そう、みじかよ 公演情報 そう、みじかよ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    ほどよい感じ
    泣けるほどツボを突いてこず、それでいてしみじみさせつつ、心地よいバランスのお芝居でした。

    個人的に似たようなエピソードもあったなぁとか思いながら観劇してたので、共感できるポイントが多かった。

  • 満足度★★★★

    想像以上
    これまで荻窪アールコリンで、観劇してきたなかで、一番良かったです。
    公演がないときは、普段は廃墟(すみません)のようなたたずまいの劇場に、中は素敵な舞台が組まれ、温かい芝居がみれました。

    家族や人の温かさが表現され、内容も想像以上に良いものでした。

  • 満足度★★★

    短夜、そう6月22日は夏至でした。
    あまりにもごく普通のお通夜を見ているような感じでした。

    ネタバレBOX

    下手側の先にはお母さんの棺があることが想像でき敬虔な気持ちになりましたが、いくつかのエピソードに特に感動するわけでもなく、淡々と観ていました。

    それにしても地域によって風習が異なるのか、棺に物を何でも収めようとするのには辟易しました。一緒に燃やすことに何の意味があるのかと不思議に思ってしまいます。

    特に歯ブラシの束を棺に収める収めないでもめていましたが、なぜ独立した子供の歯ブラシまでもが残っているのか、しかも一人当たり何本も。新しいのを使い始めたら古いのは捨てるでしょう。

    恐らくブーケ状にするシーンを演出したいがためだったのかと推察しますが、串の先に刺したミートボールを花束状にする『ミートボールの花束を』を思い出してしまいました。

    お父さんは以前から前頭葉がいかれているような言動をしているようですが、やはり変でした。色々な家族の逸話を憶えていなさすぎだし、笛を吹いて町からネズミを連れ出す童話の内容を全く知らないというのもやはり不思議に思えてなりません。若年性アルツハイマー病なんでしょうか。

    逆に、その他の全員がハーメルンという地名を知っていたのにも驚きました。
  • 満足度★★★

    ジワーッと感じる何か、がもっとほしかった
    高評価の方が多い中で恐縮ですが・・・。

    >気合い十分でグリフラがお届けするのはなんてことのない家族の話。

    とあるとおりで、たしかによくある通夜の話でした。

    で、もちろん、何気ない日常の小さな機微を表現していくことが悪いわけではない。
    なにしろ、チェーホフでさえ、存命中は「何が言いたいのかよく分からない」と言われたし、
    日本文学でも「第三の新人」(ちょっと古いかな?)なんていう人たちが、
    やはり平凡な日常を書き綴ったりしていたし・・・。

    ただ、こういう作品は、一見何が言いたいのか分からないようでも、
    観終った、あるいは読み終わった後、ジワーッと感じる何かが残るのですよね。

    私がイマイチと思ったところは、そこまで深い感銘を受けなかったことがまず1つ。

    ネタバレBOX

    それに、例えば、「線香が消えてしまった」とか「お父さんのボケ」とか、
    同じシーンが繰り返されたことも。

    回想シーンもこういうお話ではよくあるわけで、
    本編では、姉妹の幼児期の歌やピアノ演奏でしたが、
    (ベタになることは承知で申せば)
    やはり、母から子、あるいは子から母への
    愛情が感じられる内容のものの方が良いかな、などと思った次第。

    もちろん、こういうテーマを扱うのは、実はとても困難だと思います。
    台本の良さ+演技力がとっても問われると思いますし。
    今後に期待します。
  • 満足度★★★★

    子供達はよく育ってますよ・・・。
    ものすごく演劇的な演出があるにもかかわらず、演劇じゃないような・・・とある家族の通夜風景のドキュメント映像のような芝居だった・・・ホント、こんな通夜ってあったよなあ。。。

    通夜って、故人を偲ぶ場でもありながら、参列者の関係や故人の人となりを確認する場でもあるんだなあ、ってしみじみと思った。。。

    月並みな言葉だけど、あたたかくて・・・ちょっと切なくて哀しくて・・・親の肩やふくらはぎでも揉みたくなっちまうような舞台でした・・・ま、親には毎日、農場で会ってるんですけども。

    それにしても、会場近くの「ラーメン二郎荻窪店」の臨休には今回も泣かされたぜっ!
    でも、会場までの道中にある「丸長」ってラーメン屋のつけ麺が、中毒になりそうな美味さで・・・いってこいでチャラといったところでしょうか。

    ネタバレBOX

    通夜を描いた芝居なんだけど、基本はコメディ。

    爆笑するようなものではなく、暖かな気持ちになりながら、たまにクスクスって笑う感じの芝居。

    60過ぎくらいで死んだと思われる母親の葬儀って、かなりドンヨリするのが普通だと思うんだけど・・・治療期間が長かったみたいだし、そんな些細なことが気にならないくらいに「良い通夜」だったので、そんなことはどーでもイイのだ!笑

    血族が全員(!)寝ちゃう中、起きてるのは教え子と娘の旦那だけってのが、無きにしも非ずな感じでイイんだよなぁ(ま、無いけどさ!笑)。

    幼年時のカセットテープを聞いてテンション高くなっちゃったり、幼年時の話が盛り上がりすぎて、線香を絶やしまくりってのも、ヨカッタ!
    仏さんは苦笑しているだろうが。

    吉舎聖史さん演じる「(故人である)母親の教え子」役が、とってもイイ!
    ちょっとばかり、ぶっきら棒だけど・・・すごくあたたかな性根をもってる。。。こんなオトコが通夜にいてくれたら、故人も遺族もうれしいだろうなあ。

    そして、父親役の小泉康介さん。
    最初は「この人、ド素人か?」級の演技に感じたんだけど・・・これが、ジワジワおもしろみが出てくるんだよなー。凄いよ、小泉さん。
    妙に気になっちまって、プロフィールを見たら・・・「経歴:演劇研究所を3つ位卒業しました。」「趣味:ゲーム。ギャンブル。その日暮らし。」「好きなもの: ビール!動物性蛋白質。“ウラ”と名の付くもの全て。」

    ・・・この人、只者じゃねー!!!
  • 満足度★★★★★

    無題20
    南口を線路沿いに歩きます。天沼陸橋には見覚えがあるのですが、いつどんな理由でここに来たのか思い出せません。見上げると青い空に夏の雲が流れています。そうか、明日は夏至か、短い夜が来る。

    早くついてしまいました。受付していただき少し待ちます。初めての劇場、劇団。お芝居が初めての方でも十分楽しめます。

    ネタバレBOX

    開場、舞台は日本間、お葬式。

    ここにはお母さんは出てきません(声だけです)。父親、長女、次女...、家族と家族ではない者がひとつ屋根の上で一晩を過ごします。語られるお話、自分が振り返ってみて、同じように思い出すのはひとつやふたつではありません。家族との思い出、親になってようやくわかること。それを伝えたい人がもういないことも。

    舞台は決して広くありませんが、家族の距離感(個性)を出すのにちょうどよいと思いました。仕草が自然(そうだ、お茶は「廻し注ぎ」するんだった)で、話のつなげ方が上手、ホントに時間を忘れてしまいました。

    だれでも小さい頃お母さんを困らせたことがあると思います。ちょっと後悔している人、ぜひご観劇を。もう一回見たいけど日程...無理だ

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