私はだれでしょう 公演情報 私はだれでしょう」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    戦後間もない頃、NHKラジオ「訪ね人の時間」スタッフの部屋。
    わかりやすい言葉と前半場面の陽気な劇中ピアノ演奏の音楽劇。
    淡々と境遇を話す佐久間さんの奥さんの場面を想像して暗澹たる気持ちになったし、原子爆弾を落とされた地名の選択しただけで自由が奪われるなんて、そんな時代はやっぱやだなー。
    心に残る舞台でした。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/03/24 (金)

    ネタばれ

    ネタバレBOX

    こまつ座の【私はだれでしょう】を観劇。
     
     敗戦後の日本では、日本放送協会のラジオ番組「尋ね人」で、家族を失った人探しの番組を行っている。
     その番組は、米国CIE・フランク馬場の管理下に行われていて、原発投下で、家族を失った人達の人探しをさせない為でもある。
     そんな状況下の中でも、そこで働く職員達は、身を粉にして、毎日人探しをしているのである。
     そしてそこに記憶を失ったサイパン帰りの兵士の家族を探しを始める事になるのだが....。
     
     放送室内で、終戦後の混乱状況をラジオ職員の目を通して描いていきながら、日本生まれだが、アメリカ育ちという二重国籍を持っているフランク馬場の苦悩も通して、占領している側とされている側の状態が見えてくる。その彼の立場から感じとれる「己とは誰なのか?」という疑問を我々が一緒に感じる事によって、このドラマの奥深さを感じ取るが出来るようだ。
     そして記憶を失った兵士は、実は陸軍中野学校出身で、スパイ活動をして、記憶が戻って初めて、己の今までの行為を悔やむのだが、そこでもまた「己とは?」と疑問を感じ始めるのである。
     そして同じ様な疑問を感じ始める登場人物たちは、正しい事と正しくない事の見極めをし始め、危険を冒してまで、更なる行動をしていくという展開になっている。
     そして自らを省みない行動に出た登場人物の勇気に対して、「明日からの我々の行いはどのようにすべきであるか?」と己に疑問を投げた瞬間から、今作の面白さを享受出来るのである。
     ちょっぴりミュージカル、ちょっぴりコメディー、とやや軽調なのだが、描かれている事は非常に重いのである。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/03/25 (土)

    座席1階16列

    こまつ座『私はだれでしょう』 於:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

    終戦直後の日本。ラジオという主題の他にGHQによる検閲や原爆といった重いテーマが見え隠れする中、
    歌あり笑いありのからりとした作風に仕上げていて観劇後感の良い作品になっていました。

    ネタバレBOX

    「長崎」や「広島」という単語を放送することすらアウトというご時世の中、
    逮捕される恐れも顧みず「尋ね人」を放送する京子たちの姿にぐっと来ました。
    ステーキに大喜びしたり、和やかな日常のシーンが微笑ましくて、
    シリアスなシーンとのメリハリが効いていてよかったです。
  • 満足度★★★★★

    私の中でTVドラマ「もう誰も愛さない」のイメージが強い吉田栄作ですが、こんな感じになりましたか。
    作品はとてもよかったです。最近のじいさんばあさんは戦争にいったことがないだけでなく戦時の体験がない人が多くなってしまい、ここに出てきたような話も聞けなくなってしまうのですね。

  • 満足度★★★

    たしか初日が遅れた初演は、井上さんが浅野ゆうこにあてがきした芝居だったと思う。朝海さんも良かったけれど、当時のラジオアナウンサーの花形感は、初演の浅野ゆうこの方が腑に落ちた。

  • 満足度★★★★★

    敗戦から1年後、アメリカ占領下にある日本唯一のラジオ局(現NHK)で、15分間の番組「尋ね人」を作った人たちがいた。優しくて温かくて、私は最初から涙が流れっぱなし。歌って踊る音楽劇で負の面も見せつけるのが凄い。“負け続ける”人々から勇気をもらった。

このページのQRコードです。

拡大