その星はポケットの中に 公演情報 その星はポケットの中に」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    世界観が面白い
    照明を使った幻想的な空間づくりがとても鮮やかでした。小屋全体を使った演出など動きもありました。自分たちの地球も、いつかは作品のようなことになるのかと思いつつ、夢を追うこと、子どもなりの考える今、教育の大切さなどが含まれていると思います。

    ネタバレBOX

    管理される側の意識の外にある、管理する側の世界。非常に面白いと思います。しかしその世界はどうなっているのか、内側とか外側とか、チラシのようなポケット型なのか、ガンダムのようなコロニーなのか、自分にはいまいち掴みにくかったです。確信に触れない程度でも、もう少し説明が欲しかったです。作品の空気が素敵なので、笑いをそこまで取ろうとしなくてもいいんじゃないかな。他にも子どもらしさと軽いノリはまた別な気がするので、その辺りを変えたら世界観が更に広がって想像力も掻き立てられると思います。ちなみに僕は読み書きを教えることも、核ではなくても基礎として大切な教育だと思います。
    こーだ美里さんと飛田光一さんのキノコの件は、脱力した空気が凄く良かったです。
  • 満足度★★★

    宇宙空間が見える
    ざっくばらんな軽妙さが、ちょっとわざとらしく感じました。

    ネタバレBOX

    宇宙空間の巨大構造物で暮らす人類の話。回転する洗濯槽の内側に住んでいるようなイメージ。

    政府は居住環境を守るため、エリート以外にはあまり知恵を付けさせない政策と密告による監視制度を採用しているようです。先進的女性社長はロケットを飛ばしたいと願い、地下を掘り進み、とりあえず最後の壁にまで辿り着いて、宇宙空間に夢を馳せるところで終了。

    洗濯槽という例えは素晴らしかったのですが、それ故に空は中心方向、宇宙空間は足の下ということが分かってしまい、先の展開が読めてしまいました。
  • 満足度★★★★

    成長を感じる公演!
    面白かった!
    1年前の「愛しきボクラの夏休み」に続いて2回目の観劇。
    若い劇団であるが、明らかに成長を感じる公演であった。
    上演時間110分。

    ネタバレBOX

    近未来と思える話。
    その時代は、生まれたときに人を2グループに選別する。
    選ばれた者は、高い教育を受けられ、そうでない者は教育を受けられず、字も読めない。
    そんな時代、宇宙にロケットを飛ばすことは禁止されていた。
    「宇宙に行きたい」と思うことさえ犯罪であった。
    それがばれれば”通報”され、国に捕まえられてしまう。

    そんな時代を生きる人たちを描いた物語であった。

    脚本・演出の阿部康之さんの作品は2回目であるが、
    同じ人と思えない位、面白く感じた。なんだか嬉しくなった(笑)。
    前回は95分がとても長く感じたが、今回は全く長いと思わなかった。

    脚本自体は、ちょっと「アレアレ」って思うところもあったが、
    みていて面白く感じることが大事だと思うので、さほど気にならなかった。

    宇宙を感じさせる、照明の使い方が良かった!

    それにしても、役者陣が全員各々のキャラクターを見事に演じていた。
    各々の役柄の人にみえたから、感情移入して演じているのかな、と思えた。

    特に矢島ナツミ役のこーだ美里さんは、笑えたなあ。
    惹きつける力は凄いと思う。

    次回公演も観たい!と思った。

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