満足度★★★★★
2011年最後の観劇
しっとり、そしてしっかりした丁寧な脚本と演出。とても面白かったです。ほとんどの出演者が二役で、スマートに時空を超えて行き来する演出。私も美しく澄んだ夜空を見上げ、梅ちゃんと氷星を探しました(のような気持ちになりました)。衣装も声も違うので、観ている私は戸惑うことなく楽しみました。この作品を2011年最後に選んだ自分を褒めてあげましょう。と思いました。
満足度★★★★★
二人の最良の部分が出ています
『青☆組』の吉田小夏氏と、時間堂の黒澤世莉氏が、それぞれ
脚本、演出でタッグを組むという、ファンにはたまらない展開。
吉田氏の、透き通るように美しく、軽快な、でも時に激しい台詞回しと
黒澤氏のどこかセピア色めいた、静かで抑制の効いた演出の二つが
ここでは見事に成功をおさめ、まさしく「大人のための小劇場」作品に
仕上がっています。
冷たく、寒い季節にはもってこいの(それでいいのか…だけど)、
澄んだ作品でした。
満足度★★★★★
氷屋を舞台にした家族の物語
移りゆく時代の中で繁盛した氷屋が落ちぶれていく情景の中での人間模様を描いた作品だったと思う。懐かしさを感じたと共に美しい描き方は芸術だと思った。出演した役者さんたちの演技が素晴らしくて見応えがあった。
満足度★★★★★
二回観ました。
よかったです。一回目に観た直後は、どうしてこの時代設定なのかなぁと頭を悩ませましたが、家に帰ったら、梅ちゃんが冒頭で歌った「星の流れにーこんな女にだれがした」がリフレインして、感動がじわじわこみあげてきました。良質なドラマを見せてもらった感じで、二回目行きました。
三越劇場とかでやったら、年配の女性のお客さんに受けると思います。着物もかんざし等の小道具も凝ってましたし、男性も場面に合わせてきがえていくところが丁寧でした。
年末のお芝居の少ないときにこんな素敵なお芝居を見られて感激です。これからも見に行きます。
満足度★★★★★
無題248(12-001)
新しい年を迎え今夜はアゴラです。17:15受付(整理番号あり)、10番ごとに入場。舞台は下手側から入り口に向かって花道があり、役者さんたちがここを通ります。全体にすっきりした感じ、床は高さが40㎝ほどでしょうか木目、花道に続く部分は「白」..ここは廊下や川辺だったり、路地であったり。奥、左右に細い材木が天井から床まで格子状に、数本は「青」、舞台上、上手に小さな木のテーブル(?)、奥にはお酒、紅茶のカップ、旅行鞄、座布団。最前列は座布団席。17:58ホウキをもった女性が登場、お腹が大きい、歌を歌いながら掃除、寒さにかじかむ両手を温める、そのあと、背の高い男性が登場、左足が少し不自由。二人退場。18:01黒澤さんの「明けましておめでとうございます」の声で新年の舞台は始まりました。20:08終演。
満足度★★★★
時間堂「星の結び目」観ました
しんしんと静かに雪が降り積もるような舞台。幾重にも折り重なる人の気持ち。外に出したものと内に秘めたものが複雑な営みを築き、振り返る事はできても引き返せない道に。流れの戻らない川のように…人がそこにいるから愛憎が伝わる、しっとりとした上質の芝居でした。
満足度★★★★
大人だなぁ
しっかりした物語、それを演じきる役者陣。見て、感じて、楽しむ。確かに大人のための小劇場。作り手の顔が見えない物語の中身で、劇作としては非常に秀作だったけれど、個人的な好みとしては僕にはまだこの深みはわからないなという感じ。物語の表象しかつかめてませんが、アフタートークも聞けて非常に有意義でした。
満足度★★★★
観劇納め
良質ですな。
個人的な趣味としては、もっとベタにウェットでもいいんだけど、
これくらいの按配が下品じゃなくていいんだろうね。
役者は木下祐子が素晴らしかったなぁ。
窪田優も綺麗だった。
いつか吉田小夏の演出でも観たいね。