満足度★★★★★
【会津編】
2013年、初観劇
毎年、繰り返される大晦日の風景
少しづつ語られて行く、家族の関係と、変わりゆく人々の状況を興味深く楽しめた。本当なら一族として、昔から永延と繰り返され、これからも繰り返されるべき風景であるなずなのに・・・
この後の【鎌倉編】も楽しみ♪
満足度★★★★★
【会津編】母の言葉
【会津編】を観劇。
“万感の思い”という言葉が浮かんだ。
ふるさとの「家」は「家族」であり「母」である。
これらいずれ喪うであろうものに対して、切なる寂しさを抱く人にとっては
吉田小夏さんの台詞と役者の力の前に、涙せずにはいられないだろう。
”言外の思いが聴こえる台詞”が素晴らしく、
思い出すと今も泣きたくなる。
満足度★★★★★
てがみ座長田さんと小夏さんトークセッションもたのしい♪鎌倉編、超混雑ヒット中!!
正面の廊下ので入りが演出のポイントになっています。演出小夏さんが心を出し入れしてみせたところなのかもしれない。夢や人間のたましい、過去と現実が去来。家族の歴史と痛みの歴史。かわらないのはいつも「いま」の泣き笑いが絶好調なことお。そしてことしも暮れてゆく。
満足度★★★★★
去年今年貫く・・・・・雪の鎌倉
年末の慌ただしさ、突発の仕掛りに振り回されて、ようやく正月気分の4日にアゴラを訪ねた。とうとう年賀状も年末ぎりぎりになり、舞台の人物と自分が重なってくる。なんとか、お芝居を観る時間をひねり出せた自分を少しは認めてやり、豊かなぬくもりを共有させてもらえたのが嬉しかった。そうそう、これが青☆組ファミリー何だわいとほくそ笑んだ。今回も小夏作品独特の世界に引き込まれてしまった。敬服!また、新しい一歩を踏み出そうと思った。ありがとう!!
満足度★★★★★
鎌倉編
とある家族の大晦日を何年かにわたって描いた秀作、家族・親族の情がまんべんなく漂い、大晦日感もたっぷり。
そしてユーモラスながら一抹の寂しさ(第3場の「あと何回こんな年越しができるのだろう?」な想いが身にしみる)もあり、よき観劇初めとなる。
観ながら会津編のキャストを重ねてみたりもして。
満足度★★★★★
会津編
基本的には同じ脚本・同じ装置なのに、アタマの中に広がる「外の景色」が全然違うのは不思議。これぞ方言の成せる技か。
それにしても赤べこなどの小物が違うのは気付いたが、こたつの電源コードがない(=掘りごたつ:布団に隠れて見えないが、装置もちゃんとそうなっていたそうな)とか、台詞の中の「スクーター」が「軽トラ」になっているなんてところまでは気付かなかったなぁ。あと、台詞に出てきた「飯盛山のさざえ堂」が懐かしい。
満足度★★★★★
鎌倉編
何気ない日常を扱っているが、青☆組というか吉田小夏ワールドというか、独特のテイストが感じられる作品。大人の童話的な、なんともいいがたい、心のひだに染みこむ舞台。大晦日に観たことで、リアリティさえ体感できた。
満足度★★★★★
初・青☆組観賞
15時会津編→鎌倉編2本を1日で観ました。こんな観劇初めてだったので非常に面白かったです。方言の違いはあるとは言え、同じ脚本、同じ装置なのに違う家族を観たかのような気分です。でも本来家族はみんな違うので、それが自然に感じられたのが面白かったです。1本ずつ観たり、観る順番が違ったらどう感じるのかまた興味深いですが、2家族それぞれに感情移入しました。途中、劇場の前を火の用心が通り、その音さえも年の瀬を感じさせ舞台と一体化して透明で静かな時間を過ごせました。
満足度★★★★★
母親の穏やかさが身に染みる
鎌倉編堪能。家族の輪郭はつくづく母親が作るものなのだと実感させられました。母親が優しく穏やかであること、これが家族の雰囲気をもっとも理想的に形作るのかと感じました。ここでの典子さんは菩薩のような母親で、その周りに居る家族たちも、みんなが少しずつ思いやりを持って接している様子が素敵でした。年に一度しか戻らない長男と長女ですが、その繋がりの深さも読み取れて、優しい救いのある舞台でした。
満足度★★★★★
静かな感動
鎌倉編を観劇。ささやかな日常を切り取った話ではあるのに、引き込まれてしまう。何気ない会話のやり取りなのに、胸に強く響く。小夏作品、そして青☆組の舞台には独特の空気が漂う。何なんだろうこれは…なにか美術品を観ているような…。
青☆組の役者さん達は流石!!そして羽場睦子も加わり、更なる深さが。
おじ晴彦を演じた藤川修二は、あの人ならではの味で可笑しさ、哀しさを醸し出す。
この寒い季節、心にほっ!と暖を得たような、そんな優しさと余韻の残るすばらしい作品でした。
満足度★★★★★
無題563(12-306)
19:30の回(小雨)。少し早めに着いたのでマックでコーヒー。アゴラまでならなんとか傘をささなくても行けそうだったので歩く。と、会場前で声をかけられ、振り向くと今夜のアフタートーク・ゲスト長田さん。先日「青のはて」をみたばかりで、ようやく宮澤作品を読むことにしましたとお話する。来年のミュージカル「by the sea(長田さん作・脚本・作詞)」は予約済み。
「長田さん」「鎌倉」で今夜の公演を選びました。受付していただくとチケットには整理番号。開場時間まで奥の部屋で温まっていると、てがみ座の今泉さんがいらしたので少しお話。
19:10開場。広い畳の和室、白いのは雪のイメージでしょうか、四角く敷かれた畳、大きなこたつ、湯のみ、年賀状、辞書。畳の辺、外と内との境には囲うように白木、その外には白い玉砂利が敷かれ、雪が積もったようであり神聖な趣。左右に3本ずつの木柱、これも白、みな長さが違います。能舞台の柱に近いものなのか...。奥には白い障子、ところどころ抜けていてそこは黒、廊下の向こうは黒...大晦日の夜。下手にえんじ色の台、こけし、毬、鳥笛、陶器、雑誌??。上手は台所へ通じ、えんじ色ののれん。限られた色の舞台。19:24吉田さんによる前説(95分)、空調がとまり開演~21:07終演、21:13~21:36アフタートーク。駅まで傘をささず歩く。
何とか会津編も、和知さん、みたい。
満足度★★★★★
こたつのぬくもり
会津編を観劇しました
方言という、「音」の流れの中に垣間見える、
こたつのようなぬくもりが、心地良い作品でした
大晦日という、終わりであり、始まりのよるに、集まる家族たち
「失う」ことを、乗り越えるでも、立ち向かうでもなく、
受け止める物語だと受け取りました
「歩いてみると、結構長いのね。あの坂…」
私にはとても響きました
まるで「人生」のことを言っているかのような
私自身も28歳の長女で、実家から出ています
とてもきょうこに共感を覚えました
家族に話せない事だっていっぱい抱えている
しかし、どこかで聞いてほしくて、心配してほしくて…
こたつの中のぬくもりのように、
心にしみる4年間の大晦日でした
満足度★★★★★
会津編と鎌倉編
上演時間95分。大晦日の茶の間の風景が、雪の結晶のようにはかなく美しい。3年目の晴と母のツーショットはそれだけで泣きたくなった。場内は若干寒いので上着は預けない方がよい。
満足度★★★★
会津編(今年の初芝居)観劇
たんたんと、坦々とした物語に感じました。
・・・ながらも、心に残る話でありました。
<家族>という言葉がしんみりきました -1時間40分-
満足度★★★★
特別な日
「会津編」観劇。愛しい100分の大晦日。描かれない364日がギュっと詰まった特別な時間と感情。一年が終わる大晦日は他の一日と同じ一日なのに、特別だなぁ。繰り広げられる物語は他愛ない日常なのに、年を重ねていく事の情感が込もっている。我々を取り囲む環境も、この肉体もこの瞬間も滅びていくのだけれど、この日常の一瞬一瞬はかけがえが無いなぁと思いました。
満足度★★★★
会津編
変わりゆくもの、変わらないもの、一年スパンの四幕にうまく詰め込まれていたのではないでしょうか!?日々の流れのなかでは気づかない変化も1年を隔てると大きく違っていたり、いなかったり..... 初雪の味は年毎に違うのでしょうね!
満足度★★★★
初春に大晦日の物語(鎌倉編)
昨年も新春一作目は、ここ駒場アゴラ劇場で時間堂の『星の結び目』を観てきた。ことしもここ、こまばアゴラで幕開け。
吉田さんの作品は静かに心に浸み入ってくる。本作も同様に青☆組劇団員の皆さんが一体となりから、舞台から語りかけてくる。
本当にいい芝居を観れた。今年もたくさんの芝居を観いて行きたいという気持ちにさせてくれる一作であった。