火宅か修羅か 公演情報 火宅か修羅か」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    さすが青年団と思わせる
    舞台でした。青年団の舞台はほんと、安心して観ていられます。

  • 満足度★★★★

    マチネ
    ある旅館の待合室に行き来する、色々な人たちのお話。

    ネタバレBOX

    三人姉妹と父とその再婚相
    手、ボート部のOB達、なんだか訳ありな男女、そして旅館の人々。それぞれが
    それぞれに過ごす一瞬を。誰も気にしていないけど自分だけ心に残ること、心の片隅
    にほんの少しだけ残っているけどいつになっても忘れられない何か、そんなこんなを
    抑えたり抑えなかったり。何もおきない、でもいろんなことがおきている。それが日常の
    恐さなのかもしれない。
  • 満足度★★★★★

    もどかしい!
    物語は静かに進んでいくのだが、ふと気づくと同時進行で別の会話が繰り広げられていて、全部聞きたいし見たいのに〜!ともどかしくなってしまいました。ラストまで夢中で観ました。

  • 満足度★★★★

    いわゆる青年団の真骨頂かと。
    旅館のロビーでのひとときを単に切り取っただけのような芝居でいながら、個々のキャラクターの背景までも推察され、浮かび上がるよう。

    ネタバレBOX

    なんてことない会話だったりするのたが、その”間”が絶妙で、同時多発会話も意図的でありながら自然に見せる手腕は流石。関係ない2組がちょっとした共通性から絡むような脚本も練れてるし。
  • 満足度★★★

    静かに心を通り過ぎる。
    久々の青年団であまりの“静けさ”に何も留まらず。
    状況に、さほど興味を持てなかったということなのかもしれない。
    それでも、会話の機微の面白さは相変わらずで、ほっとする。

    ベテラン役者陣は見事という他のない仕事ぶり。
    荻野友里や堀夏子といった桜美林出身組の活躍も目覚ましい。
    再演とは再生(re-born)なのだな、とこういう作品を観ると思う。

    ネタバレBOX

    木村ルリ(荻野友里)と中島秀彦(大竹直)の接触が、嘘っぽく感じられた。
    平田戯曲に置いてそんなことを感じたのは初めてである。
  • 満足度★★★★

    2回目の観劇ということで、
    シーンごとのメインではない方の
    役者陣の演技を中心に観る。

    驚愕の細やかさ!

    ネタバレBOX

    聞いちゃいけない話を、
    うっかり聞いてしまって、
    笑いをこらえるとか、
    ばつが悪くて視線を落とすとか、
    ホント細かいなぁと。
    しかも物凄く自然だし。

    青年団の役者陣の凄さを、
    再確認させられました。
  • 満足度★★★★

    上手と下手で同時多発的に起こる会話を、
    両方全て理解しようと欲張って台詞に集中するも、
    途中で気が狂いそうになる。(笑)

    飲み会などで自分の両隣で、
    どちらも楽しい話題で盛り上がっている時に
    あ~、どっちも聞きたいのに~。とか、
    たまたま隣り合わせたカップルの
    喧嘩してるんだか、イチャついてるのか
    どっちとも取れるような、
    カオスな会話が気になって仕方ない
    と思うのと同じ心境かも。

    と言う訳で聞き逃した部分を
    確認するためにもう一度観に行きます!

    ネタバレBOX

    ここで平田オリザは、本当に凄いなと思うのが、
    特別にドラマティックな要素等を盛り込まなくても、
    聞き漏れて来る情報の提示の仕方で、
    観客は、その場にたまたま居合わせた人に変わり、
    そこでの時間とコトの成り行き流れから、
    目が離せなくなってしまう様に、
    観客をディレクション(=方向付けるの意)している。
    という点。

    しかも、今回は、
    堀夏子と荻野友里という、
    青年団の激烈飛び道具女優が、
    姉妹設定なのも見逃せないポイントでしょう!
  • 始まっても終わってもいない。
    劇中で特別な出来事は起きません。芝居はいつの間にか始まって終わり、特別な出来事は恐らくその前後に起きている。客席にいる人間が作中人物の人生の一部だけを観るのは全ての芝居に言える事ですが、今作はそれを如実に感じました。たまたまその場に居合わせた様な感覚。
    開演前に前説で上演時間を伝えるのは通例ですが、合わせて「終了予定時間」も伝えるのは親切ですね。尚且つぴったりその時間に終わりました。
    これから行かれる方には前列よりも後列に座るのをオススメします。全体を見渡せたほうが楽しめると思います。(「あちこちに目移りすると集中出来ない」という場合は参考にされないほうがいいかもしれません)

    ネタバレBOX

    キャストをよく確認せずに行って、古舘さんが出ていて「お!」と。去年サンプルでお姿を見て、その存在感が好きだったので。更に今回は志賀さんの存在感も大きい。このお2人が舞台上にいる間は何が起きても安心していられそうです。なので2人が絡む場面は個人的に贅沢な気持ちでした。
    舞台上で2グループの遣り取りが同時進行するので、聞き取れなかったりする部分もあります。聞き逃しても観ていればある程度の補完は出来ました。その同時進行する話が何処かで交錯だろうとは予想していたものの、いざ起きて視覚的に気付いた事が。小林とルリの色の対比。それぞれ浴衣で、男女なので青とピンクという対照的な色合い。他人同士だけど過去の同じ時期に近しい人を亡くした話題をする2人の、異なる立場を象徴している様に見えました。
  • 満足度★★★

    さらっと。
    すごくよくできた作品だなとは感じるのに、なぜか気持ちの上では素通りしていっちゃうんです。誰の思いも。

    ネタバレBOX

    最後の焚き火の話の迫力にはぐっさり刺されましたけど。
  • 200801031500
    200801031500@こまばアゴラ劇場

  • 満足度★★★★

    冬の陽射しのような
    12年前に東京ノートで岸田戯曲賞を受賞した後に書いた作品だそうで。まったりとしながらも人間の内面に籠る「グワッとしたもの」に、なぜだかリラックスしていた。

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