悪党

innocentsphere（東京都）

公演に携わっているメンバー：11人

団体紹介

1997年、メンバーが早稲田大学在籍中に旗揚げ。

以降、「混沌から浮かび上がるもの」をテーマに、緻密な心理描写とダイナミックな世界観を追求したエンターテインメント作品をつくり、葛藤や絶望から湧き上がる人間の「生命感」を表現する。

2000年ごろから社会問題を作品に取り込むことを強く意識しはじめ、昨年2015年は従軍慰安婦と酒鬼薔薇事件、二つの題材を盛り込んだ中編２作品『刻印』を上演。

映像では表現しきれない社会的タブーに演劇的手法を用いて深く切り込み、「観た後に考えさせられる舞台」を今回も、力強く作り上げていきます。

応募公演への意気込み

新作公演「悪党」では、かつて多くの若き命を奪った凄惨な殺傷事件とシェイクスピアの名作悲劇「リチャード3世」を融合させた舞台に挑みます。

なぜ「悪」は人の心から生まれ出でるのか？
人を「悪」たらしめる要因とは一体何なのか…？

事件の全貌を知ろうとする者、そして事件に苦しむ者たちの姿。

深く心に突き刺さる西森英行の書く言葉を役者達が体現し、被害者と加害者、そして稀代の悪・リチャード3世、3つの視点から悲劇の核心へと踏み入れる意欲作。

社会派な作品を作り続けるInnocentSphereが、今、この日本に投げかける「悪党」。どうぞご期待下さい。

将来のビジョン

あらゆる面(キャスト・スタッフワーク・劇場など)で質の高い本公演を年に2回は上演していきたいと思っています。そして地方公演も積極的に行っていきたい。

元々東京以外でも広島公演を数回行った事がありますが、東京以外の方々にも自分たちの作品を観て頂ける喜びや手応えは何にも代えがたいものがありました。今後は東京・広島以外でも自分達の公演をより多くの人に観て頂けたらと考えています。特に、中高生の方々の様な若い世代の人にも自分たちの作品を見て頂きたいです。

多くの土地に行き、幅広い人々と交流を深め作品性を上げ、映画やTVにも負けぬエンターテイメントになる事を理想としています。