水

sons wo:(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
sons wo:(さんず・うぉー)は、2008年にカゲヤマ気象台によって設立された演劇プロジェクトです。
あくまでも独りで現象と対峙できる、「開かれた自己内省のための場」としての演劇空間を提唱し、それを実現するための活動を行っています。人間が関与することになる関係性は、いわゆる水平的な人間関係だけではなく、歴史、想像力、無意識、未来への志向など、あらゆる次元に亘っています。sons wo: の作品はそれらの関係性の中にある人間の姿をさらけ出し、観客と同価値に並列させることによって、観客がその場所の中であらゆるものと向き合うことを促します。それは現代の都市(大都市に限りません)の中で生きていくとはどういうことなのかを問いかけるということでもあります。演劇の範疇のことを、演劇の概念に囚われず、街の中のあらゆる場所で作品を発表しています。
2013年にF/T13公募プログラムに参加、また2015年度よりカゲヤマ気象台がセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出されるなど、近年その注目を高めています。
応募公演への意気込み
今回の公演はsons wo: として初めて外部から演出家を招いての公演となります。演出の蜂巣もも氏は青年団に所属し、その細部まで徹底した演出スタイルは各所から高い評価を得ています。イメージの飛躍していくカゲヤマ気象台の言葉が他者によって再構成され、その可能性が引き出されることによって、より強い「劇」が生まれることを期待しています。
現在は、戯曲と演出を切り離して考えることが難しくなっている時代であると思います。「上演台本」か、さもなければいっそ上演不可能な(あるいはいかようにも上演できてしまう)「戯曲」がほとんどの中で、確固とした作家性を保つにはどんな場所があるのか。あるいはそのうえで、演出には何ができるのか。演劇に次の次元があるとすればそのために、言葉と演出の新しい有機的な関係を探していくような、そんな作品になればと考えています。
将来のビジョン
sons wo: は東京で活動を開始しましたが、これからはカゲヤマの出身地である浜松市もその拠点のひとつにしていきます。二つの都市を移動しながら、それぞれの土地で劇的な「場」を提供し、そこに住む人々にとって都市の中のひとつの機能として存在していきたい。安全な、保護された空間で劇を作るのではなく、あらゆるものに介入してしまうオルタナティブとして、流動的に活動していきたい。常に時代を眺め、水のように変化をしながら、表現を深化させていきたい。そのために、上演形態、制作プロセス共に「柔軟な」スタイルを構築しつつ、社会に対する影響力、発信力、注目度を高めていきたいと考えております。それは言い換えれば、演劇に立脚しつつ「演劇」の枠組みから自由になり、「世界の中の一作家」として社会に関わっていくということでもあります。東京でも浜松でも年2回以上の定期的な創作を続け、様々な文化に興味のある方々と積極的に交流し、文学、音楽、美術など、ジャンルを限らず影響を与えていく存在になりたいと考えております。

公演に携わっているメンバー(6)

ayaridodo

京都からきました。出演します。
ねます

せっせとやります
くしお

出演致します。宜しくお願いします!
hachisu momo
演出

演出します。あくせく
みず

制作担当です
カゲヤマ気象台
脚本 演出 音響

作者

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