サーカスのライオン

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実演鑑賞

人形劇団クラルテ

富田林すばるホール(4F銀河の間)(大阪府)

2015/08/23 (日) ~ 2015/08/23 (日) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://www.clarte-net.co.jp

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
あの町 この町に サーカス一座がやってきたよ
火の輪のライオン 道化のピエロ
ハラハラ ドキドキ ゆかいなサーカス一座だよ

「さて、お待たせしましたサーカス一番の人気者、ライオンじんざの火の輪くぐりでござ~い!」
じんざは三つの火の輪をくぐりました。拍手が鳴り響きます。
でも最近...

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公演詳細

期間 2015/08/23 (日) ~ 2015/08/23 (日)
劇場 富田林すばるホール(4F銀河の間)
出演 杉山芳未、奥洞昇、齋藤裕子、曽我千尋、藤田光平
脚本
演出 三木孝信
料金(1枚あたり) 700円 ~ 2,200円
【発売日】2015/05/16
[全席自由席]
前売/おとな1,700円、こども700円、親子ペア2,200円
当日/おとな1,800円、こども800円、親子ペア2,400円

※3歳以上有料、すばる友の会会員割引・人形劇団クラルテとものかい割引あり
公式/劇場サイト

http://www.clarte-net.co.jp

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 8月23日(日)10:30開演(15分前開場)

(上演約1時間)
説明 あの町 この町に サーカス一座がやってきたよ
火の輪のライオン 道化のピエロ
ハラハラ ドキドキ ゆかいなサーカス一座だよ

「さて、お待たせしましたサーカス一番の人気者、ライオンじんざの火の輪くぐりでござ~い!」
じんざは三つの火の輪をくぐりました。拍手が鳴り響きます。
でも最近じんざは元気がありませんでした。生まれたアフリカの事を思い出すからです。
ライオン遣いから服を借りて、靴をはき、帽子とマフラーを付けてじんざは散歩に出掛けました。
じんざが星を見上げていると、少年が声をかけて来ました。
「おじさんは、サーカスのおじさん?」
サーカスを見た少年はライオンのじんざがしょげていたのが気になって、お見舞いに来たと言うのです。
じんざと気がつかずに、少年は、サーカスが大好きな事やお母さんが入院していて一人で留守番している事を話しました。
じんざは少年とであい、もう一度昔のように五つの火の輪をくぐろうと思いました。
明日この町でサーカス一座が最後の公演だという夜、少年のアパートが火事だという知らせが・・・
じんざは駆け出しました。

小学校三年生の国語の教科書(東京書籍国語三年生下)採用
その他注意事項 “じんざの”心を 脚色/松本則子
 サーカスのライオン”じんざ”は火の輪をくぐるたびにお客さんから拍手をいっぱいもらいました。それが嬉しくて”じんざ”は一所懸命火の輪をくぐってきました。”じんざ”にはよくわかりませんが、それはどうやらサーカスに来てくれるお客さんを元気にしているように思えたのです。
“じんざ”が張り切れば張り切るほどお客さんは元気になるように思えたのです。”じんざ”の相棒のライオン遣いのおじさんも同じ思いを持っているようでした。
 そうして”じんざ”とライオン遣いはサーカスで火の輪くぐりを長いことやってきたのですが、もう昔のようには跳べなくなっていることに気づきはじめました。
 引退をしなければと思っている時に一人の少年とであいました。火の輪をくぐるライオンが大好きな少年でした。その少年が火事で命を落としそうになったとき、”じんざ”は火の中をくぐりぬけ、自分の命と引き換えに少年の命を救いました。
 “じんざ”の命はそこで終わりましたが、”じんざ”の心は少年の中で生き続けていくと思うのです。少年が迷った時や、困難にぶつかった時、少年の心の中で”じんざ”は生きると思うのです。少年は”じんざ”の心を持ったおとなになって、いろいろな子ども達とであい、”じんざ”の心はその子ども達の中でも生きていくと思うのです。
 『サーカスのライオン』の本を読んで、人形劇をしている私達と”じんざ”を重ねてしまいました。そうありたいと思ってこの人形劇の脚本を書きました。

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じんざの夢 演出/三木孝信
 少年はサーカスのライオンが大好きだった。
星降る夜空の散歩。人間に変装したじんざの手をしっかりと握ってくれた少年の手。握ったじんざの手は毛がもじゃもじゃで、ごつごつしていたけれど、たくましくて暖かくて、安心できた。サーカスのライオンとして生きてきたじんざはたくさんの観客たちに、生きる勇気を与え、明るい気持ちにさせていたのだ。
 少年は元気のないライオンを励ますために好きなチョコレートをポケットから出して渡した。じんざはチョコレートがあまり好きではなかったが、精一杯の笑顔で食べたのだ。じんざは少年と出会って、もう一度、五つの火の輪を飛んでみようと決心した。
 じんざがライオン遣いのおじさんとやり続けてきたライオンの火の輪くぐりの芸は、観客に生きる勇気を与えてきた。こどもたちの心にしっかりと受け継がれていることを知ったじんざの心は輝きでいっぱいだろう。
 私たちクラルテは60年も人形劇を続けてきましたが、その夢はこどもたちに生きる勇気を伝え、希望の光りを届けることでした。じんざがサーカスのライオンの火の輪くぐりでお客さんに夢と勇気を与えたように、私たちも人形劇の舞台から、じんざのように生きる勇気や希望がお伝え出来ればと思っています。こどもたちの小さな手に私たちクラルテの大人たちの夢を渡したいからです。勇気と希望の光りという夢です。

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主催/(公財)富田林市文化振興事業団、人形劇団クラルテ
スタッフ 原作/川村たかし(ポプラ社刊)
脚色/松本則子
演出/三木孝信
人形美術/齋藤裕子
舞台美術/松原康弘
音楽一ノ瀬季生
照明/永山康英
舞台監督/奥洞昇
制作/松澤美保
写真/田嶋晢
パンフレット編集/齋藤裕子、大條一郎(デジタル編集)

[情報提供] 2015/07/15 16:37 by La Clarte

[最終更新] 2015/07/15 18:51 by La Clarte

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