙製品ごとき俺のレキサスで轢いちゃうぞ、みたく光り輝くガソリンを消費する内燃マシンに比べれば重きを置かれないのが普通、な物体に価値を見出しちゃう不幸な人たちの集団だと思う。もちろん観客も(苦笑

ようは横から見てると、「その頬ずりしながら作り上げてるモノ、段ボールですよ、見えてないかもしれないけれど」「何をおっしゃる、この羽、見えませんか?」「・・は?」な夢見がち。

でも、こんなに不毛なものなのにいざ観てみれば、別にツイッターに書くまでもなく世間が一目置く芸術作品を我先にチケットを争って手に入れて観に行くより・・なんて幸せな人生・時間!・・なんだね(嗚呼(笑

そんな「どうかしちゃった奴ら≒作り手」の、救いようのないしょっぱい話がこれでもか!と・・・でも観てて思うんだけど、これって真実だ(今作のBL的要素を除く←一応期待を煽っておく(笑

自分自身で考えた時、自分がなんで小劇場の舞台を観に行くのか・・・ってそれって、「俺、蜷川の若いときの舞台観たんだ」みたいな自慢をするためじゃない。そんなんじゃ続かない。余程人に自慢したがりのヒマ人でもない限り。

たぶん「才能のカケラも無いのになんで俺は続けるんだ!」って自問しながら舞台に立つ人間が心の底から叫ぶ(howl)、自分で自分のことを笑いながら、そんなイカれたロマンチシズムの観測者であることにカタルシスを覚えるようになってしまったからなんだろうな(苦笑

でも、才能っていったい何なんだ・・自分にはわからない。
諦める早さのことを言うのか?
でもただ一つ言えることは、少なくとも舞台の上にある限り、慧眼がきらめく一瞬よりかは、くすんだ名も無い人生の方が自分の目には遥かにロマンチックに見える(ことが多い)ということだ。
あるいはそこにそのように配置する勇気のことをこそ才能というのかもしれない。美しさを美しさのまま提示する芸術家が二流であるように♨

非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

自転車
アフタートークの宮台先生が自転車で劇場に乗りつけていたらしく
カッコ良かった(笑

自分も学生の頃にはこの前の道をしょっちゅう乗り回していたのに・・
自分より年上の先生がこの暑さの中で自転車に乗っていることに
凄いな、と、思ったり。

作品も色々ブラッシュアップされていて、どんどん良くなっている感じがした。

アフタートークにもいろいろ教えられることが多かった。

フェスティンガーなどの名前を聴いて、
帰りに何か無いかと思って古本屋に寄ったら、
ついサァディーの「薔薇園」(←(注)BLとはまったく関係ありません(笑
を見つけて買ってしまった。

自分は、心理学につぎ込む金があったら、
異国の文学につぎ込んでしまうタイプのようだなぁ・・。

いつも思うのだけど、笑いの内閣は、
誠実にいろんな問題に向き合っていて素晴らしい。

結局舞台と言うのはそういう心の態度の問題でもあるようでもあり。


8/5追記~
ちなみに、宮台先生のいろんな意見に、
自分が同意できるのかっていうと、
たぶん同意できないものの方が多いんじゃないかと思う(苦笑
それは、笑いの内閣が呼ぶ種々雑多なゲストにも言えることだと思う(なんか怖いな、この人、って人も中にはいる

・・でも、自分と違う意見の人だからこそ、
傾聴し、自分に足りないものがあれば取り入れ、
でも、時間は有限だから不要だと思えばスルーし(あえて反対は勿論しない
いろんな意見(それらは勿論感情的であってはならないと思う)
が存在することを理解し、
この世界がかくも複雑でありながらも、
その複雑さの多くは大人の「認知性不協和」によるものなのかもしれないな・・
などと考えながら。

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いつも思うのだけれど、
仮にいくら不快であったとしても、
意見の違う人の意見を聞けない男子は格好悪いと思う。
(最初の1分で言いたいことが全て分かって聴く気をなくす場合もあるけれど

男子は1たす1も分からない位アホでも良いと思う。
その代わり、「わけわからないけど、コイツ面白いな!」
と、思える心があるかどうかで、
生きるエネルギーはまったく違うと思う。

その時代に勢いのあるジャンル、
あるいは貧しくても生きてるだけで素晴らしいと思う雰囲気。

そういったものは、
どれだけその瞬間にそういった元気野郎どもが集まるかで決まるように思う。

天才の数で決まるものではないということは断言できる
(自分は大昔天才ばかりの学校の屋上で授業中に日光浴をしていたのでよく分かるが
--------------------------------------------------

日本社会に必要な活力、あるいは他者への想像力、寛容性・・。

そんなものを笑いの内閣の公演からは感じられる気がして、
自分はとても好きです(笑

結論がひとつだけだなんてつまらなさすぎる。

明日になったら、また別の結論が出るかもしれない。

でも、きょうを一生懸命生きて、
きょうはきょうの回答を出そう。

一生懸命苦しんで出した回答なら、きっと後悔しない。

・・その答えは、誰かを傷つけたりはしないだろうか?

もし傷つけたとしても、それは
その人にとって必要なものだろうか?

もし、必要なものだとしたら、
最小限にとどめて、何年かあとにひょっとしたら気づく位にしておこうか・・
(そんな風にしても鋭すぎると大昔は言われたような・・無言で笑いながら踊ってるほうが自分には合ってるな・・

そんな風にできるようになろうと。

まぁ、難しいことも多いけど、
力の限りやろうと。

笑いの内閣からも、
そんな似た前向きのパワーを感じて、素直に素晴らしいと思う。

大変なことも多いけれど、頑張ってほしいなと思う。

・・まぁ、これは感想でなくてエールかもしれないけれど、
演劇にはすべからく、こういった前向きのパワーが
必要不可欠だと、自分は思う(東京の劇団にはこれが無いところがわりと多い気がする。カオスラウンジにいたっては切り刻むばかりで愛も対話も無い。下手で自己満足のDJを聴くようなものだな・・眠

ちなみに自分はロリコンでも同性愛者でもないですが・・
(猫はだいぶ好きだけど(笑

ジャン・ミシェル・ブリュイエール / LFKs [フランス]『たった一人の中庭』

ジャン・ミシェル・ブリュイエール / LFKs [フランス]『たった一人の中庭』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2012/10/27 (土) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

これだけの作品を再現するのも凄い
フランスの外国人問題は詳しくは知らないケド、
日本の作家でも、
これを参考にして、
外国人と自分たちの関係について
刺激的な作品を作ることに挑戦する人が現れても良いんじゃないかと思ったり。
(パリの中心部は綺麗だが、その外側は移民の綺麗とは言い難い住居が続いているというのは聞いたことがある(スクイテンもそんなことを言っていた

考えてみれば、隣国の北がいつ倒れるかも分からない状態だとすれば、
日本人の方がフランス人よりもっと敏感にこういった(移民)問題について
民間人の間での認識を深めることがとても重要なんじゃないかと思ったりする。

ホテルロンドン

ホテルロンドン

国分寺大人倶楽部

王子小劇場(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

気のせいか
国分寺は最初の方の吉祥寺での公演から
毎回全く違うものに挑戦していて凄いな、と思う。
・・・やはり主催の力?天才というよりかはジャイアン的だけど、
そういうのもまぁいいんじゃないカナ?

若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

「絶対の村上くん」
今回の作品は自分は一度大阪で観ていました。

なので、以前と比べて作品がどう変ったかは勿論、東京の観客の反応も少し気になったり。

物語の構造としては非常にシンプルな二人芝居なのに、
だからこそというのか、
心理的には非常に複雑な愛憎が絡み合い、
どこまでが現実で、どこまでが夢なのか分からない作り。

少し、年末に春風舎で山崎氏が上演していた「マボロシ兄妹」を思い浮かべたり。

今回観て、改めて作者の独特な世界が良く分かった気もする。

ネタバレBOX

主人公は、せいぜい佳作どまりの冴えない小説や俳句などの制作に没頭している。

ただ、その部屋はどうも特殊な環境のようで、それがどうやら独房らしいことが徐々に分かってくる。
親友がたびたび差し入れを持って彼を訪れる。
とても親切で文才もあり、良い奴のようである。

そのうち、何をして刑務所にいるのかが分かってくる。
どうやら主人公は自分の家族と、その庭にいる多数の鶏を殺して
家に火をつけたらしい。

でも、そんなことからかけ離れた、毒にも薬にもならないファンタジーを書いて応募したりしている。
そこに鶏のヘンリーが現れる。
ヘンリーは優雅にお茶を飲みながら、
主人公に現実の体験をそのまま書けと言う。

彼は、その場の湿度や体温も含めた殺人現場の光景を
眼に火が付きそうな表情で、熱狂的に演じてみせる。

彼が自分の家族を殺したことは、疑いが無いように思われる。

ところが、途中から殺されたのが実は主人公の両親ではないことが分かってくる。

どうやら、殺されたのは主人公の家族ではなく、
親友の家族であるようだ。

じゃあ、なぜ主人公は、自分の家族を殺したように演じてみせたのか?
なぜ、自分の家族を主人公に殺されたハズの親友は、足しげく義務のように主人公を訪ねるのか。
そして、良い奴でいることを途中で急に止めるのはなぜか。

あくまで自分の想像だが、
主人公は、どうも両親や鶏を殺した親友を庇ったようだ。

・・と言えば聞こえはいいのだけれど、
実は主人公は以前から、内心非常に特殊
(親が鶏ばかり拾ってきて、家じゅう鶏の臭いまみれのため、家族みんな地域で疎まれている)
で、創作環境にはうってつけと思われた親友のことを羨んでいる。

主人公にとっては創作がすべてのようだ。
どうやら自分(普通の家庭環境であるようだ)に文才が無く、
親友に文才があるのは、その特殊な家庭環境にあると信じて疑わないようだ。

自分が励まして親友に書かせた作品は、
主人公にとっては眩しすぎる(といっても小さな)賞を取り、
この上、家族まで殺して、特殊な生い立ちに磨きをかけるとあっては、
もう一生自分の手の届かない(文字通り(苦笑
所に行ってしまう。

主人公は、親友と殺人者の役割を交代することで、
罪の代わりに人殺しの体験を得て、
わざと自分を追い込んで創作に向かって、作品を公募し続けているようだ。

親友も最初は気にして面会に来るものの、
途中から独房で生き生きと駄作の制作に没頭する主人公にそっけなくなり、
「ふたり一緒に文豪になる」という夢を捨てて就職したことを適当に告げる。

主人公はがっかりするが、
それは親友のことを気にするのが、純粋に親友の文才によってのみであることを
露呈するだけのことだった。

親友はその後、ゲイ?になって店を持ったと主人公に伝えに来る。

ここで、やっと、主人公は親友の文才しか見ず、
親友は主人公のことを、恋愛対象としてみていたのではないかと(あくまで想像だが
感じられてくる・・。
(もちろん、過去の「人を殺した自分」と決別するためにそうなったとも読み取れると思う。いくつかの読み取りが可能な所が、この物語の面白さだと思う

しかし、主人公は執筆に没頭し、親友の変化から、その心情を読み取る事が出来ない。
彼にとっては、執筆こそがすべてのようだ。


また、殺人の発端となった、
鶏の頭部がその親友の家の前に置かれ、親友が精神的に追い込まれたと思われる事件も、
よくよく考えれば、
主人公の僻み(賞を取った親友を表では喜びながら裏では嫉妬している)かもしれない。

そもそも、先ほど演じられた殺人風景も、そもそもが主人公のイメージなのか。

良く考えれば、その光景は一人称で語られていた。

とすると、その風景も、親友の目撃・体験・語りなのか。

主人公は、親友の用意した渾身のシナリオを読みながら、
その時の親友の心情と完全に一体化してしまったのか。

しかし、せっかく血肉の滴る殺人風景の描写を手に入れても
物語を語る才能のない主人公にとっては、
想像の世界を描くことには限界がある。

殺人の風景を自分のものとすればするほど、
リアリティのある想像の世界をそこに継ぎ足すことが
自分には難しいことが実感されてくる。

結局は、実際の殺人を行った親友と自分との
過去のやり取りに帰結してしまう。

主人公は、リアルに親友のシナリオを自分の血肉とし、供述したためか
無事に死刑囚となる。

主人公は、そんな絶望的な状況にも関わらず
目前の死によってかえって燃え上がり、
死刑執行まで笑いながら作品を描き続ける。

まるで執筆することが生きるすべてとでもいうかのように。

鶏のヘンリーが出てきた理由をよく考えてみると、
親友の家族を殺したのが、親友なのだとすると、
その発端となったと思われる鶏の首を親友の家の前に置いて行ったと思われる主人公に、
殺された鶏が祟ったのかもしれない(あくまで想像だけど

非常に限定された空間のなかで、
広漠な海や、時間の流れ、
夢の景色、燃える家、玄関に置かれた錆びた銛で貫かれる両親、
鶏の臭いが染みついた服を着て学校で疎まれる子供・・。

自分も、育児放棄などで家でまったくお風呂に入れてもらえない子供たちのことを人づてに聴いたことはある。

そういった、社会の中に実際にある悲惨な現実を
幻想的な夜の海の描写などを絡めながら、
あくまで登場人物たちは燃えるように笑い、踊ったりしながら演じる。

なかなか気づきにくい疲弊した社会の中の出来事を物語の中に生かしつつ
夢のように語るのは、
非常にサリ氏らしいと思うし、
あくまで自分の勝手に思い描く「大阪っぽさ」を体現しているようでもあり、
素晴らしいな、と思ったりもする。
若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

「公開審査会」・・長寿の秘訣はギャフンから~
難しいところだなぁ・・(苦笑
審査員の言うことは皆もっともだと思う。
皆舞台が好きで好きでしょうがないんだなということが良く分かった!(だから若い人たちが捨て身に見えないのが歯がゆいのかな

要は、今回は意外とず抜けた作品が出そうで出なかったのカナ・・(最後まで聞いてなかったんで分からないケド

広島・大阪の作品も、上演時間30分だったら分からなかったかも。
(コンクールでは30分以内にまとめることが重要。考えてみれば、就活の面接で30分も持ち時間があることなんてないんだから、30分って自分を見せる時間としては結構長大。35分以上だと、かえって「自分の持ち味を熟知してない」と判断されてしまう。審査員はどっぷり世界に浸かりたいファンでは無いんだからなぁ・・

鈴木アツトさんの作品も、きっちりまとめ過ぎて損をしていた気もする。
設定をもう少し普通にして面白くするか、
もっと馬鹿馬鹿しくするかの思い切りが足りなかったなぁ。

チョコレートケーキは・・空調を入れてくれないかな・・(本気(汗
最近どこも空調を入れないのが流行りなのか、
仕事帰りに観劇で蒸し風呂に突っ込む可能性があるというだけで
ビビって、他の舞台まで行く気がなくなってしまうなぁ・・
アゴラみたく暑かったら外出て、
隣のショップ99で飲み物買って1階でテレビ中継観れる環境だったらまだマシなんだけど・・(苦笑

自分は、外国が舞台の作品は、
「外国語から翻訳して日本語の台詞にした」
感が最低限必要なんじゃないかと思ったり、もしくはパラ定みたく
「妄想し過ぎて完全に自分の世界」
にした方がなぁ・・。

凄い作品なら暑さも気にならないものかもしれないが、
自分はいまだそのような作品に出逢ったことが無い(苦笑

同時期の上演だと、
演出なら、遊びに満ちた「人工vs自然」、
作品としてなら、人間モドキの暗躍する「寝惚けた日記帳」
の方が面白かったなぁ・・。

皆、固くやろうとし過ぎてかえって小さくまとまってしまった感あり(苦笑
役者は皆、熱演だっただけに残念(「箱」はもう少し熟達するか演出で魅せる工夫が欲しかった

公開審査会が一番面白いというのはどうだろうか(苦笑

一度作ったスキームに満足することなく、
それを笑い飛ばして打ち砕くパワフルな作品があれば
もうその時点で勝負はついていただろうにと思うとちょっと残念。
あと、掘り下げがイマイチだったり。

あと、セレクションの時点で傾向が見えなかったので
最終選考の基準も分からなかったんではないかと思ったり。

老人たちは、みんな荒々しいパワーに飢えてるんだと思う。

・・そうなるとサリとチョコに絞られてしまうからな・・で、サリ氏は上演時間長くしたためパワーもちょい削がれてしまったと・・惜しいなぁ。
審査員の誰かが
「短かった初演の方がスリリングだったんじゃ」と言っていたけど
↑実は自分も内心思っていたけれど、ここには敢えて書かなかったのだが(苦笑 
作者がどう思ってるかはともかく、審査員にはお見通しだなぁと思ったり。
パワーあっての技巧だからね。

野獣みたいの来ないカナ。
野生の獣のように、全てを削ぎ落として逞しい筋肉だけ残った飢えた生き物みたい(舞台の話です)なの。
自然の生き物って美しいから、ああいった骨格に似た舞台作品を観たいと常々思っている。で人一倍繊細な(欲張りでスミマセン(汗

誰かアイツラをギャフンと言わせろよ。
そしたら彼らも強風に吹き飛ばされて喜んでる女子高生(きのう実際に渋谷でみた(笑)みたくキャッキャ言って大喜びすると思う(笑

どうぶつえんものがたり

どうぶつえんものがたり

ユリイカ百貨店

恵文社COTTAGE(京都府)

2015/11/22 (日) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

「私の恋した青木さん」
を見てきました。

先に人間座に行って、それから恵文社、それから劇研に行ったのでこれしかみれなかった・・・

ちびっ子がいっぱいいて良い公演だったな。

ちょっと音声でトチっちゃったのが少し残念かもな。

でも青木さんの素敵さは子どもたちにも伝わったんじゃないかって思う。

それが一番大事なことなんだしね。

大長編 男肉 du Soleil 『ロンリーガール&ブギーロボ』

大長編 男肉 du Soleil 『ロンリーガール&ブギーロボ』

男肉 du Soleil

シアター711(東京都)

2014/06/05 (木) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

騒ぐ
3列目までは余裕で舞台に駆り出されちゃうのね(笑

レディーマドンナ

レディーマドンナ

ヨシロォの夏は夢叶え冒険団3

中野スタジオあくとれ(東京都)

2011/12/27 (火) ~ 2011/12/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
自分も隊長になりたいな・・。

JOE MEEK

JOE MEEK

ピストンズ

王子小劇場(東京都)

2014/05/30 (金) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

テルスター
この出来事自体は知ってはいたけれど、それをまさか日本人が舞台にするとは。

イタリア未来派からデトロイトテクノの点を結ぶ衛星軌道にこのジョーがいたのかな。

ネタバレBOX

マヤコフスキーやカートのような天才だったかは分からんけれど、
同じように銃で自殺した気の短い無線技士は、
宇宙のどんな音を聴いていたんだろうか?

今の技術があれば、彼は凄い天才となっていたのかもなぁ。
翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

王子小劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

昼の回のほうが
良いんじゃないかな?
帰りに服濡れててもすぐ乾くから(苦笑

夜だとちょっと風邪ひくかも。

でも2月に半袖でライブ行くメタラーだったらきっと風邪はひかないレベル。

自分はメタラーじゃないけど、真冬にライブ行ってもっとずぶ濡れになったこともあったから、そんな気にならなかった。

以前行ったライブで、このバンド絶対ビールぶちまけるってわかってたけど、
最前列でビールかぶったまま飛び跳ねてたこともあったから、
最初からこの劇団?でレインコート着る気もないけど。

そういえばどこかの劇で頭から食紅かぶったこともあったしなぁ・・(苦笑

男子ならレインコートなんか着ないで悠然と頭から水かぶってた方が
バカっぽくて良いと思うんだけどなぁ(笑

黒人さんが良かった。

あの部屋が燃えろ

あの部屋が燃えろ

MCR

小劇場B1(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

3兄弟みたいなの
良いなぁ・・・

せきようで、窓

せきようで、窓

meyou

コモンカフェ(大阪府)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★★


雨の中崎町。

ちょうど自分も宿の窓から外の雨をうらめしく思いながら
買ったばかりの靴に撥水スプレーをかけてきたので、
頭を掻きながら(苦笑
自分と外の世界を隔てる
四角い仕切りを自由に行ったり来たりする仕草を眺めてみた(笑

考えてみれば、猫って
人間にとっては潜り抜けることなんて殆ど無い
窓を、まるで人間の戸みたいに自由に出入りする(たぶん)唯一のいきものだから、
動きが自然、しなやかに、猫っぽくなるのも道理なのかな(笑

大阪の雨はもうじきやみそうです。

そしたら自分もズボンを晴れ用に履き替えて、
猫カフェにでも出かけようかな・・人間の出入り口を通って。

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