満足度★★★
好みでなかった
よく出来ていて見やすい作品であったが好みでなかった。演劇である必要性を感じることが出来なかった。
役者は安定していたし演出もいいのだが。
すごいモヤモヤしてる
色々と設定が無茶な部分はあるが、当日パンフレットにあった「“カジュアル”で“ポップな”作品」ではある。
自分が観劇した回が満員だったそう。
DVD製作のため、カメラ&マイクが入り、前説でそれらの説明と注意事項が入る。
前説で「僕(脚本演出)が捌けたらすぐ始まりますから」と話していたが、捌けた後、本編とは関係ない映像作品(しかも結構長い)が始まり、しかも見ていてもよく分からない内容で、「よし始まるぞ」と意気込んでいるのを削がれてしまった。
本編は、突然社長になってしまったドラ息子を、社員たちが育てていく、といった内容。前半は会社員としてのマナーや電車の乗り方の教育。後半は元ドラ息子の社長としての成長。
私もOL経験がないので、名刺の渡し方などとても勉強になった。
電車通勤の場面では、作者が常日頃感じていることを面白おかしく見せてくれた。
曲に合わせて動くのも、机を電車の扉や改札機に見立てるのも、工夫されていた。曲に合わせるというのは本当に良かった。あぁ作者は上京した当時こう感じたんだな、というのがよく伝わってくる。
後半の、会社のピンチに社長自らがテキパキと的確な指示を飛ばす場面では、その成長に「よぅ大きくなったなぁ」と子供を見るような不思議な感覚に包まれた。
舞台装置は空間を余すことなく有効利用している印象。オフィスとその他、という上部スペースと下部スペースを場転に用いるのが暗転なくスムーズに見られた。
本社とライフエス(物語の舞台)との関係は物語中盤で予想がついてしまうのが残念なところ。
さて、観劇し終わって思うのが、このモヤモヤ感。
観客も笑っていたし、カジュアルでポップな作品だった。工夫も見られた。
しかし…自分の中の盛り上がりに欠ける。退屈はしないのだが大して高揚もしないというか。何故そう感じるのかが自分で分からないからモヤモヤしている。
何故だろう?と考え出した頃、ふと隣を見ると、おじさま入眠中(-_-)zzzこの人も同じなんだなー…と思ってしまった。
満足度★★★★
演技は安定していたが・・・
初日のスタートからのアクシデント(書かれている方も多いが)、これは初日ハプニング、出演者達には痛いスタートだが、見る側には“ご馳走様もの”!!これでこの舞台は忘れない。しかし、その後もどうも誰かがはける度に後ろの方からガタガタ音がする、これは頂けない。前向きでテンポのよい舞台だし、出演者の芝居も安心して観ていられるだけに、こんなちょっとしたことが気になる状態はまずいのでは!?
本番を一時中断させた180cm超「榊原仁」の「B級ミス」
―こんなこと、前代未聞―
遭遇した男性客(後方座席)は「これも演技なんじゃ…」と絶句。
そのミスは開演直前に起こった。
主演・船原孝路がかかるべき“ドッキリ”のトラップを、暗転中に共演・榊原仁が踏んでしまったのだ。
「初日だからね…もう一回やろう!もう一回」
作・演出を務めた主宰の加藤隼平は、何もなかったかのように始まった本番を中断せざるをえなかった。
舞台通M氏が語る。
「そのまま無視することもできたハプニング。本番を中断してまで“笑い”を取りにいく攻撃性ですよ」
失踪した広告代理店社長のバカ息子(アメリカ在住)が、ある日突然、社長に就任しなければならなくなった設定。
「前半は『社会人養成講座』だった。“通勤の方法”“名刺の渡し方”をバカ息子に解説する手法だが、観客も教えられているようで恥ずかしい」
加藤隼平にはサラリーマン経験がない。
通常、未経験の社会人はサラリーマンに対し漠然とした「コンプレックス」を抱えている。
前半の『社会人養成講座』も、加藤の“サラリーマン・コンプレックス”が響いた結果なのだろうか。
「後半になるにつれ、ボルテージは上がってきた。全体として話の筋もいい。映像・音楽の演出がエンタメ性を高めた」と、評価したいポイントも。
終演後「大変、申し訳ありませんでした」と謝った榊原仁。
これも『社会人養成講座』で習得した技らしい。
満足度★★★★★
テンポよくて
進行のテンポがよく、観ていてとても楽しかった。
音楽や効果音がとてもマッチしており、リズム感のある展開にとても興味をもちました。
とっても面白かったです。
満足度★★★
もう一捻りほしい!
いきなりのアクシデントでやり直しで始まったが、笑わせるべく作られたセットが解ってしまう致命的なミス。暗転多く、観る側も集中欠ける。
話もすぐに結末が読めてしまい内容的に物足らない。もう一捻り欲しい。
ただ、観客として来ていた女優の川上麻衣子さんが見られてラッキーでした。
彼女40代後半とは思えないほど若く見えます。