隣の芝生の気も知らないで

隣の芝生の気も知らないで

カミグセ(東京都)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
つくにうらら(脚本・演出)による演劇ユニット。
嵯峨ふみか(俳優・宣伝美術)と共に、2011年に桜美林大学総合文化学群演劇専修にて結成された。

舞台上に様々な記号を配置し、言葉と身体でそれらと物語を縫い合わせるような作風が特徴。
社会問題や家族についてを主なテーマに据え、他者と関わり、傷つきながらも生き方を模索し続ける人々を時に穏やかに、時に激情をもって描いている。
観客が作品を通して過去の記憶と今を行き来しながら自らを再認識し、 観終わった後には心のどこかに噛み跡が残るような作品を目指す。

また、嵯峨ふみかによる宣伝美術は、作品のイメージを鮮やかかつミステリアスに観客の元へと届けるとして一定の支持を受けている。

佐藤佐吉賞2014にて優秀助演男優賞に、佐藤佐吉賞2015にて優秀演出賞、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞、優秀衣裳賞の4部門に、それぞれノミネートされた。
応募公演への意気込み
最近作品を作っていても、「これがやりたかったんだっけ」がそっとずっとそばにいる気がします。
今回はそれを振り切るかの如く、いま私がやりたいことを真摯に突き詰める作品でありたいと思います。

具体的には、


【モノローグがいっぱい】
最近は会話を沢山書いていましたが今回は一旦お休みして、大好きなモノローグを大胆に作品に取り入れます。
リズミカルで繊細に、ときにポップなモノローグで作品を進行していきます。

【女生徒がいっぱい】
太宰治「女生徒」を原案に、7人の女生徒が繰り広げる朝から晩まで思考が止まらない迷走演劇を目指します。
カミグセの作品に度々登場する「他者への羨ましさ」は今回も丁寧に描きながら、その眼差しを肯定し、救い上げる作品となる予定です。


以上2点を模索し、カミグセの名刺代わりと言える作品に育て上げます。

なお、今作品は王子小劇場が主催する佐藤佐吉ユース演劇祭に参加します。
勝ち負けの無いお祭ですが、これを期に沢山の方にカミグセを知っていただければ幸いです。
将来のビジョン
その時々で手法を取捨選択しながら、短編・長編問わずに「人々が模索しながら生きる姿」を作品として立ち上げ続けていきたいです。
また、劇場空間だけにとどまらず、小さな会場や野外等の特殊な状況でも作品創作が可能な、柔軟な作家性の獲得、及びユニット体制の構築を目指しています。

とはいえ、もし「カフェやろう」「バンドやろう」「本出そう」「アクセサリー作ろう」というような演劇以外でチャレンジしてみたいことが生まれた時に、演劇はもちろん続けながらも、培ったノウハウを活かして面白がりながら転がり込んでいけるユニットとしての身軽さも忘れないで成長していきたいと思っています。

2016年は今回の公演以外に、夏に新作短編のオムニバス公演、冬に過去公演の再演と、計3回の自主公演を行います。
この一年でカミグセのカラーを明確にし、技術と感性を磨いて、今後の活動の足がかりにしていきます。

公演に携わっているメンバー(7)

なな子
制作 当日運営

制作協力として当日運営します。瑞々しい作品です。当日、受付にてお待ちしております!
萩谷早枝子
制作

制作です。 よろしくお願いいたします◎
yuki

出演します!お願いします!
さが

出演します。宣伝美術も担当します。 ユース演劇祭、どうぞ宜しくお願いします。
有吉 宣人

ドラマトゥルクです。
柿木

制作協力です。 演劇祭、よろしくお願いします!
つくにうらら
脚本 演出 制作 当日運営

作・演出です! ユース演劇祭がんばります。

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