写真一覧（メゾン・ド・ウィリアム）

かくて虎は兎に巡り逢い、
坂道をゆく荷馬車の幌に、
真白の雪ぞ降りにけり。
曙を待つ妖精たちは黒鳥の羽根の衣を纏い、
清き音色の百八つ、
鐘の響くは誰が為に。
魔法の解ける刻は来たり。
されど皆様のお心に、
ガラスの靴の片一方、
残しての幕引きと相成れば、
我ら無上の喜びにございます。

お部屋掃除して、待ってるから。

痩せたの！

いや細くないけど！

ちょっとは！

じゃないんですけど、アシスタントとして紹介してもらえるって話になりまして。

やられた方とか親とか教師にも問題はあるんでしょう。
でも罪は、いじめた人間のものです。
すり返られちゃたまったもんじゃない。
自分で償う気がないなら、裁かなきゃいけないと思いませんか。
子どもだって馬鹿じゃありません。
簡単に死んでるわけないんですよ。
もう死にたい、死のうと思って準備しても、死なないことだってできたんです。
一人の人間をそれほど傷つけといて、ヘラヘラ笑いながら忘れていいと思ってんのか？

間野「牧田さんの彼女？」
牧田「いやいや、そうじゃないんですけど」
三浦「苦しいです、牧田さん」
牧田「わかったから待っててね」

ちょっと皆さん、待ってください。
人違いですよ！

本日お目にかけまするは、
風のいたずらか天の定めかはたまた夢か幻か、
月の女神ダイアナの織りたる銀の詩篇の裏表紙。
諸人集いて歌えや踊れ、年の暮れゆくアセンズの森へ、
来たる珍客は悪名高き人喰いの獅子にございます。
静かな湖畔の学び舎を追われたみにくいアヒルの子、
遠い空にて召されしと聞いて誓った志。
さてさて、まずは東、
太陽の昇る坂道の下に上がる火の手がもう一つ。
家主様にはお気の毒なれど災いも祭りもサイと読む。
訪れる奇跡の前祝いとでも思えたならばお慰み。

広瀬「あ、ほんとだ」
猿川「煙出てる」
六郷「つーかあれって……」

……うちじゃね？