トマトのいろは 公演情報 トマトのいろは」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    外の景色まで眼に浮かぶよう
    地方の町でビニールハウスを併設した喫茶店を妊娠中の妻と営むマスターを東京に出て行った姉が8年ぶりに訪れるが、なにかワケありな様子の姉が以前と変わってしまったことにマスターはいらだちを憶え…な物語。
    喫茶店関係者や農業留学している人などその周辺の人物の紹介と地方ならでは(偏見?)の優しい人間関係を見せる序盤は劇場サイズもあって、その喫茶店の空気まで感じられる(どころかその外の景色まで眼に浮かぶ)よう。
    と、その静けさに一石を投じるように姉が帰って来て本題(?)に突入。8年ぶりのぎこちなさゆえとも思われた姉と弟のギクシャクした雰囲気が弟の姉に対する思慕の気持ちに基づくものとわかる終盤がイイ感じ。(周りの人々の優しさも含む)
    また、トマトが美味しそうで、高校時代の夏合宿で泊まった民宿で食べたもぎたてのトマトの甘さなども思い出す。

  • 満足度★★★

    観てきました!
    松本紀保さんを目の前で拝見。

    トマトジュースがおいしそうでした。

    ネタバレBOX

    トマト農家のビニールハウスに隣接した喫茶店が舞台。カメラマンになりたくて、母の死後家を飛び出した姉が8年ぶりに帰ってきて起こる日常の変化を描いた話。

    娘が家を出た後で、「娘の大好きなトマト」という名のトマトを栽培し始めた父親のくだりはちょっといい話でした。

    隕石が落ちたと騒いだり、停電が起きたりしてSFっぽくなるのかと思いきや、願掛けの対象として扱われたに過ぎません。

    自分の意志で家を出た娘です。けんかして家出したわけではなさそうです。法事にも帰っていたようです。

    自立した人間が心に迷いが生じ自信を無くしたものの、弟夫婦と話し自信を取り戻すというのがテーマです。自立した人間には願掛けで仲良くなるなんてことは似合いません。

    町長が反対派にど突かれてよろめいて怪我をしたと知らせるシーンも、あんなに泣き叫ぶほどのことでしょうか。

    一つ一つのシーンで、何か少し大げさで、空回りしているような感じがしました。

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