満足度★★★★
王道にも作法がいる
こういうことを伝えたいという想いがあって、それを劇団全体で共有できているように思えました。皆が心血を注いでいる。
よくできた話でも、作っている人々の気持ちがちぐはぐだと作品に現れます。王道という言葉はありきたりという意味に捉えられがちですが、それをきちんと実現するにも作法がいるということを教えられた思いです。
いつも凝った話、刺激的な物語ばかり追い求めていると、こうした昔ながらの物語にほっとします。刺激に頭脳は楽しませてもらっていても、心は疲れていたのかもしれないと考えさせられます。
満足度★★★★
発声のよさで幕あき
表現力が素晴らしい、身体の動きと物語の進行が小気味いい。全体のまとまりと楽しさが自然と伝わってくる。タップダンスをもう少し長くやってほしかったというのは私だけの希望だろうか。
満足度★★★★
生き生き!
20年以上前から再演を積み重ねてきただけあるしっかりと力のある脚本を元に、キャラクターたちが生き生きと躍動していた、素敵な作品でした。
ギリーもウィリアムも、可愛くて。自然に感情移入し、涙してしまいました。
スタッフではなくアンサンブルの役者さんたちが自然に動いて場面を変えていく装置の転換も、スムーズ。
先生や隣人や友人たちの言葉も、沁みました。
そして、すべてを受け入れてくれるトロッターさんの大きな愛!
血のつながりだけではない、人と人とのつながりのあたたかさ、素晴らしさを改めて感じる2時間でした。
満足度★★★★
心にしみる
いい舞台でした!!
家族って、何なのか?とか、いろいろ考えさせられ、
主人公の成長とともに、感じるところがいろいろあり、最後まで、楽しめる舞台でした!!
流石、400ステージ!
満足度★★★★
期待される演劇人
アメリカにありそうで、また実際にある物語なので、実話にもとづくお話なのかもしれません。次世代を担う役者達が一生懸命演技している姿が大変印象的でした。(反面、余裕がない場面も見受けられましたが・・・でもこれも場数で解決すること) それと、トロッター役の池田さん、いい色を出していましたね!
余談ですが、今回高校生の息子を連れての観劇でしたが、ストーリーも理解し易く、歌あり、タップありで息子もGood Impressionを持ったとの事でした。
満足度★★★
エネルギッシュ!
櫛もとおらないボサボサ頭でギリーが登場した瞬間から、本の世界が現実になったような感覚でした。
朗読のクラスがタップに変わってしまったのは、舞台だから仕方の無いところなのかな。ウィリアム=アーネストがタップで褒められる、って、違和感を感じました。タップは素晴らしかったのですが。いえ、素晴らしかったです。
満足度★★★★★
「ガラスの家族」とは何だったのか?
人種差別、いじめ、仲間との対立、インフルエンザなどの問題をかかえながもがんばった、キリーの物語だたとおもいます。歌もタップタンスもすてきでした。
“まじめな”公演
「次世代を担う演劇人育成」の趣旨は、全うしている。
完成されたテキストが、若手俳優たちによりきちっと演じられた。
公演の趣旨上、多少肩がこるのは、仕方が無いのかもしれない。
満足度★★★★★
本当の家族を手に入れるまで。
「海は知っている」のキャサリン・パターソンの作品だけあって、存分に他人を愛する、という言葉がそこここに散りばめられてバイブルのように刷り込まれていきます。
アメリカンポップな音楽や描写、ダンスも楽しく、舞台セットも展開の仕方が上手い。
ギリーが人間らしい心を取り戻していく過程には感動と涙があり、終盤は泣ける。愛すると言うこと。これが全てです。
以下はネタばれBOXにて。。