Knight of the Peach 公演情報 Knight of the Peach」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 26件中
  • 満足度★★★★★

    正道バージョン
    海賊ハイジャック版の桃太郎、ダークでショッキングな世界観はこの劇団独特のもので、まだこの劇団の公演は2回目だがすでにヤミツキだ。

    暗く陰惨な世界だからこそ、その世界でもがき生きる人間が強烈に心に焼きつくのだ。

  • 満足度★★★★

    正道ver
    宇野さんの戯曲の美しさが際立っていたのは邪道ver以上。それだけに、その美学・哲学を役者さん達が伝える力が十分でないと、心に届くものが少なくなってしまうのだなと思いました。お疲れなのか、セリフを噛んでる役者さんが何人かいらして、その度に幻想世界から現実に引き戻されてしまう。川添美和さんはその点流石の実力、素敵でした。

    ネタバレBOX

    正道では出番の少なかった鬼兄のグロさが異常でしたw
  • 満足度★★★★

    傑作叙情詩の「正道」バージョン観劇
    芝居のみでも十分に内容はわかるのですが、
    先に説明での〜常軌を逸した用語解説〜を読んでおいた方が、
    より物語にのめり込める事でしょう。

    人を喰う鬼のいる”鬼が島”での闇社会抗争!
    みたいな話になっていました。

    <正道>Ver.と聞きましたが、
    結構ダークなファンタジーに仕上がっていました。
    (邪道はもっと凄いんでしょうね)

    14:05~16:20=2時間15分=本編に
    16:25~16:50のアフターイベント(久仁男イベント)付きの回でした
    =楽しめました(^^)
    客席は比較的若い年代の方々で、だいたい男女等比でしたかな。
    <満席でした>

    ネタバレBOX

    世界観のこだわりに、
    劇場入り口までの階段の展示(?)スペースにオブジェ有り=
    鬼に供される桃姫のバラバラ死体のオブジェでしたが。
    足元に広がる円形の血まで表現するとは見事な演出でありました。
  • 満足度★★★★

    正道ver.
    イヌ・サル・キジ(や鬼、キビダンゴ)は出てくるものの桃太郎がなかなか登場しないだけに中盤で4者が集まった時の「キターーーッ!!」感たるや!(笑)
    それにしてもあの話をよくもまぁ「海賊風味」に仕立てたものだ、と感服。

  • 満足度★★★★

    邪道ver.
    「表層の正・裏面の邪」「行動の正・心理の邪」なオモムキ。また、正で残った疑問点に対する回答も含まれており、観る順がこれで良かったと思う一方で、逆順で観たらどう感じたろう?と思ったりも。

  • 満足度★★★★

    どっちが鬼?
    鬼が島にさらわれた桃姫を鬼といわれるご宗家様が喰らい、この光景をとある企業が物見遊山に立ち入り、それに目をつけた闇企業がリッチな顧客をターゲットにこれを放送するという粗筋でした。

    ポップな音楽を流しながらの演出は狂気を少し薄れさせ、色気を押し出していたような感覚でした。楽しかった。

  • 満足度★★★★

    『正道』
    正道でありながらも、鬼ヶ島も各キャラの設定も、ハイジャック的狂気を滲ませつつ耽美的でした。宇野流哲学的見解(?)とでも申しましょうか?、さりげなく真髄突いてくるような深さも、ちらほらと、魅力ありました。

    女性陣の肌露出度低いのに、極上エロチックで、美しかった。イイ女揃い♪

    照明も、とても効果的で印象的でした。***申し訳ありませんが、追記します

    ネタバレBOX

    桃姫のキジ(川添美和さん)と、キビタキ(水沼小百合さん)が特に良かった。
  • 満足度★★★★

    『邪道』観劇
    いやー,まったく海賊ハイジャックらしいエロくてエグくてカッコいい。想像しすぎると気持ち悪いけど,想像力の拡散を抑え,十分堪能し,楽しめました。「正道」「邪道」と2つの物語を作るなんてやるなぁ。「邪道」の裏にどのような物語があるのか,とてもとても気になってきます。ちょっと日程がきつく,観劇は無理だけれども,次回公演の時にDVDを購入しようかな。今回も,前回見逃した「黒髪と魚の足とプレシオサウルス」を購入。1500円というお手頃価格なんで,ついつい手を出してしまいます。海賊ハイジャックの芝居は,後ひくわー。

  • 満足度★★★★

    邪道
    『正道』より、露出度、エログロ度もアップしてましたが、物語的には『正道』の方が深く、感じました。エログロ系嫌いな私ですが、ハイジャック的美学が貫くと、幻想的な美しさと化します。ちゃんと。鬼退治していました。

  • 満足度★★★★

    正邪
    両方みてみたいと思いました。
    今回は邪道ver.のみの観劇だったので正道が見れなくて残念です。

    鬼側の信念というのか、悪に徹するというか、限りなく悪というのを期待していたので物足りない気持ちはありましたが、飽きがこなくて面白かったです。

  • 満足度★★★★

    観た。
    特に桃太郎らしさを感じなかった。
    劇団らしいエロと暴力が期待通りだった。
    楽しめた。

  • 満足度★★★★

    sexy girls &従者に金縛り!!
    当方、『正道』バージョンを鑑賞。

    導入部では、役者の激しい芝居に気圧されながら、口をぽか~んと開けて観てました。
    製作総指揮:クエンティン・タランティーノ の映画『ホステル』を連想しつつ今後もずっとこのような芝居が延々と続くのだとしたら凄い!と思わせるモノがありました。

    後半、は間延びしていたかな。

  • 満足度★★★★

    童話と真
    “正と邪”の2バージョンがあって、パラレルワールドになっているとのことだが、自分が観たのは“正”バージョンであった。
    痛い生き方をしてきた者の面目躍如。一見残虐そうに見えて欺瞞を排し、却って温かい人間性を表現し得ている。社会の捉え方も資本が総てを支配するという資本主義の根本を捉えて小気味よい。
     暴力の象徴としてのやくざも資本の奴隷ではある。が、現代やくざは暴力よりは金の湧く泉を見付けるプロであり、悪知恵と暴力を効果的に用いる技術も持ち合わせているようである。この辺りの描写も興味深い。

    ネタバレBOX

     更に深読みをするならば、二男による父、兄殺しがあってエディプスコンプレックスはやや複雑な様相を呈し、ヒトから見ると邪そのものであるはずの鬼は、奴隷同様鎖で繋がれて行動の自由すら無い。ヒトを食うより食わされているのである。ただ、そのカニバリスムによってヒトから恐れられると同時に蔑視もされているのは明らかだ。では、人肉を喰らう鬼達を支配しているのは何者か? と問えば御多分にもれぬ資本、政治、メディアである。童話の体裁で中々のアイロニーではないか。
     このアイロニーに満ちた世界構造を見切ったのが、疎外された鬼と不良少年・少女であったことは偶然ではない。痛みを負った者は敏感である。その鋭敏性が、虚飾を剥ぎ、最早人間的で素朴な悪ではなく、システム化された関係の悪の本質を嗅ぎ取ったのである。このような世界に働く力学は個人の持つ肉体的延長の域を否応なく超越している。その悪辣をこそ描いているのがこの作品だ、との解釈もできるほどだ。
     作家は余り深い意味も考えずにこの作品を書いた、と言う。それが、本当であれば、作家の鋭敏な感性は、以上のような現代の異常をこそ嗅ぎ取っていると言わねばなるまい。
     役者陣の体当たりな演技にも好感を持った。 
  • 満足度★★★★

    邪道バージョン観ました
    変態セレブ御視聴の闇の猟奇的ショー、なかなかにエグイ。人間の本性のダークサイドですかね。ジャンプスーツ姿の女優さんたちいいねー、見えそうで見えないところが。

  • 満足度★★★★

    邪道verをまず観ました。
    上演禁止レベルとはいうものの、18禁で上演された「Recover」より遥かにマイルドだと思ったのは、海賊の舞台に慣れてしまったのか、それとも笑いの要素が多かったからなのか(^-^;) 今回は特に宇野さんの戯曲の美しさが際立っていたように思います。ピーチパーティーでの喧騒・・・歌やダンス、フェティッシュなシーン・・・と会話のシーンとのメリハリが効いていたからかも。哲学的な言葉に酔い、役者さん達のキャラクターそれぞれの人生に思いを馳せ。2時間10分という長い上演時間でしたが、ずっと観ていたい、終わらないでほしいと思いました。そして相変わらず川添美和さんの生命力が素晴らしいです。ビッチでした。

    ネタバレBOX

    しかし、決定的に桃太郎が弱い・・・!すみません、これはスルーできません。キジと共に最後をファッキューで終わらせるにはまだまだセクシー不足かなと・・・。個人的には、桃太郎の桃ビリヤードより、ひょい太郎さんのダンス・亜斗武さんのガンアクション(共に着衣)の方が遥かに萌えます、ごめんなさい。

    ひょい太郎さんは相変わらずセクシーですね、海賊ハイジャックの舞台には必ずいてほしいなと思います。

    亜斗武さん演じるサモエドは、キャラ的に非常にツボ。暴言吐きまくり暴力振るいまくりですが、前頭葉の病気でそうなってるので優しさや性欲もちゃんと持ち合わせていて。ああこの人はどんな人生を送ってきたのだろう、このキャラでスピンオフを観たいなと思わされました。ドSなセックスシーンも好き(笑) 女優さんが「えっ?えっっ?」となってるとこ、動物のメスってこんな感じのかなぁ、なんて思ったりして。前戯なしでいきなりですもんね。あ、でも発情はしてるのか。って、何書いてるの私・・・。orz
  • 満足度★★★

    観たのは「正道」
    海賊的解釈ってやっぱり一筋縄じゃいかないなあと感心する。最前列で観るとどうしても眼は川添さんと水沼さんを追うなあ(笑)

  • 満足度★★★

    正邪いっぺんに観たい
    エロ・グロもキャラ設定も面白いが、似たようなシーンが多くてちと長い。
    邪道に2時間10分費やすより、1粒で2度おいしい公演にしたら
    登場人物の魅力がより伝わるような気がする。
    もっとコンパクトにして正道・邪道いっぺんに観たいというのは我儘か?

    ネタバレBOX

    黒っぽい舞台の奥、中央のひときわ高い所は王様が座る場所だ。
    左右から段差の大きい階段で上るようになっている。
    鬼ヶ島に棲む王様と兄君は、供される素行の悪い女ども「桃姫」を食べて生きている。
    王様は「桃」=「お尻」しか食べない。
    この「人を食う」場面を中継する番組があって、世界中に愛好者がいる。
    御前と呼ばれる大財閥の会長は有力スポンサーだ。
    あろうことか、この御前の娘キジが生贄として島に送り込まれてきた。
    この会長と娘の親子関係、桃太郎と父親の世代交代、食われる桃姫たちのプライド、
    裏ビジネス・・・それらを軸にストーリーは展開する。

    出演者の「桃」は確かに魅力的だし(桃太郎の桃も!)、
    「桃姫」たちの衣装も、台詞を言うたびに腹筋の動きが見えて面白い。
    正道バージョンと表裏一体で初めて個々のキャラが立体的に見えるのかもしれないが
    邪道バージョンだけ観たのでは人物像が少し物足りない。
    興味深い桃太郎の親殺しの心理や、桃太郎に食べられる事を選んだキジとの関係、
    桃太郎を助ける従者サモエドの心理等を丁寧に描いたらもっとドラマチックになっただろう。
    番組放送シーンや桃姫折檻シーンを減らしてもそっちが知りたかった。
    ラスト30分、桃姫の一人が舌を切られる場面からメリハリがついて一気に引き込まれた。

    御前役の秋山輝雄さん、でっぷりしたお腹に着物が良く似合って存在感大。
    「これは筋肉だ」という台詞に大いに笑った。
    キジ役の川添美和さん、よく分かる台詞でヤンキー娘らしさ全開。
    父親に中指立てて桃太郎に食われるラストシーンは最高!
    サモエド役の伊藤亜斗武さん、キャラを活かした変化のある台詞が良かった。
    この人にもっと硬軟取り混ぜたキメの台詞を言わせて欲しかった。
    桃太郎ビズラ役の平良和義さん、台詞の少ない役だったが強烈な印象を残す。
    それだけに正道とセットで観て、その行動の裏を知りたくなる。
    同じ人を食う鬼でありながら、父親と兄を退治するに至るプロセスが分かって初めて
    エログロシーンも生きて来ると思う。

    2バージョン方式は流行りかもしれないが
    片方しか観ない客をどこまで満足させるかが、鍵かなと思った。
  • 満足度★★★

    ピーチ姫
    邪道ver.

    ネタバレBOX

    人の尻を食べたい鬼王(渡辺一人)に差し出されそうになる、財閥会長・御前(秋山輝雄)の娘で粗暴なキジ(川添美和)や他の桃姫たちの話。色んな人間や鬼の思惑が交差し、ツグミ(水川美波)が身代わりになり助かるハズだったキジだったが、進んで鬼王の次男・ビズラ(平良和義)に喰われ、御前にファックユーする。

    鬼に差し出される桃姫はエロティックな衣装を着させられ、暴力と薬物で支配されって不遇な扱い。そもそも、鬼の島に来る前は水商売だかなんだかやってたヤサグレた女でという、裏社会な設定。キビタキ(水辺小百合)の女のプライド発言とか、ツグミの御前らに吐いた意地の台詞とか、なかなか見ごたえあった。
    キジは、父の愛情不足から荒れた生活を送ったせいで鬼に差し出されそうになったワケだけども、なんつー家出少女なメンタルかと思った。それが父に逆襲するってとこがキモなのかしら。ちょっとピンと来なかった。

    一方の鬼や人間らの関係がゴチャゴチャしているせいか、興味が惹かれなかったのが残念。あと、早口だと聞き取りにくい。
  • 満足度★★★

    ちょっと長いかな
    正道、邪道となっているが、どっちも邪道ぽかったと感じた(笑)。
    確かに、邪道の後半はいろいろヤバかったのでこちらが邪道といわれればそうかもしれないが。
    後、話の流れ・内容から言って両方ともちょっと長すぎると感じたが、面白くは感じた。

  • 満足度★★★

    邪道
    桃太郎がハイジャックに掛かるとこういう風な芝居になるのかと感心した。

    この芝居をやろうとする人の頭の中をのぞいてみたい気がした。
    まさに劇団海賊ハイジャックであった。

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