満足度★★★
大人の事情の恋愛物語
災害で孤立する旅館という稀有な密室空間の会話劇というプロット。
大学生のカップル、離婚前提の夫婦を導入に
、大雨の中訳ありで現れる男と、幼馴染の仲居
彼氏の存在を隠す仲居、そして女を捨てた男勝りでの女社長。
淡い恋とは違った人間の本性を赤裸々に投影する
大人の事情にまみれた恋愛物語に見えた。
日常を切り取ったホームドラマ的なテンポと
緊迫したシチュエーションが絡み合うアンバランス感は
狙いなのか?稚拙なのか?ちょっぴり残念なポイントに感じられた。。
満足度★★★★
心の微妙な変化
大災害と言ってもサバイバルをかけたアクションスペクタクルではなく、じっと待つしかない人々のイライラ感がよく表現された舞台。山の深さを表現した抽象的に背景と、大水害とは好対照をなすやさしいギターの音色がステキでした。地味でのんびりしてる割にはいろんな人ののっぴきならない人生が詰まってて、緊迫感もひしひしと感じられました。
シンプル?
劇場に始終流れていたアコースティックギターといい、すっきりとした美術やワンシチュエイションの舞台構成といい、すごくシンプルな印象を受けました。と同時にこんなシンプルな構成の劇で観客を魅了するには、俳優さんやその他諸々が役不足だなぁ、という感じが強い。お芝居はわりと骨太で、劇中の、他人から見たらどうということのない悩みや苛立ちも、その分からなさの故にリアリティがあって面白かった。でも全体にいろんなものが足りないような気がする。
満足度★★★★
楽しめました
この劇団のちょっと不思議で、それでいてリアルさを感じる世界観が好きなのですが、今回も大いに楽しめました。しかし客入りは少ないですね(自分の観た回だけかもしれませんが)。ゆったりと観劇できる分にはいいのですが。
満足度★★★
もう少し緊迫感が
極限状況に置かれた人間ドラマ。その状況を端的に表現していたのが、冒頭の豪雨・雷鳴の音響であろう。状況設定はシンプルで、山奥にある旅館が、紅葉時期を迎えた某日、大雨(100年に1度)の影響で橋が崩落し、今にも山崩れが起きそうである。そこに居合わせた人々の焦燥と思惑、旅館従業員の対処と困惑が描かれる。
この状況は、2015年9月にあった栃木県・鬼怒川温泉が大雨(こちらは50年に1度)で被害を受けたことを思い出した。もっとも災害の様相は似ているが、人間ドラマは関係ない。
この公演のラスト、観客の好みが別れそうだ。自分は嫌いではないが...。
満足度★★★
カチカチした感じでなく
ふんわりモコモコした感じと言いましょうか
であんまし雰囲気の良くない感じを醸していた作品かな
自分的には事象・出来事等を明確にしてあるものが好みなんで
今一つに思えたかなぁって
で客席の千鳥配置は嬉しいけど
各椅子の横幅をもうすこしとってくれるとモットよいかな
などと感じた1時間40分強の作品でありやした