満足度★★★
空宙空地「砂に浮かぶ町」、フィリップ・K・ディック的な、別位相が同居する幻想作品。設定や話は分かるが、舞台演出の面(照明の切り分け、演技の規準、ネーミングの統一感、楽屋オチ的笑い等)で分かりにくい…。美術は最低限でよかったのでは。幻想文学にうるさい観客の意見です。
満足度★★★★★
ラストシーン、印象的やったな~
交差する2世界の登場人物が、舞台で混在しながら同時に芝居を展開するのが異次元的。照明で主体が切り替わる演出が面白い。非常にコミカルに進行しつつも、幻の理想という悪夢をひたすら繰り返す一種の地獄絵図が内実であったのが、皮肉かつ強烈。さすが関戸節。
そして役者は・・・
・おぐり・早川姉妹の可愛さと狂気の芝居が際立ちました。
・あんなに明るい芝原さん、初めて観た。
・藤村さんはやっぱり困ってナンボの役者ねw
・長沼さん、早川さんとの立会いで出足を止める右差し手見事(何の芝居だw)
そしてラストシーン、印象的やったな~。空宙空地史上、一番綺麗だった。良い余韻。