東京裁判 公演情報 東京裁判」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    これは傑作!
    小劇場で観劇した裁判ものとしては、かなり秀逸であった!!
    小さな劇場であったが、かなりのお客さんが来ていて、席がかなり狭かった。
    しかし、5人の役者さんが見事に魅せてくれた!
    「いない外国側弁護団」に対して、あたかもそこに居るかのような演技だった!観劇して良かった作品。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    正統で美しくてものすごい緊張感で、あの場所にいるだけで、一緒に汗をかいたり涙したり、もう大変だった。
    こんなに素晴らしい演劇(っていうか、もはや「空間」「世界」)もあるんだなあと心から感動しました。
    ぜひまた観たい劇団。

  • 満足度★★★★★

    傍聴席にて
    初演時は1階席で拝見したので、今回は傍聴席を選択。
    机上のやり取りがよく見えて面白い。手に汗握った。

  • 満足度★★★★

    美しい
    舞台でした。
    古くて美しい建築物とか
    アンティーク家具を見た時のような感動というか…
    重厚ながら洗練された雰囲気がとても素敵でした。

    終盤の被爆体験の弁に心が震えました。

    今まで観た舞台の中で最も好感を抱いた前説・後説も印象的でした(笑)

  • 満足度★★★★★

    ほんとに面白かったので、ついつい2回目!
    今回は前回の反省をいかし
    開場時間に行って、見やすい席を確保。
    やっぱり、全員の表情が見える方がおもしろい。

    1週間前の公演では空席結構あったが
    千秋楽ということもあり、通路にまで席を作って
    完全な超満員!
    やっぱり、口コミの力ってあるんだねー。

    さすがに満員、会場の空気も熱い。
    なんか凄い一体感だ。

    それだけに途中一回客の携帯のバイブ鳴ってたの残念。
    ちゃんと丁寧にアナウンスしてたんだから
    切っとこーよ。

    満員の会場、
    最後に挨拶した野木さんも
    ちょっと感慨深げにも見えた。
    千秋楽でこれだけ入ればうれしいだろうな。

  • 満足度★★★★★

    傍聴席より
    傍聴席からしか観てないですけど、視力良ければ席によってメモの内容まで見えて面白い。何も言うことないです。なので感想も書かずにきました。もう言葉は必要なく拍手に込めました。
    子供の頃、教頭先生が顔を真っ赤にして東京裁判の不公平さ、滑稽さを懸命に話してくださいまして、君たちは黄色い猿と呼ばれない態度で生きなくてはならん、まずは日本産を食べなさい日本産の服を着なさい、と。小さい島国です。意識が薄まれば簡単になくなってしまう怖さもみました。野木さんこそなんとか賞にノミネートされて欲しい。硬質な芝居が好きな大人の方に。

  • 満足度★★★★★

    ある意味、美しい舞台
    脚本・役者・演出のどれをとっても、素晴らしいとしか言いようがない。
    緩急の見事さ、舞台から放射される熱量にしびれた。
    ここまでくると「美しい」と思ってしまう。

    もちろん、このサイズの劇場ということも多分にあると思うが。

    ネタバレBOX

    いわゆる東京裁判をわずか95分程度で見せてくれると言う。
    一体何が見せられるのか、あるいは何を見せてくれるのか、と思いつつ劇場に入った。
    東京裁判の核心となるところを見事につかみ出し、われわれに見せてくれた。
    戦勝国が一方的に裁く不公平な裁判ということだけでなく、被告人たちの「責任」や「罪」そのとらえ方の違いなどが、次々とあらわになっていく。

    登場人物たちの、それぞれのバックボーンの持たせ方がうまい。
    そのバックボーンからの発言があるので、いろいろな角度からこの裁判を見ることができるのだ。

    余計な説明がないのもいい。
    さらに、一人芝居のように、弁護人たちの台詞と演技だけが観客に届き、他の検察、判事、被告たちの姿も声も見えず、聞こえないという演出も効いている。
    スピードを上げるところ、じっくり聞かせたいところ、それぞれをきちんとメリハリを持って見せてくれる。
    ヒートアップするところ、呼吸を整えるところでは、観ている側もその呼吸になっていくようだ。

    衣装のスーツは3つボタンや三つ揃えなどで雰囲気を出していたが、どうも眼鏡が気になってしまった。あとは帽子があったりすると雰囲気が出ていたかもしれない。

    若い役者たちのノリに乗っているような、エネルギー溢れる演技が素晴らしい。
    台詞間の間(ま)や、視線、表情、互いの言葉だけでないコミュニケーションのとり方など、細かいところでも見せてくれていた。
    こんなに近いところで見ているのだから、ごまかしなどはきかない、まさに真剣勝負の姿があった。それは確実に心にも届いた。
    これだけ、レベルがある程度揃い、観ていて気持ちいい演技もなかなかないと思う。

    東京裁判を含め、戦前・戦中の歴史的な知識が多少でもあるとより楽しめる(逆にまったくないと楽しめないと思う)。

    チケットもよく見るとなかなか凝っていた。

    急遽時間ができたので、ダメもとで当日券で、と思ってでかけたのだが、観ることができてこれほどよかったと思ったことはない。

    パラドックス定数、これから目が離せなくなった。
  • 満足度★★★★

    緊張感タップリ
    東京裁判での一幕を、想像力を駆使して立体化した傑作。
    パラドックス定数は作品の波が結構激しいと思います。
    でも、こういった密室でのワンシチュエーションの実録ものは外れがありません!

    前々から評判の高かった「東京裁判」。
    再演してくれて本当にありがとうと言いたいです。

    ネタバレBOX

    たった5人の役者と机とイスだけなのだけど、まさに広い裁判場が目に浮かびます。
    舞台にはいない判事や裁判官相手に、時には喧嘩を売り、時には異議を申し立て、あの手この手で28名の無罪を勝ち取ろうと戦う5人の男たち。

    心理戦や論述がパラドックス定数の魅力だと思います。
    だから、裁判ものがこの劇団の代表作になるのはある意味順当なのでしょう。

    しかし、そんな中にもしっかり笑いを盛り込んでいるあたりも素晴らしい!

    次もこれだけの作品を見せてくれる保障はどこにもないけど、期待してしまいます。
  • 満足度★★★★★

    心から大拍手
    現実の「東京裁判」については、ほとんど知識がないのですが
    義務教育程度の歴史知識があれば充分に話についていけます。

    BGMなしSEなし、人の言葉だけで織りなされる会話劇ですが
    のめり込んでしまいました。徐々に浮かび上がってくる、それぞれ
    弁護人達の過去と苦悩。そこにはいない検事、判事。
    舞台に欠けているもの、歴史さえも想像で充分に補うことが出来る、
    それだけ迫真の演技と脚本でした。文句なし!もう一度観たい!

  • 200911231500
    200911231500@pit北/区域/傍聴席/演劇鑑賞教室ではこういう作品を見せたい。

  • 満足度★★★★

    初観劇
    こちらのサイトでおもしろいと書かれてあるのを多く目にしたので観に行ってきました。

    pit北は独特な小屋ですね。とても小さいけれど二階席もあります。
    満席だったのでぎゅうぎゅうに詰められました。

    ネタバレBOX

    「東京裁判」
    このタイトルの意味をあまり何も考えずにとにかく行ってみようと行ってしまったので、観ていて「ああ、なるほど」と思いました。
    5人の男性のみで繰り広げられる戦後の裁判風景。

    音はなく。
    役者のセリフのみで芝居が進められます。
    それがとてもリアルに見えてくる。
    全般的にシリアスですが、ところどころの会話がおもしくふいてしまいました。
    全員めがねをかけているので、初めのうちは誰が誰だかわからないのですが、役者の個がしっかりしているため、最後はそれぞれに感情移入して観てしまいました。

    観客を惹きつける何かがある。
    そんな印象を受ける芝居でした。


    ※pit北のざぶとん一枚の席はとてもおしりが痛いです。出来るならパイプ椅子のある小屋でやってほしい。
    この環境のせいで観るのが大分つらかった。
    おもしろいだけにこういったことで半減してしまうのはとてももったいない。
  • 満足度★★★★★

    必見。
    再演ということだが、これから何度でも耳にすることだろう。重厚で難解な素材にもかかわらず、だれにとっても非常に理解しやすくなっている。作者も俳優もどちらに向かっているのかきちんと把握できているからだ。

    そうしたことからもタイトルが直接的すぎるのが、情報のない観客を少しでも遠ざけているようで、もったいない気がした。できるだけ多くのひとに見てもらいたい。

    ネタバレBOX

    ただ、いかんせんキャストが若すぎる。そして演技にしても、ヒロイックに演じすぎる。こうした作品では、陥りがちな罠だが。

    ああした状況で情熱的なのは当たり前。焦点は、どういう人間がそうなのか、ということだろう。
  • 満足度★★★★

    要集中力
    初見です。
    評判がよいので傍聴席にて拝見しました。
    (上は椅子だしゆったりしてます)
    内容が東京裁判なだけにお客さんが年配の方が多かったような??

    A級戦犯が裁かれたんだよな、くらいの知識しかなかったもので
    ついていけるかな?と不安になりつつも、大変興味深く観ることができました。
    言葉を追うのに集中力がいりました。若干裁判の山場がみえにくかったです。でも日本人ですね、怒りや悲しみが同調しました。

    完全に骨抜きされている世代ですが、
    育ちが某米軍基地近くのため
    おもいやり予算で彼らが贅沢に暮らしているのを見て、
    腹立たしく感じていたことを思い出しました…。

  • 満足度★★★★★

    リアルな気迫に気圧されました
    長年、ありとあらゆる芝居を観て来ましたが、劇場も、作劇も、私には、初体験の実にリアリティある舞台で、何だかカルチャーショックでした。

    野木さんて、平成の秋元松代? いや、それ以上かも?
    5人の描き方、台詞が、もう本当にリアル過ぎて、これが、生身の人間が目の前で演技しているなんて思えないような劇構成で、演劇の可能性を再認識させられました。

    脚本、演出も素晴らしい上、それを見事に体現できる役者さんが、こんなにも揃っていることにも、感動しました。

    東京裁判には、結構興味があり、いろいろドキュメンタリーも見ましたが、ある意味、ドキュメンタリー以上の現実味があり、びっくりでした。
    たぶん、この作品、そういう知識がなくても、見応えある舞台だろうと思います。

    惜しむらくは、台詞や人物造型があまりにもリアルな故に、衣装や眼鏡等、風体が当時らしからぬ点が目に付いたところでしょうか?

    でも、とにかく、人生で、ベスト10には入る傑作でした。
    今後も、注目したい劇団と作家さんが、また増えてしまったようです。

  • 満足度★★★

    みた
    皆さんの、評判が良かったのと、知り合いに進められて、見に行きました。
    重いテーマで、転換無し。むずかしい
    構成、世界観は面白いが、期待しすぎか、正直、役者には、物足りなさを感じました。看ていて、この役、こんな人がやったら、面白いだろうと感じてしまった。想像できる分面白い脚本だと思いましたが、ちょっと残念

  • 満足度★★★★★

    よかったーーー。
    こんなしっかりした本を書ける人がいるとは・・・
    戯曲の要求に見事に応える役者陣。
    空間の使い方も心地よかったです。
    やっぱり演劇はこうでなくっちゃ。と思いました。

  • 満足度★★★★★

    はからずも
    普通席のつもりでチケット購入した。
    が、当日他の用事があったために遅れ気味で滑り込んだら、傍聴席?
    あの真上からの俯瞰。
    想像以上に面白かった。

    演者のカオが見えない、殆ど見えないのだけど分かる。
    つむじだけでもその表情が分かるのだ。
    小さな機微にも集中し、話が進むにつれて思わず身を乗り出す自分。
    階下で「闘う」男達の感情の震えに共鳴する。
    彼らの感情の波状は髪の先にも指先にも、筆致にさえも確かに見えて面白かった。

    ネット配信などではなく、DVDにして欲しい。

    映像で観る舞台は好きじゃない自分ですが、本気で願っている。

    野木さん、再演は更に面白かったデス。

  • 誰にあやまればいいの?
    ごめんなさい。私にとっては一番苦手な分野でした。観た方々の「面白い!」という先入観が良くなかったのかも。役者さんたちのすごさはわかりましたが、

  • 満足度★★★★★

    凄いの一言
    絶対に観るべき。
    観劇にさほど興味がなかった者さえも惹き込むこの魅力はなんだろうか。

    裁判という固い題材、難しい言葉のオンパレード。
    それでも無性にその世界観に魅了され、いつしか登場人物の心情に同化していく。

    東京裁判のことなど何一つ知らなかったが、関係なかった。
    調べた後で、また観たくなる。
    座種を変え、また観たくなる。

    濃厚な台詞を、濃厚な感情を、堪能できる一時。
    こんなに素晴らしい芝居が、小さいハコで、一部の人にしか知られず、ひっそりと演じられているなんで、実に勿体無い。

    ぜひ世に出て欲しい作品。
    多くの人に見て欲しい作品。

    ああ、もう一度観に行ってしまいそうだ。

  • 満足度★★★★★

    歴史を傍聴したような・・・
    作品が実に緻密に編みあげられていて
    台詞の一つずつに質量がしっかりと乗っていて。

    よしんば傍聴席から見ていても
    感情が舞台上の人物と同化するような
    力を感じました。

    ネタバレBOX

    以前にこの劇場での座席の辛さを体験済なので、
    楽をして傍聴席にて観劇。

    冒頭からの空気の作り方に
    観ている側にすら緊張感が伝染してくるような・・・。

    裁判長が入廷してくるときの起立の姿勢や
    弁論のタイミング。
    主任弁護団の会話のみで進められるシーンの積み重ねが
    実に効果的で
    裁判長や検察側、さらには判事たちや、
    被告たちの表情や気配の描写が
    市ヶ谷の旧陸軍士官学校講堂の
    その日、その時間の感触を今とするに十分な力をもって
    観る側にしっかりと伝わってきます。
    レシーバーから伝わってくる同時通訳を繰り返す声や、
    舞台上の弁護人一人ずつの返答、
    裁判の雰囲気が歴史の縛めを解かれた
    リアルタイムな臨場感を持ってやってくるのです。

    彼らの会話や弁論の中で、個々の弁護人たちの
    個性や抱えているもの、さらには裁判に対する想いが
    滲むように浮かび上がってきます。
    史実を借景にした物語のダイナミックさと、
    弁護人ひとりずつの繊細な想いの質感が重なるとき
    舞台には高い密度が醸成されていきます。

    重箱の比喩、
    検察にニュルンベルグ裁判を持ち出させるための苦闘、
    歴史の足跡としてすら刻まれていく
    ひとつずつの言葉が持つ人間臭さ・・・。
    それぞれに戦争での痛手を負いながら
    一方で戦勝国の正義に噛み付くように
    たとえば戦争は政治の一手段であって犯罪はないという理論を盾に
    その戦争を導いた被告たちを弁護していく姿。

    5人の弁護人の想いに心を震わせ、
    目頭を熱くしながら
    一方であたかも歴史のひとこまを目の当たりにしたような高揚に
    身を任せておりました。

    劇場を離れてからも、いろいろな思いが去来して・・・。
    本当に見応えのある作品だったと思います。








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