やけたトタン屋根の上の猫 公演情報 やけたトタン屋根の上の猫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    あの有名なテネシー・ウィリアムズ作品をこのキャストで堪能。
    まだまだ観劇初心者の私は、この有名作も観るのは初めて。
    エリザベス・テイラー、ポール・ニューマンの映画版
    「熱いトタン屋根の猫」も有名ですが未見、今度観てみます。

    話は、アメリカの富豪家族の遺産相続が絡んだ愛憎劇。

    とにかく第一幕55分は、寺島しのぶさんが終始しゃべりっぱなし。
    でも飽きないし、だれない。
    引きつける演技力、パワーはさすがです。
    自然で無理やり感が無い。

    そして休憩後、二・三幕では、北村有起哉さん、銀粉蝶さん、
    木場勝己さんらのぶつかり合いをじっくり堪能できました。

  • 満足度★★★★

    映画を観ていないからか
    私は結構楽しめた舞台でした。

    何故か、新聞評でも、ここでも、あまり評判の良くない、しのぶさんの1人まくし立てシーンも、もう1人の名女優のしのぶさんの演技よりは、うるさくないし、アメリカ的ではありながらも、万国共通の女性心理にも共感を覚えたりして、長い観劇時間でしたが、厭きることなく観られました。

    個人的には、銀粉蝶さんの演じた老妻の夫に対する思いに一番共感してしまいましたが…。

    ネタバレBOX

    そりゃ、ポール・ニューマンの演じた役を北村さんが演じるのですから、映画をご覧になったヒトには違和感があるのは当たり前かもしれません。

    でも、北村さんて不思議な役者さんで、素顔はお世辞にもハンサムとは言い難いタイプなのに、かつて、人気者だった、フットボールのハンサム名選手にだんだん見えて来るから、ビックリします。

    好評の、北村さんと木場さんの二人芝居シーンは、私は逆に、やや眠くなりました。

    夫の方は、顔も見たくないし、話声にもイラつくのに、妻の方は、長年連れ添った夫に対し、家族としての愛情が溢れ、彼が末期癌で苦しむのに耐え切れず、慌ててモルヒネの注射を取りに来る…、そんな見覚えのある妻像を、可愛く演じられた銀粉蝶さんの演技が、とにかくとっても魅力的でした。

    そして、この子達が下手だったら、思い切り、舞台のクオリティが下がりそうな難役を演じた子役達の、まあ、なかなかに芸達者だったことと言ったら…。
    私が子供の頃の日本の子役達のレベルの低さを思い出すと、ただもう感激するばかりでした。
  • 満足度★★★

    映画のイメージが強すぎた
    エリザベス・テーラーと寺島しのぶさん、ポール・ニューマンと北村有起哉さんとを比較して見てしまった。

    寺島さんはヒステリックぎみの役柄をうまくこなしていたが、北村さんは少しひ弱な感じがした。ポール・ニューマンは少し人生を斜にかまえていて、やるせなさを表現したが、残念ながら北村さんの演技ではそれが伝わってこなかった。
    木場さんも少し力みが見られて、映画でのビッグダディーはもう少し自然体で、成功者の貫禄を見せていたように思う。

  • 満足度★★★★

    前後半で評価が分かれるかな
    夜の部を観賞。
    前半1時間、休憩15分、後半1時間30分。

    原作は読んでません&映画も見てません。

    その上で、前半は、マギー(寺島)の一方的なまくしたて。
    フツーならあんなに煽り、感情を荒立てたところで
    落とし所がないことに気づくものかと思うんですが・・・
    なので、ちょいとやり過ぎな感が否めず、
    この舞台の世界にのめり込めませんでした。
    食傷気味。
    (役者の能力ではなく演出、疑問なのは)

    後半は、ビッグ・ダディ(木場)と次男のぶつかりあいですが
    こちらは良かった!
    互いの感情、想い、願いが交叉しぶつかり、
    ”人間”をあぶり出してます。

    ということで前半が50点、後半が90点というところでしょうか。


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