TangPeng30 B Group-(石榴の花が咲いてる。)×劇団11×プレス 公演情報 TangPeng30 B Group-(石榴の花が咲いてる。)×劇団11×プレス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★

    このみは
    私はどちらかというとアクトがあったり大勢の役者さんのパワフルな芝居が好きなので、石榴さんがいちばん好きで見心地がよかったです(好きな役者さんがいたのでということもあるかもしれませんが)

    プレスさんは、途中の歌がかなり謎でした
    11さんは、女性の役者さんがかわいくて面白かった

    演劇ってほんとにいろんな形があるなと感じた90分でした

  • 満足度★★★

    少し残念
    いずれにせよ、前説と後説をした人の脱力したしゃべり方が一番受けているようではダメだと思いました。

    ネタバレBOX

    プレス『家路をたどる』(作・演出 粕屋知世)  母親が再婚するというので久し振りに実家に集合したきょうだいたちが母親の帰宅を待つ間の話。

    殺伐としていて、兄弟は他人の始まりという感が強くしました。若い人たちにはまだ実感が無いかもしれませんが、後の祭りとならないように、無縁社会にならない程度のことだけは考えておいてくださいねと思いました。

    劇団11『僕とキミの自転車周遊記』(作・演出 中西崇将)  自転車に二人乗りしている男女の会話。確か空港に向かっているように聞こえました。

    一人が飛行機に乗るのでしょうか。後ろに乗っていた男はラフな格好をしていたので見送る方でしょうか。それにしても、前かごの中の小さなバッグはノンアルコールビール2缶がスッポリ収まるくらいですから、荷物は全く無いということで、本当に一人が飛行機に乗って去っていくのか良く分かりませんでした。

    淡々と進行したのは二人にとってのエピローグだったからかと思います。昨晩までの話し合いの過程こそが知りたい対象ですが、それは長編によって明らかにして頂けるのでしょうか。

    (石榴の花が咲いてる。)『距離感を見誤る#』(脚本・演出 中野雄斗)  袖すり合って喧嘩したり、みんなでダンスしたりのパフォーマンス。

    狭い舞台に14人も登場すれば、そりゃ距離感を見誤ってぶつかることもあるでしょうよって感じでした。

    30分×3本の競演。最初の演目で、外国人の再婚相手を見せてほしいと思ったり、それにしても大人げない対応だなと思ったりして不満が残りましたが、3本見終わってみれば、最初のが一番内容があったのかなと思いました。
  • 満足度★★★

    シアターグリーン学生芸術祭参加作品(短編B)
    まだ芸術祭期間中であり、また各作品の感じ方が違うため★評価は控える。
    評価★(追記2014.9.9) 

    『家路をたどる』(桜美林大学)★2.5
    契合するようなテーブルを前にした兄弟姉妹5人のゆる~い会話劇。芝居全体が緩い。

    『僕とキミの自転車周遊記』(明治大学)★3
    日の出を見るため、男女二人乗りの7.5キロのサイクリングストーリー。オーソドックスな作り。

    『距離感を見誤る#』(東京学芸大学)★2.5
    雰囲気はデカダンだが、若さ溢れるパフォーマンス。表現内容は理解困難だったが…。

    ネタバレBOX

    『家路をたどる』(桜美林大学)
    母の再婚について話し合う子供5人(10代後半~30歳前)の様子。その会話の「間」や「テンポ」がぎこちない。テーマは何だろう。”家族という枠の中の個人のエゴ”というイメージでよいのだろうか。演出は、契合するテーブルを移動することで場面転換を図っていた。セリフの主客によって座る位置を変えていたが、それは目先のことだけ。逆にその動作は目障りとなり、演出を陳腐にさせると思う。短編を意識しテーマと演出が上手く結びついていれば…残念でならない。

    『僕とキミの自転車周遊記』(明治大学)
    舞台中央に自転車が一台設置。20歳代の男女が二人乗りして、海まで日の出を見に行くサイクリングストーリー。ペダルは女性がこぐ。走行距離は7.5キロで短編30分の舞台設定にはちょうどよい。物語に大きな変化はないが、久しぶりに会い近況を淡々と話し合う姿は微笑ましい。また、騒音の音響や信号に見立てた照明色など、細かい演出も良かった。暫しの別れを前に、少し切ない思いが滲みでていた。

    『距離感を見誤る#』(東京学芸大学)
    自分にとって、この公演は意味不明のまま未消化に終わったという感じ。例えば、唐突に子供のころに遊んだ「缶けり」や「ダルマさん転んだ」が演じられるのは?また上半身縛られた女性が下手から上手を立膝で何度も行き来する動作は?
    キャスト数が14名と多く、常に舞台上に全員居るから芝居としての空間利用が制限される。一方、狭隘になった空間でぶつかりそうにダンスをするさまは迫力があった。なんとも不思議な公演であった。
  • 満足度★★★

    今後どうなるか
     シアターグリーンの学生芸術祭に参加している作品を3つ拝見した。何れの作品も30分程の短編である。拝見した劇団は、上演順に1.桜美林団学 プレス「家路をたどる」2.明治大学 劇団11「僕とキミの自転車周遊記」3.東京学芸大学 石榴の花が咲いている「距離感を見誤る♯」
     若い人たちの作品だから、今後、どう変わるかまだ分からないが一応、3作品をまとめると星は3つ。(追記2014.8.21)

    ネタバレBOX

    1:長女と長男は母親の浮気が原因で離婚成立後、母と共に働いて弟妹を育て、現在では、長女は、母及び二男と一緒に暮らし、長男は独立している。然し、二男のリョウはニートということもあり、現在母が再婚問題を抱える中で、今後の展望を探ろうと兄弟姉妹全員が集まった。三女のミサトは大学生だが、母親の浮気には嫌気がさし反抗的、ニートのリョウは、皆が甘やかして育ったのに、今頃、自立を求めるのは不合理だとして、仕事も勉強もせず、日々をやり過ごしている。長男のシュンはそんな弟を何とか自立させたいと思うが、勘当のような強権を発動するという発想も無く手を拱いている。長女は調整役は買って出るものの、それ以上は折れてしまう。二女ハルカも一所懸命調整役を務めるが、上手くは行かない。而も母親の再婚相手は、何処か温かい国から来て、矢張り温かい国々を渡り歩いた人だと言うことぐらいしか分からず、外国人らしい。どん詰まりなのに、家族という擬制が彼らを縛りつけていることから自由になれない為、一切の展望が無いことを呈示して幕。★3つ。
    2:幼馴染のブンちゃんは、地元の大学でロボット工学を専攻しているが、ユリは東京の大学で文学を学んでいる。久しぶりに会った二人は、久しぶりに「最後の日の出」を見る為に、チャリンコで12km離れた海岸迄出掛ける途中である。チャリを漕いでいるのはユリ。今時の女の子らしく活発で屈託が無い。因みに2人とも大学4年生なので、就活だの、ブンちゃんの場合は、マスター受験を含めて留学も視野に検討中だ。
     ちょっと言葉の説明をしておく必要もある。「最後の日の出」についてである。今回、これは、幼馴染の2人が、夏休み終わりに東京へ帰るユリと最後に一緒に見る日の出を意味している。今迄にも卒業前のとか、ユリが大学に入って東京へ行く前のとか、何か区切りになることに出会う度に、2人で、12Km離れた海へ日の出を見に行ったのだが、その記念の符号のようなものである。
     今作でも、久しぶりに帰郷したユリが、駅周辺のお店の変化に驚いたり東京と比べて地方を茶化して見せたりしながら、他愛も無い話をしつつ、恋や、振られた時に、高校までは、何か食べに行ったり、カラオケに行ったり、友達に愚痴って寂しさを紛らわしていたのに、20歳を過ぎて酒が飲めるようになると、のまなきゃやってらんねえ、になったなどと、思春期から大人への、取りあえずの変化を比較してみたり、数十年後の自分達が、揃って最後の日の出を見に行く様を想像したり、とオーソドックス乍ら、光る視点を織り込んで、三作の中で、自分は最も完成度が高いと思った作品だ。★4つ。
    3:3作の中で、最も破綻傾向の高かった作品。評価は、これを意識的にやっているか否かと、矢鱈、深層心理の忘却についての話が出てくるのであるが、自分には、既に心理学という学問領域そのものが、疑似科学としてさえ既に終焉を迎えた学問領域に思える点で、ホントにそんなものに理論的根拠を置いているのであれば、それが、今作の破綻の原因の第一だと考えられる点である。
     一方、喩でしか語れないレベルに20歳前後で居たりつく例は、今でもあるであろう。自分自身そうであったから、その程度のことは、表現する人間にとっては当たり前のことだと認識している。だが、自分の体験から見て、今作はそういうレベルに無い。喩として捉えたにしては世界認識が、余りにも表層的であるから、喩とそぐわないのである。
     但し、若い人というのは、これから様々な可能性を未だ秘めているハズであるから、今後、最も変わる可能性が高いのは、この劇団の可能性が高そうである。この劇団の今作の評価は★2つ。

  • 満足度★★★

    二人乗り
    チケットプレゼントにて鑑賞。95分。

    ネタバレBOX

    プレス「家路をたどる」
    母の再婚相手の紹介を受けるため兄弟姉妹5人が集合する。もともとイザコザのあったことが原因で、結局母がやってくる前に長女を残して皆出てってしまう…。
    会話劇。長女と三女が歌で想いを語る演出は唐突ながらけっこういいかなと。何言ってるか聞き取れないけど。30分で5人の内情を語るのは厳しいけど、片鱗を上手く見せてたと思う。もうちょいヤマがあっていいかなとも思う。人数減らしてでも。舞台面が低いので、座り演技がほとんど見えないはなんとかしてほしい。

    劇団11「僕とキミの自転車周遊記」
    大学卒業間近なユリとブン。上京前に日の出をみようと、ユリのこぐ自転車で二人は海を目指す…。
    いい友人の二人が、とりとめもないような思い出に浸るような会話を続ける30分。奇をてらう演出もないが、ユーモラスな会話が楽しい。会話から滲むような20代の率直な気持ちの表現が上手いなと。みずみずしいというか。変に男女を意識した内容にしないとこも○。ラスト、卒論ネタで温かな空気で〆るのもいい感じだった。

    (石榴の花が咲いている。)「距離感を見誤る♯」
    缶けりとかだるまさんがころんだという子供の遊びを基調にしたようなパフォーマンス。舞台手前で縛られた女が何かしてた(よく見えないけど)。表現自体に何かを感じてはないけど、退屈はしなかった。ラストのダンスとBGMのミックス感はかなりいい。ダンス時の表情もいい。舞台照明、客席照明の切り替えも含めていいと思う。

このページのQRコードです。

拡大