8・12〜白球〜 公演情報 8・12〜白球〜」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    親と子。
    本来は重い話だが、笑いあり涙ありにまとめている。テンポが少し崩れるところと、必要以上にコミカル入れているところもあった。笑いは急にどっと来るところが良かったり。仕事で遅れてしまい、場内への案内がちょっと対応遅かったのは残念。
    実際に亡くなられた方にも親しい方たちはいる。そして人が死のうが日常は続く。観客にはストレスかもしれないが、そういう濃さもより欲しかった。自分が生まれたくらいの事故で、正直今の若い人は多くが知らないところだろう。当事者はいつも何処かで生きている。テーマの意義として。

  • 満足度★★★★

    衝撃を受けた
    「生きている」の言葉が頭の中に突き刺さっています。

  • 満足度★★★★

    やられた
    初見の劇団。事故の頃はまだまだ幼く,かすかに記憶にある程度であったので,概略を調べてから観劇。最初は事故との関連性が見えてはこなかったが,途中から沁みてきた。最後には不覚にもうるうるきてしまった。あり得ないけど,良い物語です。そして,その裏返しで,残された人にとっての事故の悲惨さを痛感しました。

  • 満足度★★★★★

    無題1517(15-205)
    19:00の回(曇)。

    築地本願寺は、近くで「みそじん」の公演があるのでよくくるのですが会場(サイトによると164席)に入るのは初めてです。階段には花が飾られています。

    18:10受付、18:26チケットの整理番号順に整列、チケットに番号のない人はもうひとつの列に並び、その後に入場。

    「ぶすはうす」というスナックが舞台、ソファ、カウンター、奥にはボトルが並び、壁には「(花の)絵」、マスターおすすめは「ミックスピザ」「タコのカルパッチョ」「シーフードパスタ」、下手床にミット、グラブが置かれている。

    18:50前説(アナウンス、110分、いびき、歯軋り、寝言禁止)、19:00ブザーで開演~20:58終演。

    ずっと前、同僚のひとりに遠くの「音」を聞いた、という人がいました。当時はTVニュースをみるくらいてせしたが、何年も経ってから数冊書かれた本を読みました。

    話が進むにつれて登場人物の意味がわかるようになり、喪われたもの、諦めたもの、忘れようとしたもの、それらが心の深いところから浮かび上がってくるようでした。

    学生服の男子(白塗り)のキャラクター設定はもう少し親しみやすいもののほうが(個人的には)よかったと思いました。あれから30年後、役者さんたち、お客さんたちもその年月を過ごしてきた方が多かったようです。

    鮎川さん「飛ぶ金魚(2013/6@みゆき館)」、里璃さん「2番目の女たち。(2013/10@HOPE)」

  • 満足度★★★

    心に響く話
    御巣鷹山の事故を元にした作品ということで、多くの命が一瞬で奪われた事件の悲惨さが思い出され、胸が痛みます。

    ネタバレBOX

    全体としては心に響く話でしたが、御巣鷹山の事故で大切な人を亡くしたことを、回想として展開するストーリーは、少し違和感が感じられ、頭の中にしっくり入ってこなかったです。野球のシーン、父と娘が仲をとりもつシーン、それぞれはいい場面とは思うものの、白塗りの少年と関係等、話の中に入りきれなかった感じがします。
  • 満足度★★★★

    涙がとまらない
    涙と笑い。とてもよかったです。

  • 満足度★★★★

    レクイエム

     この作品の作家のご友人が、この事件で亡くなっていると聞いた。自分の中学時代の親友も、時代のうねりの中で自殺を遂げた。大切な友を失った人間の一人として、喪心からお悔やみを申し上げる。

    ネタバレBOX

     御巣高山の日航機事故は1985年8月12日に起こったことになっている。然し、この事件には、実は多くの謎がある。日本の空域の多くで最優先の管制を敷いているのは、日本ではない。在日米軍だ。こんなことは、植民地である日本の常識だから、知らない日本人は、少し自分の来し方行く末を見直してみる必要がある。今作の中でも出てくるが、この事故機は32分もの間、ダッチロールを繰り返していたと言う。その間、彼らの機が飛んでいた空域で横田との交信が何度も行われていた。因みに横田ラプコンは、嘉手納ラプコンと並び称される、在日米軍の管制支配空域。事故機は、事故を起こす前、この空域を飛んでいたと思われる。因みにこの空域は、米軍機の飛行を最優先として設定されているので、日常的に日本の飛行機は、無駄なエネルギーを使うことを余儀なくされるばかりではない。自由になる空域が異常に狭い為、ニアミスや急旋回、急上昇などが原因で、航空機機体・乗客・乗員に多大の不要なストレスを余儀なくされているのである。而も、この問題を調べている間中、ブラウザが、内容を表示できないとか、内容のあるべき場所に調べたい内容とは無関係の広告がたくさん張り巡らされて目的の情報に辿りつけないとう状態が続いた。だから、自分は他の方法で情報の一部に辿りついたのだが、無論、まだまだ納得のゆくものではない。但し、取り敢えず、その責任は、邪魔をしている誰か、人々の苦しみを創り、それらを暴こうとする者を滑稽なピエロに仕立てあげたり、大衆の敵と思わせることによって自己保身を図り、自らの延命を図る下司共にある。(その下司共の一味に安倍 晋三も属しているだろうし、日本会議に所属する多くの議員も属しているだろう)
    ところで、この事件(政府は事故だと言い張るだろうが)に関しては、様々な疑惑が語られている。戦闘機によって撃墜されたとか、自衛隊特殊部隊の隠れ基地がこのエリアにあったとか、自衛隊機が随伴して飛んでいたとか、これらの秘密を隠す為に、事件はボイスレコーダーのデータを含めて改竄された等々。調べる過程で以上の情報が細切れに入手できた。
  • 満足度★★★★

    人情劇の王道
    1985年8月12日の御巣鷹山に墜落した日航機事故を題材にした人情劇…。
    終演後の座長(赤塚真人さん)の挨拶、毎回その話に感動させられる。今回はこの事故で親友を亡くしており、その無念さが滲んでいた。「いつ、どのような事で亡くなるか、それは突然起こるかもしれない。(後悔しないように)日々を生きる」と...。ちなみ1年前の公演「同居人」では、ヨットで太平洋横断した堀江謙一氏の言葉を引用し、「孤独は耐えられても孤立は耐えられない」と。どちらも痛みを知った言葉である。本公演は、.現世への未練・想いを笑いと涙で観せる、人情劇の王道である。

    毎回この劇団の舞台セットは見事に作り込んでおり、今回もスナックの雰囲気(上手にカウンターとスツール、下手にソファーセット、舞台中央奥にもテーブル席)を作り出していた。そんなスナックに集まる人々は...。

    ネタバレBOX

    飛行機が墜落するまでの時間(ダッチロール中)、現世への強い思いを抱いた。その結果、墜落するまでと同じ時間を他人の体に憑依して思いを遂げる。自分の息子は高校野球で甲子園に出場を果たしたが、父親の墜落事故の報に現地へ赴いた。その現場でみた凄惨さにショックを受けるとともに、甲子園での活躍の場も失った。その原因が親友でありチームメイトの企み(レギュラー争い)によるものであり恨みに思っていた。その後、自暴自棄になり結婚生活も破綻し娘を置いて家を出た。この男を再生させるため、関係者をスナックへ集めたのが、霊魂として憑依したこの男の父親である。人情話であるから結果は当然ハッピーエンドである。

    さて、公演の話から逸れるが、墜落事故より3年ほど前の1982年。日本で活躍していたアメリカのカメラマン、ブルース・オズボーンは当時流行だったパンクの若者を撮影していた。そのパンクの若者と彼の母親を被写体として「親子」の写真を撮影し、それがライフワークになった。その後、バブル崩壊で時代は急激に変化し、少子化が社会の問題となってきた。オズボーンが「親子の日」を提唱し、2005年に日本記念日協会が5月「母の日」6月「父の日」、そして7月の第4日曜日が「親子の日」に...。

    居るのが当たり前と思っている親、もしくは子...しかし、明日はどうなるか分からない。多忙な日々を過ごす、そんな時だからこそ親子について、そして生きることについて考えたいと思わせる、そんな好公演であった。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    涙なくして観れない・・・
    あの事故から、もう30年も経つのですね・・・。

    “実話を元にしている”ということもあり、物語への求心力が強く、
    感動の物語でした。

    “わきおこる涙をやさしい微笑みに” と記されたとおり、
    “落涙”、そして“微笑み”の私。

    「青春シリーズ」の、懐かしい役者さん達を拝見し、
    別の意味でも時の流れを感じた舞台でした。


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