今、出来る、精一杯。 公演情報 今、出来る、精一杯。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 31件中
  • 満足度★★★★★

    重めの話なのに笑いも忘れず
    かなり重い話なのに随所に笑い所をちりばめ、着実に笑いを取りつつ劇を進めていく手腕にあっぱれ! 
    度を超した吸引力に、ほぼずっと前のめりで観てしまった。。
    やや長めの130分がアッという間でした。

  • 満足度★★★★★

    満点!
    案外ドロドロしていて、グロテスクな一面をも、役者と演出でさばさばと明るく見せて、楽しくさえありました。すごく面白かったです。

    ネタバレBOX


    主張したい部分については、部分部分、私の考え方と違いましたが、それを補って余りある、脚本の台詞のやり取りと、役者の演技の練り込みがすごく魅力的でした。

    細かく「第○章」と区切られ一息つける心地好いテンポで、2時間10分を飽きることなくあっという間にすら感じさせます。女性達の会話と、恋人達の会話が、しゃべる相手によって態度も内容も違っていて、覗き見しているような、凄くリアルに感じました。

    一人一人の人物背景が絡まりあってて、とても書ききれないので割愛しますが、皆、生きている以上、辛くて、自分を誰かに受け入れてほしくて、自分に正直でした。個性の強い変なキャラクターが多いのですが、それをリアルに感じさせる、演技の力が素晴らしいです。

    「ごめんなさいごめんなさい」「なんで分かってくれないの」「一緒に居てよ~」苦しみやもがきが、胸をえぐります。でも台詞でクスリと笑わせられるから辛くはありません。くすみさんが正しいのに、彼女が一人アウェイな感じなのが悔しい気もしました。大人ってそんなに汚れていくのか。

    人と関わるってのは、面倒くさい部分も引き受けるということ、というところに共感しました。安藤くんのように、ただ我が儘に駄々を捏ねるだけの人は、個人的にはあまり甘えっぱなしで生きていてほしくないなぁとは思いますが、そのカップルの在り方には納得がいきました。

    よく思い返せば、キャラクター全員が、自分の我(辛さ)を通していたかもしれません。それを包み込もうという、認めあおう、生きていこうという、究極の優しさが、作品にありました。

    蛇足ですが、個人的に、大感動にひたっていたのに、最後の最後にミュージカル「Hair」の「Let the sunshine」「アクエリアス」が大音量で流れたのには、ビックリしてずっこけそうになりました。かなり印象強い曲なので、暫くHairの印象が思い起こされて、言ってる台詞や情緒が乗っ取られました。そこは申し訳ない気分です。

  • 満足度★★★★★

    その 精一杯
    おもしろかったです。

    それから

    すごかったです。

    ネタバレBOX

    その 精一杯 は、すごいですよ と 思いました
  • 満足度★★★★★

    めんどくさい
    とても面白かったです。
    どこにでもいそうな面倒くさい人が集まると、
    とんでもなく面倒くさくて、どうしようもなくて、

    どうなるかと思ったけど、
    みんな「今、出来る、精一杯。」で、
    次に進めそうな気がして、すっきりしました。

  • 満足度★★★★★

    (本谷+ポツ)/あひる
    本谷有希子とポツドールを足してあひるなんちゃらで割った感じ。
    おもしろかったです。

    今まで何作品か拝見してきて
    そこそこ面白いちょっと毒ある可愛い子ちゃん芝居という認識でした。
    駅前なんてダイジョブかと心配していました。
    正直、3200円って高いなあって思っていました。
    追い掛けるのも、今回で最後にしよっかな、なんて。

    杞憂でした。
    全然安いです。
    小劇場の醍醐味をまさかネモシューで味わえるとは!!!
    侮っていました。認識を改めさせていただきます。
    笑えます。エグられます。考えさせられます。感動できます。

    まだまだ稚拙に感じる部分が無きにしもあらずですが
    その分のびしろが期待できるということです。
    次も期待しちゃいます。
    是非色々な作品を発表してください。

    今回はホントに楽しい時間をありがとうございました。


    お時間あるかたは、観劇されることをオススメします。

  • 満足度★★★★★

    物語の先へ
    なぜ、劇場に向かうのか。私は。
    そこに希望があるから。
    きっと。

    ネタバレBOX

    月刊「根本宗子」の本公演は今回が三回目。
    昨年は、ほぼ月刊公演という小作品をほぼ観劇したのです。
    まぁ、ぶっちゃけファンですが、なにか?

    小作品が続いていたので、こじんまりとしないかと、
    ちょっと危惧感もあったのですが、

    これまでの本公演を凌駕する素晴らしい作品でした。

    今時の若者世界の物語の中に、
    歌舞伎やシェークスピア、
    或いはギリシャ神話のような
    下敷きも感じたのでした。
    どうなんでしょうか?

    ネモシュー大好きな皆さんは
    パチンコネタや、
    足の悪い女性に、
    根本宗子その人を投射したと思うのですが、
    どうでしょうか?

    あー、ちなみに、タイニイアリスのインタビュー記事
    まだネットに転がっていると思うので、
    検索してみて。

    彼女の演劇との繋がりとか想いがよく現されています。

    これってネタバレに書かなくてもいいんじゃねー(笑)。

    役者さん皆さん素晴らしかったです。

    ブラボーでした。



  • 満足度★★★★★

    リピート
    まずキャストの熱量に圧倒されるけど、
    脚本はもちろん、空間の使い方、細部に至るまでの動きや見せ方、
    すべてがよく計算されていると思う。

    作・演出・役者どれをとっても、根本宗子恐るべし。

    テクニカルも含め、とてもすばらしく、そしてすごい作品だったと確認。

    4号までを見逃した後悔がまたわいてきた。
    月刊「根本宗子」、この先は一つたりとも見逃したくない。

  • 満足度★★★★★

    もう一度観に行きます。
    なんといってもキャストのパワーが圧倒的。序盤からグイグイもっていかれた。引き出し方の上手さと、役者側からの信頼がなせるもなんのだろう。久しぶりの本公演、「別冊」「ホントに月刊シリーズ」を経て、何か突き抜けた感じがして爽快だった。みんなに観て欲しい!

  • 満足度★★★★★

    心がえぐられた
    観るのが途中でしんどくなるほどに。精一杯、観た。
    きっとそれぞれの登場人物にどこか自分の要素があって普段うまくバランスをとって生きてるんだけど劇中の人物が醜いまでに本性本音をぶつけあうのでなんだか心臓が痛い。物語を過激にすればいいってわけじゃないんだけどでもそうすることでセリフに説得力が出てリアルさが増していく。
    体力はいるんだけど基本的にテンポもよく笑える場面も多いので時間は感じさせず安定して面白かった。

    ネタバレBOX

    女性の方の脚本演出と考えると妙に納得してしまうというか、出てくる男はダメなやつばっかりでしたね。そして女は男より自分を持ってて強いなと。
  • 満足度★★★★★

    タイトル通り、今、出来る、精一杯。
    これはパンクだ。
    この芝居を支えているのは、テクニックでも上手さでもない、熱量だ。
    特に作演出家の熱量を強く感じた。勿論、それを支える役者たちも。

    彼女たちの「今、出来る、精一杯。」を形にしたのがこの舞台というでもあるのだと思う。
    表現に必要なものが、そして生きる上で必要なことが、これ以上あるだろうか。

    この芝居を観て、僕自身も「今、出来る、精一杯。」をしないといけないと強く思った。


    ただ、登場人物の誰にも強く共感することができなかった。
    それぞれに、部分的に共感する部分はあったし、
    舞台全体で問いかけていることには、強く共感できたが、
    それぞれの人物に関しては、自分にもその部分あるけれど、この人物とは何か根本的に違うなと思ってしまう人物ばかりだった。
    欲を言えば、自分に似ている登場人物は勿論、自分と一見関係無さそうな人物にさえも、この人は私自身だと思えるような人物が描けているとより強い舞台になったのではないかと思ってしまう。
    Aさんも私なら、Bさんも私だ、いやCさんこそ私かも、、、みたいな。
    カップルの両方が自分に見えてしまうとか。

    (追記:ただ、自分じゃないけれど、最近知り合った20代半ばの男子は、バイトが決まらない男役ととっても似ていたな。あまりに似ていたので、その知人を思い出しながら見てしまった。そう考えると、もしかしたら、僕(32歳)より若い世代、つまり作演出の根本さんや役者さん達の世代には、あの感じが凄いリアルな人物像なのかもしれないな、、、)


    と、門外漢が偉そうに書いてすみません。

    批判がしたいのではなく、この熱量で、もっともっと完成度が高い芝居ができれば凄いことだと思ったので、あえて書きました。

    なんだかんだ言っても、おそらく僕はこの芝居を観たことで、明日からの生活の一歩が確実に違う。

    もう、甘えたり、泣き事を言わずに、
    僕にできる「今、出来る、精一杯。」をやろうと思っている。

    そう思わせてしまう芝居って、凄いと心から思います。

    ありがとうございました。

  • 満足度★★★★★

    全てにおいてはずれ無し
    ちょっとびっくりするくらい共感しました。
    芝居で泣いたのは2年ぶりくらいかも。
    これは本当に面白いです。
    生き辛ェ、でも死にたくねェと感じてる人にはきっとドツボです。
    芝居の力という言葉は軽々しく使いたくないけれどコレにはありました。

  • 満足度★★★★★

    スターマイン♫
    中盤までは、「保母、処女」の方が、爆発力があって好きだったな、とか思いながら観ていました。
    星三つ程度の舞台が持つモヤモヤ感を孕んでいたのが、徐々に推移してゆきエンディングでは、(群像劇)をスターマインで一気に魅せてエンターテインメントに仕上げましたね(*゚▽゚*)

  • 満足度★★★★★

    今、出来る、精一杯。【おすすめ】
    素晴らしいです。役者さんたち、誰もほかの誰かと交換ができるような作品ではありません。役者が交換できない芝居だけが観たい、という小生の欲求に激しく答えてくれました。おすすめです。今のところ2013年度のナンバーワンです。

    ネタバレBOX

    そんなこと、日常生活では絶対にありえないだろ、そんな男に構う女性なんているのかよ、といったプロットの連続に心底むかつくし、感情移入できないのですが、いや待てよ、それでもよいのかもとなびいてしまうのですが、最後のサカモトさんの言葉に作品のすべてが変わりました。色まで変わってしまった。がくがく震えました。素晴らしいです。
  • 満足度★★★★★

    言葉にならない。
    みんな、一生懸命生きている。

    こういう芝居を、もっともっと見たいと思いました。
    戯曲にして出版してほしい。

    みなさんそれぞれ素晴らしく、特にはな役の早織さんの強烈なセリフに心打たれました。

    ネタバレBOX

    正確ではないですが、心に突き刺さった台詞。
    個人的備忘録です。

    ・自分だけ特別だって思ってるのかもしれないけど、みんな同じなんだよ。
    誰だって生きるのしんどいよ。

    ・これだけひどいことが起こったんだから、これからたくさんいいことが起こるんだって、信じさせてよ。

    ・誰でもよかったんでしょ?
    この人のめんどくさいところまで引き受ける気もないのに、優しくしてんじゃねーよ。

    ・何が正しいかなんてわからなくて、自分で選ぶしかない。
    でも、今こうしている私はすごくいい顔してると思う。



    女って、強くならなければ生きていけないんですかね。

    とりあえず、今日を生きればいいんだな。
  • 満足度★★★★★

    凄いものを観た!
    人と関わる中で生じる不快な感情を、一緒くたに「めんどくさい」と表現してしまうのだけど、この芝居の中の色々な「めんどくさい」がとてもリアルで、胸が塞がる思いで見入っていました! もう一度、観にいこうと思います!

    ネタバレBOX

    「好きだけどめんどくさい」と「めんどくさいけど好き」は大違いだなぁとか、「人にやさしくする」ことはある意味エゴなんだなぁとか、救いのない状況だけど「今の私に出来る、精一杯」の絶叫に救われたなぁとか、色々考えさせられています(進行形)。
  • 満足度★★★★★

    本当に良いもの
    初めて舞台で泣いた。人間関係の黒くて複雑な部分、僕の五臓六腑をかき回すようなずっしりとした人間関係を正に、描き出していた。
    共依存の関係における、大きな物の共有は、お互いその認識が保たれているときにおいて、ある完成したものであるが、一度そのどちらかの認識が崩れた場合、それは他人をも巻き込むのですね。また、第三者にとって、彼らの大きな物はちっぽけな物にしかすぎず、理解できない。しかしその第三者でしか存在し得ない存在にも、「私は正しいと思います」と最後に。
    役者さん達も本当に素晴らしく、舞台芸術も細かいところまで完成度が高かった。演出に関しては、余計な奇抜さは無く、でもどこか新しさを感じさせた。
    本当に良いものを観れた気がする

  • 満足度★★★★★

    今すぐ予約!観劇/感激すべし!
    【いてもたってもいられないので、思いのたけを】

    「月刊「根本宗子」『今、出来る、精一杯。』」鑑賞。

    素晴らしい。最高だ。

    もうめんどくさくてちょーうざい。それに加えて、なんて暑苦しいことか!しかし、少しも「退屈」になんてなりやしない。ぐんぐんと引き込まれ引き込まれ、「ここか、ここがハイライトか、いやまだここじゃない」。で、あっという間に幕。唸る。唸ることしかできない。とにかく拍手、そしてまた拍手。

    大きな「私」がぐるぐると台風のようにやってきて「間違っているのはわかっている!でも…!」とあなた(その小さな「私」)を巻き込んでしまう。「あなたも大変だよね。わかるよ。だって私も大変だし」なーんて甘っちょろい関係は許されやしない。

    「この私」が「そんなあなた」を巻き込むの(巻き込みたいの)!あぁなんてウザイ女子。でも、好きだ。いや、好きなんてもんじゃない。ちょー愛してる。いいぞいいぞ!もっとやるんだ!でも、オレのところにはお願いだから来ないでくれ!

    オレは「根本的台風」に巻き込まてどっかに飛ばされてしまうのはごめんだ。だから必死で足で自らの大地(安全圏)にしがみつき、「根本的台風」の嵐にびしょ濡れになりながらも、それが去って行くのこらえる。少しでも油断したら巻き込まれて飛ばされてしまうから。
    でも……巻き込まれてそのまま「どこかへ」飛ばされてもみたい。いや、飛ばされたい!あぁ、オレはもう巻き込まれてしまっていたのだ!


  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 2時間超えはちょっと長かったですが、面白かったです! 
    「好き・嫌い」 の別れる部分もありますが、ほとんどの女子は、
    「うん!その気持ち、わかるわかる!」 「納得できる!」 という舞台だと思います。 女性にオススメの舞台です。
    大好きなセリフもいっぱいありました♪
    観劇日記をブログに書きました☆

  • 満足度★★★★

    心情吐露の独白大会
    題名どおり、本当に真摯に芝居と向き合っているなあと感動させられましたし、その題名を見事に体現した話は、凄く面白かったです。

    ただ、後半は2時間見ていたら多分この人たちはこう言う事を思ってるんだろうなあと言う心情を次々と事細かに説明していく様には少々辟易しましたかな。それは、あの渾身の一言を言わせる演出のためにはしょうがないにしても、そのセリフを全員が同じテンションで言うのは如何なものかと思いました。

    心情吐露の独白するなら根本宗子さん演じるあの方だけで良かったのかなあと感じました。あの人は正直何考えてるか分からかったですから。

    ネタバレBOX

    非モテの自分からすると、あのクズ男を何で好きになるのかを事細かに説明して欲しかったかなあなんて思いました。
  • 満足度★★★★

    みました
    はじめてバー夢でみた時は近所のおばあさんと思われる2人を含めて10人足らずところから駅前劇場へと、やりおるな。
    自分のメンドくささに思いをいたさずにはおれず、少し傷心。

    ネタバレBOX

    あのヒキコモリはひきこもりなのに常に彼女やら気にしてくれる人がおって羨ましいね。

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