ぱち太が投票した舞台芸術アワード!

2015年度 1-10位と総評
MEMENTO2

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MEMENTO2

カメハウス

日本の今年の作品としては圧倒的な想像力だと思った。hunter×hunterの暗さとone pieceの冒険心と、あとラドゥ・スタンカ並みの想像力。物語のどのパーツもそのまま抜き出してひとつの映画に仕上げられる分厚さ。ラストの明るさの中に見える儚さ。純粋さ。8月の「まつりのあらし」が全く違う路線で極めて高い完成度だったのを考えると本当に驚異的だったと思う。物語の若さはそのままでいいと思う。一年くらい前から演出家の存在感が国内の作家では図抜けている気がしていたけど、今回割と確信に変わった。これからもハングリーさを忘れずに・・

ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場「ガリバー旅行記」

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ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場「ガリバー旅行記」

東京芸術劇場

フェイスブックで情報は事前に仕入れていたけど、やはり肉眼で見るとその迫力は圧倒的。音楽もそうだけどルーマニアは本当にいま演劇も凄い。

リバース

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リバース

演劇班赤眼鏡

シンプルな話かもしれないけれど、舞台のうえの一人一人がとても素敵で、優しい物語だと思った。今回の公演がこの劇団の最後の作品らしいけど、自分はこの舞台のことを一生忘れないと思う。

屍のパレード

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屍のパレード

虚飾集団廻天百眼

観客も含めてテンションが高いよね。実はそれって凄く重要なことだと思う。感傷よりは衝動を。

俺が読む哲学の嘘

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俺が読む哲学の嘘

劇団 幕星

12月に入って急に、中野の小さな劇場でいきなりこんなカッコいい舞台が。ビックリして本家より高い順位に置いてしまいました。すみません!(苦笑

1人芝居『てのひらの夜/とみこのむすこ』

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1人芝居『てのひらの夜/とみこのむすこ』

浅見臣樹1人企画

一人芝居なのに、舞台の上に出てこないお袋さんが素敵だ。お金にならない、決して表には出ないけれど、みんなが必要とする仕事を陰でコツコツとこなすおばぁちゃんたちは素晴らしい!子猫とどっちが素敵かと言われるとちょっと迷うけど・・・・ばぁちゃんかな!(笑

どうぶつえんものがたり

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どうぶつえんものがたり

ユリイカ百貨店

かぞくのはなし。後ろの方で泣く子もいたけど、真ん中の席でしっかり聞けてた子もいて偉いな、と思った、そんないいふうふの日(11/22)のえんげき。京都で聞く海の話っていつも素敵な響きがすることが多いなぁ。

古事記 ふることふみ

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古事記 ふることふみ

MONT★SUCHT

美しい。

Theater ZOU-NO-HANA 2015

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Theater ZOU-NO-HANA 2015

象の鼻テラス

横浜のまちが、とても素敵に見えました。きょうだけは自分も横浜市民(お袋は本牧生まれ)のつもりで。あと、舞台に参加しているオジサンの熱演がとってもとっても素晴らしかった!自分もこんなオジサンになりたいなと思いました(笑

対ゲキだヨ !全員集合

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対ゲキだヨ !全員集合

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

仙台の演劇は(ほぼ)初めてだったけどなかなかにパワフルで楽しめました。しかし劇場駅から遠かったな・・今はもう近いのか・・(苦笑

総評

各地の演劇を見てみて、個人的には舞台自体の完成度としては地域差が凄い勢いで縮小している気がしました。地方の劇団がどんどんテクニカルになって、演出的な目新しさがすぐに飽きられる中で、個人の小さな物語の豊かさに今後はどんどん目が行くんじゃないかと思います。今まではぎゅう詰めの観客席で縦横に舞台上を飛ぶ役者を見ていたものが、たとえば植物園なんかで散歩する役者の後を追いかけて物語を目撃していくような・・。じゃあ物語は不在で良いのかというと、観客は逆に圧倒的な求心力のドラマや、自分の身の回りとは全く異質の雰囲気を持った想像力の美術なんかを、舞台の上では観たいんじゃないかと思っているように感じます。演出的なテクニックではなく。そんな風に考えながら昨年もあちこち舞台を見てみました。時間が無くて観劇はしたものの感想を書けない作品が非常に多かったんですが、とりあえずきょうのところの昨年ベスト10をなんとか選んでみます。たぶん明日になったら全く別の作品になっているかもしれないです。でも、個人的には昨年のベストアクトはカメハウスじゃないかと思います。それは変わりません。理由は完全に僕の好みです。自分は自分の直観を信じます。もう見れないかもしれない作品ばかりですし、かなりの作品は演劇の歴史に一行も残らないかもしれないですが、自分の心には一生残ります。他にも素晴らしい作品が一杯あったのを知っているし実際観ただけにその中から10選ぶのはキツイ。正直3つとかの方が自分にはちょうど良かったんですが、その代りになるべく小さな作品(観客が少ないという意味で)を選んで名前を挙げることで少しはこんな作品もあったのかと思っていただければと思ってあまり知られていない舞台をなるべく多く、かつ各地域から選びました。でも、各作品の輝きは大手の作品に劣っていないのは間違いありません。

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