『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月! 公演情報 『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 60件中
  • 満足度★★★★★

    「熱狂」
    もう、次回再演は大観衆の中、日本武道館で観たい。

    ネタバレBOX

    歴史の成行きを知っていてでさえ、彼らの言葉は熱く心に響く。
    戦争と言っても、歴史の中でしか知らない自分達は、その歴史から学べるのだろうか?今、置かれている立場は、争いを避ける為一歩引けば、相手は2歩3歩と出てくるだろう。何処まで引けば相手は納得するのか?
    侵略し、併合し、大虐殺し、従軍慰安婦をつくれば、やっと相手は「おあいこだね」と。 そんな時、勇ましい力強い言葉に心靡くのは・・・
  • 満足度★★★★★

    【熱狂】観劇
    狂気というのは、ある種、美しいものだなと感じました。
    「熱狂」というタイトルが、ここまでハマっているとは。お見事。
    熱い男達は、魅力的です。
    本来こめらているテーマとは多分かなりズレたところで感動しました。

    ネタバレBOX

    ぶっちゃけ私は、男というのは結局「戦ってナンボ、勝ち取ってナンボ」と思っているふしがあり、最近よく見る「出世興味ありません喧嘩嫌いですボク草食系男子なんで」とかいう奴には「ケッ」と(わざわざ口に出してまで)罵りたくなるんです。
    なので、この舞台に登場した男達の熱っぽさは、とても好みでした。
    私利私欲にまみれた男も、嘘つきの二枚舌男も、軍隊好き単細胞男も、みんなカッコよかったです。
    そんな中で、もっとも輝いていたヒトラー西尾さん。最初に登場したときから涙目で、椅子に座るとオカマ座り(もちろんヒトラーの人となりを表わす演出ですが、ちょうど向かい側の客席にいた女性が大股開きで座っていたのが気になってたので、あまりに対照的でした・笑)で、神経質な手の動きなど、全く男らしくはないのですが、いえむしろ女々しいのですが、そんな彼の持つ狂気はとても魅力的に見えました。

    いかんなー、その時代にいたら、私も進んでナチ党員だな。

    しかし、一見美しくも見えた狂気が、その後どんな爪痕を歴史に残すか、私たちは知っているわけです。
    そこまで含めて、切なく感動させていただきました。

    ありがとうございました。


  • 満足度★★★★★

    親愛なる我が総統
    アウシュビッツ初代所長ルドルフ・フェルディナント・へースと彼の予審に関わる3人のポーランド人(判事、精神科医)の物語。
    誰もがもっている、善悪、愛憎、強さ脆さ、葛藤がある故に信じることに執着したのか?

    動きの少ない4人の会話劇は、静かに進むが、心の奥底の想いは激しく、惹きこまれました。
    後半のへースの激しさが、より作品を深く濃くしていると、感じました。


    史実を元にしているが、その元凶の一つでもある、人間の真相心理の真髄を、あぶり出すかのような脚本・演出・役者陣が、素晴らしかったです。

    劇団を支えるスタッフの方々の、親切丁寧な対応も、とても素晴らしく、感謝です。

    しかも、公演の半券を持っていれば、料金無料とは!観客サービスにも、感謝です。

  • 満足度★★★★★

    あの記憶の記録
    初演時より、ちょっとだけ脚本が変わったようですが、やっぱり見事な脚本・演出・役者陣で、大満足でした。

    ドキュメンタリー番組より、感慨深いと思った素晴らしい作品でした。


    日澤さんが、若手演出家コンクールで最優秀賞受賞された『親愛なる我が総統』も、予約済で、とても楽しみです。

    ネタバレBOX

    客席の造り方は、『熱狂』と同じでした。
    初演時と違う角度から観たいと思い、会場入った突き当たりにて、観劇しました。

    全役者さん、素晴らしく、マバタキにさえも、想いが募っていると思いました。

    初演とは違う角度から観たので、妻達の愛と優しさが、より深く感じました。

    重いテーマを扱いながらも、やっぱり、ラストが素敵です。

    照明も、とても効果的だと思いました。


    初演とは、サラ先生との会話が、若干変わってるとのことです。
  • 満足度★★★★★

    熱狂
    初見の劇団さん。劇団名とは打って変わって社会派ずしんと心に重くのしかかる舞台でした。今までなんで観なかったんだろうと後悔。ここでの評価を観て期待大での観劇でしたがそれに違わぬ内容でした。ただただ素敵な時間。

  • 満足度★★★★★

    まるでオーケストラのように
    重厚で硬派のイメージが強いチョコレートケーキ。絶対の信頼感を以て観る「ある記憶の記録」、それはそれは素晴らしいものでした。役者さんの、登場人物の人生を背負った確かな演技、緻密かつ情に満ちた脚本、それを最大限に効果的に観せる演出。全てが相まって2時間を実に濃密に、心豊かに過ごさせてくれました。人物それぞれの心情がまるでオーケストラで奏でられるそれぞれの楽器のように、心地良いタイミングでそれぞれのパートにスポットが当てられ。ときにはソロ、ときにはデュエット、トリオ・・・というように人物達の心情が変遷する様子がこちらの体に滑らかに染み込んでくる感覚が鮮烈。ナチスドイツ時代を引き摺る重いテーマでしたが、観終わってなぜか心が温まったのは、舞台の上に確実に「血の通った人間の温かさ」が根付いていたからなのでしょうね。

    ネタバレBOX

    根津さんが相変わらず素晴らしいです。忘れたことにしようと思っていた過去の記憶にスポットが当たったとき、感情表現の巧さにハッとさせられました。

    元々劇チョコやJACROWで拝見していた岡本さんは、最近は北京蝶々やリバーサルでの軽やかな演出での作品ばかり拝見していましたので、またこういう演技が観られて嬉しかったです。

    川田さんは2週間前には空想組曲で拝見したばかり。ここまで作り込めるなんて凄いなぁ、と。ご挨拶したときにあまりの綺麗さに見とれてしまいました。

    とても可愛らしい亀田さん、娘としてお父さんのあの重い話を千秋楽まで聴き続けるのは辛いだろうなぁなんて思ってしまいました(^-^;)
  • 満足度★★★★★

    すごい
    もう一度みよう。

  • 満足度★★★★★

    役者が旨すぎ!
    ヒトラーのカリスマ性が見事に、演じられていました。本当に、演説は鳥肌が立つほどに、気分が高揚しました。自分がドイツ人で良かったと思えました。見終わった後に、(あっ!自分は日本人だ!)と気づきました。

  • 満足度★★★★★

    熱狂
    初演以上に、凄味を増して、いっそう素晴らしくなっていました。ストーリーを知っていても、引き込まれっぱなしでした。
    役者さんの佇まい、視線、息づかいも、全てが、時代の空気を生み出し、すっかり飲み込まれてしまう空間でした。

    ネタバレBOX

    会場の右一面以外の、三面が客席になっている。会場入って正面の壁に三片と、右側に一片の、ナチスの旗印の幕が飾られ、ほぼ満席だったので、まさに、ヒットラーの演説を聴きに来た、民衆が集まっているようでした。

    残席3席しかない状況を、場内スタッフは把握しており、すぐに、席につけて、感謝です。
    前説で、日澤さんから場内温度等の説明もあったが、スタッフ自ら、観客席を回り、温度確認までされていたおかげで、快適に過ごせて、感謝です。

    照明も、とても印象的でした。
  • 満足度★★★★★

    両作品
    「熱狂」初日のアフタートークで「熱狂であげてあの記憶の記録で落としている」という脚本の古川さんの言葉を聞いて、これは記憶も見なければ、と両方観劇してきました。

    狂信的なものに対し予防線を張ってしまう癖があるので、熱狂はどこか冷めた感じで観劇したことも加わり消化不良もあったのですが、記憶で見事に解消されました。
    この舞台は2作品で完成されるのだなとも思いました。
    どちらも中心にある考え方やマイノリティからマジョリティになる過程だとしても、答えは正反対。

    とても見応えがあり、両作品見れて良かったでした。

  • 満足度★★★★★

    万感胸にせまる
    「あの記憶の記録」を観劇しました。自分の生涯ベスト級の素晴らしい作品でした。

    教育論、人種差別・排外主義に対する正義論、国家論、憎しみと悲しみと言う個人の感情論とこれだけ論じているのに、自分には説教や勉強と言う感じは無く、逆にそれ故なのか脳と心が整理がつかなかったです。

    観ているのが辛くなるほど、ただただ自分の感情を強く揺り動かされました。


    ネタバレBOX

    チョコレートさんの芝居には、相変わらず「遠い国の話でしょ、昔々の話でしょ」と安全地帯で安心させない。「何言ってんだよ、お前の身近にある話だよ、まさに現代日本にも現実問題として有り続けてきたし、今も有るぜ」と、喉元にナイフを付けつけられる恐怖に襲われる。
    鼻息荒く自国を正当化若しくは優越化し他国を貶めている我が国そして周辺国の人達には響かないんでしょうなあと感じました。
  • 満足度★★★★★

    「熱狂」観劇
    手に汗握る、ただただ興奮の2時間!!もう本当に目の前で演技が見れて、まばたきするのも勿体無いくらい、まさしく熱狂して観劇しました。歴史は詳しくないのですが、十二分にワクワクして心鷲掴みにされる公演でした。ナチスの持つドラマティックで緊張感がある史実を並べて見せることで、圧倒的な強度のある物語に仕上がっていました。それを演じきる役者さん達も本当にうまい。関連資料が配られたのも嬉しい。何より、演説。不謹慎を承知で、あの演説ならば騙される。だって、かっこよかったもの。これは、観れて良かった。

  • 満足度★★★★★

    一度観ているのに「熱狂」
    それでも鳥肌が立ちました。まさに熱狂,圧倒的です。再演,観れたことに昂ぶりは抑えきれません。個人としての主義主張は置いておいて,芝居としては,引き込まれます,熱いです,完璧です。劇団チョコレートケーキ,何年も観ていますが,磨きがかかって,今後もますます飛躍することでしょう。次回公演は9月とのこと,初演は観ているけれど,やっぱり観たい。いまから期待です。

  • 満足度★★★★★

    【熱狂】良質な作品が見れた。感謝です
    うちが見た中で今年1位の作品になるかもしれない(まだ3月ですが・・)
    【CoRich舞台芸術アワード!2012】において第一位なのもうなずける。
    舞台が近いので表情がよく見え、またストーリテラーの様に時々説明が入り、文学苦手なうちでも、これが非常にわかりやすい。

    つかみが秀逸!!
    ヒットラーの裁判の場面から入るが、この演説が身振り手振りが入り素晴らしい。ここからすっと引き込まれて、目が離せない。優秀な部下の思惑や野望もからみながら進んでいく。

    ユダヤ人虐殺くらいしか知識の無いうちでも、相当引き込まれた。
    うちは評価5を付ける事は無いと思ってたけど、これは★5つです。

  • 満足度★★★★★

    全ての方にお勧めしたい舞台です! 
    歴史の真実を真摯に取り上げた舞台を感慨無量で観終えました。
    過剰な演出のない芝居はストレートに胸に響いた!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった!
    『熱狂』 『親愛なる我が総統』 『あの記憶の記録』と連続で観劇。再演の2本は初演も観てるけど今回も素晴らしかった。「親愛なる~」も含め、それぞれの理解を深め合うところも良かったと思う。見た目は動と静という感じもあるけど、どれも根底に熱い人の魂が感じられる作品。1日で観るにはかなりタイトなスケジュールで体力的にもややしんどかったけど、充実した時間を過ごせた。会場スタッフの対応も素晴らしかったと思う。

  • 満足度★★★★★

    『あの記憶の記録』観ました
    とにかく重い。封印された戦争体験の悲惨さと戦争を回避できない現実。考えさせられますね。見事な作品でした。

  • 満足度★★★★★

    第一大戦後のドイツ
    大衆は偉大なるのようなカリスマを望んでいたのでしょう。
    そのカリスマがトップになるまでのの課程を描いている。

    渋谷で見たときに受けた衝撃は強く心に響いてきた。再演もやはり圧倒された。サンモールスタジオが立錐の余地もなく人いきれで満ち溢れていた。

    まさに【熱狂】であった

    ネタバレBOX

    終演後、舞台から去る西尾さんの、やり遂げたという空気がダイレクトに伝わってきた。
  • 満足度★★★★★

    深く傷ついたのでしょう
    あの記憶の記録です。
    前回見たときにも、感じられたことですが、誰れでも思い出したくない過去
    はあるでしょう。

    主人公を演じるを岡本さんは行き場のないのない悲しみや怒りをはまるで、ご自信の経験のように役柄を演じられていました。ほかの役者さんも、魅せてくれました。

    最後に脚本の古川さん、演出の日澤さん、これから、このような素晴らしい作品を世に送り出してください。

    スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

    ネタバレBOX

    イスラエルではアラブに対して先制攻撃も辞さすという政治体制です。

    本作では、教育の現場ではユダヤ人のレゾンデートルを学ばせ、愛国心を喚起させているというような体制を敷いているとしています。(実際そうなのでしょう)。
    ここからは何も生み出せません。しかしアラブ諸国に囲まれているののも現実です。
    ではどうしたらいいのかの回答を自分は持ち合わせていませ。そのことが、はけ口のない怒りで満たされてしまい、翌日になってもさめることはありません。今でもそうです。

    ヴィクトール・E・フランクルの夜と霧 を読んでおくのもいいかもしれません。
  • 満足度★★★★★

    魂がこもったものでした
    あの記憶の記録を観てきました。
    父親役の戦争を生き抜いた人間の心の葛藤を全身で表現していたところに引き込まれました。
    とかく現代は楽観的で夢を持つことにより、現実の直視を避けようとするところがありますが、こういう人間の歴史において繰り返される愚かなことを今一度厳しい目で見つめなおすことも必要だと感じる作品でした。

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