Tripod 公演情報 Tripod」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    秀作
    前回もそうだったが、今回もきちんとつくられたセットにまずは感心。芝居の方も期待を裏切らない丁寧なつくり。やや短めの上演時間ながら充実の秀作。

  • 満足度★★★★

    大人版中学生日記。
    大人版中学生日記の様でした。

    いい意味でそんな感じでした。
    良質な人間ドラマを描いた脚本をもとに実力のある役者さん達が好演していました。

    いい感じのテレビドラマにできそうな感じがしました。

    ネタバレBOX

    犬と串の鈴木アメリさんが上手に普通のお芝居をしていたのが印象的でした。
    柴田さやかさんがお嫁さんにしたい女優ナンバーワンでした。
  • 満足度★★★★

    初日観劇
    初日ということもあり、ちょっと硬かった感もありましたが、最後まで楽しませて頂きました。

    ネタバレBOX

    上手側にいたため、隣の部屋がどう見えるのかが気になっておりましたが、とても面白い美術構成だと思いました。
    役者さんもそれぞれ個性があって良かったのですが、個人的には土屋さんと柴田さんが良かったです。
  • 満足度★★★★

    オトナの味わいを堪能
    大学写真部時代から10年以上の付き合いとなる気心知れた仲間たちを描きながらも生き方(の選択)の違いなどが浮き上がってくるというオトナの味わいを堪能。
    また、男優陣がいずれも「カメラマンっぽい」風貌なことにニヤリ。

  • 満足度★★★★

    満足。
    いま流行りの(?)戦場カメラマンとその仲間逹が繰り広げる喜怒哀楽……、というよりは男の友情、人生の機敏をみせてくれた。丁寧なつくりだと思う。シーンが変わるたびに役者さんが衣装を早着替えする必要があるので、きっと裏側は大変だったんだろうな、と余計な気を使った(笑)。

  • 満足度★★★★★

    小劇場を完全に生かした会話劇
    描きすぎないところが良いです。


    観に行く前に、ここでの評価を見て、
    「星4つということは、もうひとつで満点というところなのかな・・」
    という先入観を持って観に行ったのだけれど、
    見始めてしばらくし、
    (ほぼ)完全とも思われた高い完成度の舞台であることに気付いてビックリしました
    (やはりほかの人の評価は自分には当てはまらないということを再認識(苦笑

    ・・たぶんだけれど、ほかのレビュアーの方がこの作品より高く評価をするものより、この作品を自分は高く評価するように感じる・・。
    そして、そういう評価眼をもった人は意外と多いように思う。
    人によっては、そうした評価の違いを、好みの差というよりも、舞台芸術に対する読解力の差と見なす場合もあるように感じられる・・。

    正直、自分も千秋楽に観たので、自分のこの直感が正しいのかどうかを第三者にゆだねられないことが残念です・・
    (失礼な書き方にならないように極力努力したつもりなんですが・・(苦笑


    正直、ほかのレビュアーの方々がどのような舞台と比べて
    「もうひとつ」
    と、感じたのかまったく分からなかったのですが、
    これを越す完成度の舞台を小劇場で観ることは稀ではないかと思われます。

    テーマが男同士の友情とでも言うべきものだったので、
    難しいテーマのものを評価したがる方にはレベルが下のように
    思われるものなのかもしれませんでしたが、
    例えば先日FTの関係者の方が、
    「韓国の舞台は日本のはるか先を行ってしまった」
    と、しきりに言っていましたが、
    この舞台は、前衛的な手法こそ使っていませんが、
    物語を、そして人間を突き詰めるという点では
    世界のどこに持って行っても恥ずかしくない舞台であるように思われました
    (理解されるかどうかは分かりませんが、日本映画を好きな外国人には理解されるように思われます・・

    初心者におススメの舞台と言って、ほぼ間違いないのでは無いかと思われました。

    当日券でぶらっと行って、これだけ素晴らしい舞台に出逢えると・・
    自分も、運命のようなものの存在をたまには信じてみたくなります・・(笑

    詳しくは後でネタバレに書きます・・。

  • 満足度★★★★

    丁寧に作られた会話劇
    とにかく丁寧に会話を中心に織り上げていく。
    会話劇を成立させるために、セットや衣装には細かく気を遣っていた。

    ネタバレBOX

    とにかく、驚くのは、衣装の早替え。
    かなりのテンポで時間やシーンが変わっていくにかかわらず、実に丁寧に衣装を替えて出てくるのだ。
    全部で何回着替えたの? と言うほど。

    それによって、観客は時間・シーンの違いを瞬時に理解し、物語に入り込みやすくなる。
    セットがマンションのDK部分の一室を、これまた丁寧に作り上げているのだから、衣装も同じように替えたということなのだろう。

    セットは簡素に衣装は同じまま、という舞台が多い中で(もちろん「意図」としてそうしているのは別だが)、これだけ細かいところにこだわったのは見事だ。

    1時間20分程度の作品なのだが、そういうきめ細やかさよって、全体がとてもいい時間に見えてくる。

    同棲・入籍した1組のカップルを中心とした、学生時代のサークル仲間との数年間の出来事を、時間列ではなく、意味列に並べ、ストーリーをわかりやすくし、観客の興味を先に持っていこうとした。

    そこでは会話が大切で、とてもいいグルーヴになりそうだった。
    「なりそうだった」というのは、全体のトーンの在り方、例えば台詞のトーンや人の存在のトーンがもうひとつ同じでなかったところがあったことによる。
    違和感、というほどではないのだが、喉に刺さった小骨のような、別トーンが見えてしまうのだ。

    例えば、「空気の読めない男」という存在は、確かに会話中の「違和感」として存在するのは正しいのだが、「同じトーン」の中にある「違和感」としてほしかったと思う。
    そんなに気にすることではないのかもしれないのだが、これだけ会話に集中できる要素が揃っていると、どうしても細かいところに目がいってしまうのだ。

    しかし、全般的には、会話の重ね方など、実にうまいと思った。
    自然風に見えてくる。特に前半、引き込まれていったのは、そうした会話の巧みさによるものだった。
    特に、「いいことを言ってまとめよう」とするときには、意外と当たり前の言葉しか出てこない、なんていう感じはいいなと思った。

    役者では、妻の夏帆役の柴田さやかさんが、前に出るというわけではないのに、全体を包み込み、物語を牽引しているようで、特に印象に残った。

    ストーリー自体は、挫折・きっかけ・再チャレンジ、というような若者の成長を描いた王道路線ではあるが、いろんな台詞とか想いとか、散りばめたものがきれいにはまっていく様は、嫌みなく、見事だった。

    ただ、「本当にやりたいことをやっていく」ということへの「辛さ」とか、「それでも自分の道を進んでいく」ことに対する「原動力」とか、そんな「何か」が必要だったのではないだろうか。
    戦場カメラマンという特殊な設定であるだけに、そこはどうしてもほしかったと思う。
    つまり、そういうことが、きれいごとだけでは済まないことはわかっているはずだからだ。
    例えば、この舞台を上演している役者やスタッフたちにとっての「演劇」が、主人公の「戦場カメラマン」ではあったと思う。

    ならば、自分たちが「演劇」を続けていくこととダブらせて考えてみた上で、主人公の行動を考えてみてもよかったのではないかと思うのだ(余計な意見かもしれないが)。
    つまり、「自分たちの視点」も必要ではないか、ということだ。
    それはもちろん簡単ではない。「希望」とか「願望」とかを盛り込んだ「ファンタジー」であるのならば、そうした方向でもよかったと思う。

    それと、ユーモアがもう少しほしかった。笑いがちょっと起こるような作品であったのならば、もっと身近に感じたのではないだろうか。

    …この家では、MXテレビを見ているのかと思った。マツコデラックスの声が客入れから響いていて。
  • 満足度★★★★

    取り立てて驚くような
    ものではないが、役者の魅力がよく出ている。

  • 満足度★★★★

    小道具の意味
    役に立ちもので戦場でも必要だろうと思いつつ、上手い例えと感心もしました。

    ネタバレBOX

    今頃気づきました、トリポッドが三脚だということを。

    インドで襲撃され死の恐怖を味わい、それ以上に自分に向けてシャッターを押し続けるカメラマンの存在を目の当たりにして戦場カメラマンを辞めた達(たつる)に、枠から飛び出さなくなったお前にはピッタリだろうと自分の三脚を預けて戦場カメラマンに再チャレンジした宮崎。

    その宮崎が戦場で死に、葬式の前夜に学生時代の仲間たちと酒を飲み、過去を振り返り、現状を顧みて酔いつぶれ、戦場カメラマンへの復帰を決意して三脚を宮崎に返そうとする達を中心とした物語。

    葬式に出掛ける直前の、一言で述べた達の決意に対して、妻の何と長ったらしい返答だったことでしょう。慣れない営業マンになった夫の満足しない日常を見るにつけ、私ももう一度思いっきりやってみたらとずーっと言おうと思っていたの云々と…、あのいい場面でうるさい、しつこい!一言、「そう」とだけ言えばいいものを!と思ってしまいました。

    宮崎の元婚約者の女性の心情が描けていたとは思えませんでした。

    劇場に入り、セットがしっかりしていることに驚きました。それだけに、流しの上に掛けてあった布巾らしき布で床を拭いたのにはゾッとしました。元の場所に戻さなかったのでホッとはしましたが。場面転換のためとはいえ、飲んだビールを冷蔵庫に戻すのも変だなあと思いながら見ていました。
  • 満足度★★★

    主役がいっぱい
    開演して45分までは登場人物の説明と現況、過去と現在を行ったりきたりしていました。その後、二人の戦場カメラマンの生き様と彼らを取り巻く家族、友人達の心の動きに軸が置かれ、後半は男たちが目指す夢やロマンを描いていたような気がします。終わってみればちょっともの足りなさがあったような・・。

  • 満足度★★★★

    良い舞台だ、が・・・
    戦場カメラマンという特殊な職業を取り上げ、その家族や友人たちの日常が描かれている。

    この空気が何ともいえず魅力的であり、深みさえ感じる。役者が上手いのだろう。

    その一方、観客が感じるものと登場人物が感じるものにそう違いがないことに物足りなさがある。
    自分たちが知るよしもない感情がどこかにあるはずだし、そこを描かなくては戦場カメラマンという設定に意味が見出せない。

    しかし、どっちも欲しいは欲張りでしょうかね!?

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