Kと真夜中のほとりで 公演情報 Kと真夜中のほとりで」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    完全にやられた
    ラップ調の台詞回し、徹底的なリフレイン、役者を酷使する動き。ここまでやっても作家・藤田さんの感性の50%も出せてないのではないか。それ位中毒性があるし圧倒された。あとは役者の演技をする(間・余白)を与えてあげるともっと良かったかも。それでも完全にやられた。

  • 満足度★★★★★

    シビレタ
    初マームとジプシー
    「わが星」に続き、感じ入りました。
    頭と心がどうにかなっちゃいそうな反復の効果。
    この感覚は病み付きになりそうです。

    この作品に誘ってくれた、いつも新しい世界を教えてくれる友人に感謝。

  • 20111022
    (^・ェ・^)

  • 満足度★★★★

    身近な人の失踪
    居なくなった人の思いをはせて沈んでいく自分との闘いのような演劇だった。狂おしいほどの思いが、居なくなった人には届かなく、その抗いを舞台化したような舞台で繊細さを感じた。

  • 満足度★★★★

    絶妙な心理描写
    田舎街の中心にあるシャッター商店街や、そこから見える丘の上の家並み、そしてその先にある湖、これらの風景は3年前となんら変わらない。変わったのはKが突然として居なくなったことだ。Kの兄のかえでは、あれ以来、夜中になると街中を何かあるんじゃないかと思ってうろつく。同じように、Kの同級生や友人たちも夜中になると、うろつく。まるで絶滅する恐竜が広い草原をかつて自分たちが繁栄してた頃を懐かしむような悲しさだ。

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    Kは3年前に湖のほとりに靴を残したまま失踪した。誰かが突然、居なくなるということ。それは衝撃のなにものでもない。彼らの記憶が消滅するまで、Kは彼らの中で生き続けているのだ。記憶の欠片は、大切な何かを求めるように揺さぶられて、今でも彷徨い続ける。

    高校生であったKは多感な年頃で、何かに泣いたり、夜中に電話をしたり、誰かを訪ねたりと眠れない夜を過ごしていた。そんな妹の行動を何も知らなかったかえでは、街中に尋ね人のビラを貼り、彷徨う。そうして歩きながら湖にたどり着くのだ。他のみんなと同じように。

    それでも朝はやってくる。しかしその朝は本当の朝じゃない。彼らの夜はずっと終わらないのだ。街はあらゆるものを飲み込み、猫の屍骸やゴミも飲み込み、汚いものも漂っている。そして歴史も。

    昼間は普通に暮らしながらも、夜中になるとKを思い、Kとの思い出の儚さに憂い彷徨いながら、現実の悲しさに打ちのめされた孤独な人間の心理を描写していた。その表現方法は繰り返される言動と行動だ。

    ワタクシは藤田貴大の本が好きだ。彼の描く世界はいつも一つだ。今回はKという失踪した少女を軸に彼女に関った人たちの心を描いていた。何度も繰り返される同じセリフと行動に、意味がないように思う方もいるかも知れないが、何度も繰り返されるその刷り込みで、じわじわ~っと彼らの心情が痛くなるほど響くのだ。
    だから今回も、その痛みを察して悲しくなり、この舞台全体が放つ悲壮感にも似た後悔や、それぞれが抱えた想いが錯綜するのだ。

    キャストらは、汗ダクダクで頑張っていた。序盤、その動きは無駄のように感じたが、ある瞬間から、彼らの動きが、彼らのもがく心の動きだと感じて、のめり込んだ。
    ハアハア、ゼイゼイしながらセリフを吐くので聞き取れない部分もあったが、まあ、生身の「「人間だから」(みつお)笑
  • 満足度★★

    観劇
    あんなにいっぱい動いているのに、なかなか不完全燃焼な印象。話が単純で、動きがあまりに型っぽすぎるからか、最初から泣かれるからか、一歩引いて観てしまいました。 繰り返しが積み重なる表現はとても好みなのですが、前に観た公演の方が、繰り返す事での感情が徐々に高ぶって行く感じとか、切なさが素直に受け止める事ができて気持ちよかったです。 あまり入り込めていない時に役者さんが泣いていると、それは自己顕示やこちらには伝わらない涙に感じてしまうのでとても残念。 ちらほら入る、クスッとくる笑いが好きです。

  • 満足度★★★

    初見
    身体表現の多いい作品でした。イメージ通りの動きで、初見の私にとっては新鮮でしたが、繰り返しが多過ぎたと感じてしまいました。

    ネタバレBOX

    3年前の深夜に失踪したKちゃんをめぐる人々の葛藤を中心に、描かれていた。とにかく、スッゴい運動量!時にダンスのようだったり、走る、飛ぶ、転がると、かなり動き回る。

    似たシーンが繰り返されるのは、時が流れても、心のどこかで立ち止まったままの人々の、忘れられない記憶が、グルグル廻ったりする様で、納得はするものの、多すぎるように感じました。

    とても動き回るので、場面によっては、ちょっとだけ、息が切れてしまうのや、場面転換時のセリフ回し(やや途切れ途切れのような語り口で始まる)も、記憶の断片だけが、浮かび上がってくるようでした。

    葛藤してるだけのような作品は、苦手なのですが、動き回ってるのが、適度なテンポとなり、重くは感じませんでした。

    ラスト、主人公が街をでて行くのも、逃げでも諦めでもなく、新たな一歩を踏み出す感で、良かったと思いました。
  • 満足度★★

    へとへと
    初見です。

    舞台上では真夜中を過ごしている人々。
    それぞれの人の、それぞれの時間と感じた思いが、ありとあらゆる方向から走りまわるのですが、すっごく動くのですね。初めて知りました。
    息切もしながら、水も飲みながら、ものすごい全力疾走です。
    まったく余裕はないように見えました。
    客席との会話があるようにはとても思えず、
    一生懸命さはすごいけど、こちらもへとへとになる程。


    汗をかく演者さんの肉体が躍動し、生き生きとして、生命力にあふれているように見えました。
    大変頑張っていましたから。

    だから「K」の事を考えて、泣き声で思いを連ねられても、肉体がとても生き生きとしているので、まったく共感出来なくて、なぜ、こんなに動くのかなあと。



    いなくなった人を思う、周りの人々達からの世界、というアプローチはいいなと思いました。

    星は演者さん、すてきな当日パンフ、チラシデザイン、グッズに。

  • 満足度★★★

    期待しすぎたかも
    どれだけ面白いのだろうと、けっこう期待して観たんだけど、何にも共感できなかった。リフレインし過ぎに感じてしまって。途中早い段階で飽きてしまった。なんで共感できなかったんだろう。単なる好き嫌いなのか。

  • 熱気と激しさ
    繰り返される言動と行動によって表現されるものや、激しい動きをこなしながら演じる役者から表現されるものが確かにあると思います。

    酸欠になりそうなくらいの熱気と激しさから伝わってきました。

    ネタバレBOX

    ただ、繰り返しも役者の動きも度を越しているのではないでしょうか。

    一線を越えて初めて表現され得るものもあるでしょうが、過ぎたるはなお及ばざるが如しであると感じました。(過去の作品を観たことがある方や、作風をご存知の方には許容範囲なのかもしれません。)

    試みと役者の熱演はすばらしいと思います。過去の作品の評価も高いですね。あせらずに作品作りをしていただきたいと思います。次の作品に期待しています。
  • 満足度★★★

    なんだろう?
    「塩ふる世界。」が凄く感動したのに今回はヒットしなかった。
    違いが見出せなかった。
    慣れたのか飽きたのか?

  • 満足度★★★★

    視線の劇場
    初見。内容的な前知識はほぼゼロだったけれど、評判の高さが納得できた。
    面白かったのは役者同士の視線。異なるエピソードのラインにいるのに、役者同士がアイコンタクトする。それが芝居全体に不思議な吸引力をもたらしている。こういうのは初めて見た。
    重厚なドラマツルギーが支配していた時代、役者の目線は客席の頭上を越えてどこか遠くに向かっていた。
    静かな芝居(私はこれが苦手だったけど)が来て、その目線はなんだかわからないところをさまようようになった。静かな芝居とは、目を閉じて耳を澄まそう、という芝居だったのだから(と勝手に私が決めているだけだけど)、それも当然だろう。
    この芝居の、いや、生まれつつある新しい芝居の役者たちの視線は、さまよわないし、永遠も見ない。それはたとえば仲間の役者達を(役柄と独立に)冷静に見守り、あるいはもはや「見得を切る」という圧力抜きで客席に向かうことができる。そういう獲得を、芝居は手に入れつつある。
    芝居というのは昔からある古くさいものだ。新しい芝居なんていうものはない。ただ芝居が、新しい人間を獲得するのだ。
    たとえばオーケストラを見たことがない人が楽器一式を与えられて、その新たな使い方を再発見する快感。
    リフレインも肉体酷使もことさら新しくはない。新しいのはそういう発見に向かう精神の自由さだと思う。

  • 満足度★★★★★

    2011年を代表する芝居のひとつ
    「塩ふる世界。」以降の体力勝負な展開がさらに拡大。「あ、ストレンジャー」以前のリフレインを用いた通常のお芝居だけでもすでに高い評価を得ていた劇団だったので、あの体裁のまま進化していくこともできたはず。なのにあえて賛否を呼びそうな役者の肉体を酷使する方法を取り入れた勇気に喝采を送りたい。

    ひとつの事象を多用な視点から見せる事で浮かび上がってくる情景は、観客各々の個人的な記憶に作用して、あたかも「もうひとつの現実」がそこにあるかのように感じさせた。一緒に行った友人は自殺で友だちをなくしていたので、その記憶とこの芝居が結びつき、強く内側を揺さぶられて感極まっていた。

    最後の20分がクドイという声がある。たしかに「クドイ」と取られても仕方ないところもあるが、僕は昔のアルバムでよくあった「リプライズ」を聞くような気持ちで楽しめた。「リプライズ」があることにより、今まで観てきた芝居を追憶の中で再現するという効果が生まれていたように思う。

    音楽のセレクトが僕の趣味と近くてグッときた。あのカヒミ・カリィのようなウィスパーボイスで歌われるエレクトロニカがとても気になったのだけど、誰か歌手(バンド)名をご存知の方がいたら教えてください。

  • 満足度★★★★★


    人の死について、考えてみる。
    また、音楽について。
    あるいは木漏れ日のように、浮かんでは消える景色について。

    お別れを言って別れるのは、人生の中ではそう多くはない。
    いつの間にか、溶けるように消えて、もう二度と会わないことのほうが多い。

    ・・ある日突然、自分の前から消えてしまった人たちのことを考える。

    たとえば自分の父親について。
    病室での最後の会話を思い出す。

    たわいもないある一日の出来事。
    久しぶりに家に訪ねてきた人の話。
    父親は「よかったな」と言っていた。
    笑っていた。

    それは、景色。
    音はあったのだろうが、父親が言ったその声がはっきりと思い出せない・・。

    記憶の中の景色は、音の海に溺れて消えるだけ。
    水面の景色はきらめくけれど、ゆらめくばかりでとりとめもない。

    ときに音が舞台の台詞をかき消すというのは、
    自分にとっては酷く自然に感じられる。

    考えてみれば、記憶のなかの美しい景色にはっきりとした声が必要なのか?

    上演する2時間ほどの時間は、
    自分のなかの記憶を探す旅でもあるように思う。

  • 満足度★★★★★

    時間の肌触りを伝える力
    冒頭のひとつの感覚から
    次第に広がっていく
    その、真夜中の感覚に浸されて・・・。

    作り手のこれまでの作品にも内包されていた精緻さが
    従前にはなかった強度をもって
    やってきました。

    ネタバレBOX

    冒頭の一つの想い、
    それが線として他の想いに交わる。
    繰り返しのなかで
    少しずつ広がっていく感覚。
    別の想いが置かれて、いくつもの感覚がさらに現れて
    タイムスタンプが押されたその刹那の
    俯瞰へと変わっていく。

    ダンス的な豊かな感覚のニュアンスを持ったシークエンスが
    舞台に生まれて
    リズムが身体によって紡ぎだされ、
    真夜中の、なにかが解き放たれた感覚が
    舞台上に満ちていく。
    その感覚をゲートウェイにして
    キャラクターたちの一夜の時間軸が現れ、
    次第に、3年前に尋ね人となった女性、
    Kの存在が
    原点の位置に置かれて
    彼女との様々な距離が解けていくように
    いくつもの記憶が紡がれていきます。

    女性の5年前のKとの記憶、
    断片的で曖昧な中にもKの感覚が浮かんでくるエピソード。
    尋ね人へと変わる少し前のKとの係わり合いの記憶をいだく女性たち。
    ノックの音、去っていく足音、電話・・・・。
    あるいは夜の街を歩くKの兄
    もしくは、Kの靴が置かれていた湖のほとりで
    写真をとる男性・・・。
    切り取ることができない
    彼女の見ていた湖の風景の深さ。
    さらには、別の家族のエピソード。
    2時間後の始発を待つ女性との駅の風景。
    駅舎に貼られた尋ね人のビラ、その中に兄が作ったKのビラ。
    別の家族とKの重なりの質感が、
    深夜の町の空気の同一性や広がりをかもし出していく。

    まっすぐと尋ね人の彼女に向かうエピソードのベクトルや
    そのベクトルと交差する別のエピソード。
    真夜中の時間が歩みを進める中で
    舞台上を進むいくつかのエピソードは
    それぞれのニュアンスを貫くように交差し
    町全体の時間の流れにKとの様々な距離が組み込まれて
    観る側の体感的な時間をも引きずり込んでいく。

    Kを原点として、
    かかわりあっていくものの広がりは
    もう、明けることのないような
    それでも明けていくであろう
    閉塞感を持った夜の肌触りや温度にたどりつく。
    それでも進む真夜中の時間は
    役者たちのさらなる身体の疲弊を強いて
    一夜を過ごして夜明けを迎えたときの
    解き放たれたような感覚にまでたどり着く。
    それは、Kの記憶を消し去るように
    町を出て行く女性の感覚に重なり、
    Kの記憶に対する町の
    繊細でかすかな
    記憶の滅失のテイストにまでつながって。

    終演、舞台上の役者たちだけではなく、
    観ているだけの自分自身までが
    空間の時間に流され、空気に運ばれて
    明らかに消耗していた。
    でも、そのことで感じ方がぼやけてしまったわけではなく
    何かが麻痺したような感じや、
    囚われた時間の重さや軽さに
    自らがさらに覚醒したような感覚があって。

    振り返れば
    真夜中の世界に編み込まれていった
    キャラクターたちのさまざまな記憶、
    Kの兄の想いや、Kの兄を思う女性の気持ち、
    Kにかかわった先輩や友人たち、
    さらにはKと直接交わることのなかった家族の想いまでが
    時間の流れに編みこまれていったにもかかわらず
    個々のエピソードが質感を失うことなく
    観る側にクリアに置かれている。
    記憶と今の重なりや広がりが
    それぞれの時間や空間の軸とともに
    観る側に感覚のリアリティを育んでいて・・・。

    劇団の他の作品がそうであったように
    この作品も是非にもう一度見たいと思いました。
    それは、なんだろ、よしんば辿りきっても
    再び心に呼び戻したいと思う
    人間のある種の本能にも思えて。

    再びあの空間や時間を過ごす時
    何が見え、感じることができるのか・・・。

    週末に、がんばって再見したいと思います
  • ダンス度が増してる
    よりコンセプチュアル、運動的になっていて個人的には大変好き。
    逆にわかりやすいセンチメンタルとかストーリーを求める人には合わなかったのかも、と、Corichのコメントを見て邪推。


    以下ネタバレボックスに。

    ネタバレBOX

    役者さんで素晴らしかったのは召田実子さん。何回繰り返しても飽きない。
    彼女の「男子ぃー!」が全芝居中一番好きなシーン 一回しかないんですね 一回だからよかったのかもしれないですが

    あと成田亜佑美さんもよかったです。一回目の長めの台詞のところで息を切らせないのがさすが
    ここの芝居は他の役者さんを見ていて、感きわまらなければいいのに、と思うことが多いので、冷静寄りなのが好みです

    あと尾野島さんが鬼才。

    初めて見た方たちは飲み込めてない感が否定できなかったです。

    前のほうで前転してる三人組はなにげにすごい動きをしていました。


    二回目のチラシ照明のところと、ラストが長いなあ、と思いましたがそれ以外は繰り替えされても飽きなかったです
    あと、役者さんは、ほんの2~3人多かったんじゃないかなと(メインだけでいいという意味ではなく、ほんとに1~3人…って)

    個人的には、ラストは冒頭を1~2回繰り返しただけで終わって、(ここで冒頭を繰り返すのはとてもよかったので)
    「今日、紹介するのはー!」「今日、紹介するのはー!」「今日、紹介するのはー!」暗転!中央にピンスポ!誰もいない!
    のを、暗闇からじっとみんなが見てる、
    とかで終わったらどうかなと思いました。やりすぎでしょうか。
  • 満足度★★★★★

    飲込まれるっっ
    リフレイン初体験。訳わからないけど面白いなぁ。ダンスのようで音楽のようで朗読のようで演劇でないみたいな不思議な空間。時間も空間もひょいと飛び越える、役者の体現するジューオウムジンでジユージザイな空間は居心地が良くて。繰り返されるシーンはいつまでも見ていたくなる美しさと、力強さを持っていて、この心地よさは演劇だから、マームとジプシーだからこその体感。繰り返されるシーンが折り重なって紡がれる物語は徐々に深化して、いつのまにか怒涛の加速を経て観客を飲み込んでいく。真夜中の闇や静寂や神秘性のある特別な空気感をも生み出すパワー。見れて幸せでした。

  • 満足度★★★★★

    無題166
    当日券で。前売がはやばやと売りきれのようだったのであっさり計画変更。そもそも、水天宮のときが初めてで、全然あわなかったので、その確認みたいなものでした、なので次の機会にと、今日は観劇数削減のため休観日、のはずが、夕方、当日券が出るのか電話でお聞きすると、それまで入れなかった日はなかったというので、2階席かもと言われても席はどこでもいいから(この時点で、少しも期待していないことを自覚)と会場へ、18:55中へ、右奥に席をつくっていて、結局、一番前、上手が少し切れますが、壁に寄りかかりながら舞台上の役者さんを見つめました。21:00ちょっと過ぎて終演。終わってみて、水天宮、きちんとみておけば…と猛省(もうひとつ、ジエン社もよくみておくべきだった)。時間は問題じゃない。

    ネタバレBOX

    100%好き嫌いの世界なので、次作もいけるかというと自信はありません。同じフレーズをリズム/調/音質/残響を変えながら繰り返す...ボレロみたいかというとリズムは違うし、ディレイを使った演奏のようにも聴こえる。役者のカラダが動き、舞台の空気も動き、大音量の音楽がかかっていれば寄りかかっている壁も振動する。お話の中身については特に感想はないけど、セリフとして出てくるものには感心した。ライトに照らされ、頬に光っているのは汗だけなのか。もう一回みたいけど、むりそう。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい、しかし
    素晴らしい。客の感性に訴える演出。というか、藤田の感性による演出。セリフなんて肝心なところだけ聞こえればいい。かつ舌が悪くて聞こえづらい役者もいたけど。まるでコンサート見るみたいに、ノリノリで見ていた。かえでが自分のことのように思えたし、Kが自分の妹と重なった。でも最後の20分は飽きたよ。ふらふらになった吉田聡子は良い感じだったけど。「塩ふる世界」の方が完成度が高かったかな。吉田、成田亜佑美が頑張った。役者さんたち、連日の2回公演、本当に御苦労様。

  • 満足度★★★★★

    初めてのマームとジプシー。
    チケットから、当日パンフレットまで。こだわっていて、個人的にすごく気に入りました。お芝居も、台詞回しなど、とても好みです。好きな劇団が増えて、しあわせでした。次回公演も楽しみにしています。

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