BALL

東洋企画 TO4O KIKAKU（大阪府）

公演に携わっているメンバー：16人

団体紹介

2013年11月結成。戦争と差別、明治文学における真実の在り方、子供から大人への変化などについて、現代の学生という視点から向き合い考察の現場として創られた作品は、その取り組み、そして芸術作品としての価値が高く評価されており、大阪大学社学連携事業としての創作も手がけている。

また、代表かつ東洋企画全作品の演出家を務める東洋は、若手演出家コンクール2015において、全国から二次審査進出者上位15名に選ばれるなど、次代の演劇界を担う表現者として大きく期待されている。

言葉の力、語感に重きを置いたイメージの連鎖による作劇法、空間をめいいっぱい用いた表現、独特な世界観と俳優の身体能力を活かした演出を、声の力に秀でた口跡のより役者が演じ表現する作風に特徴がある。目指すのは「誰かの見た夢のような芝居」であり「寓話性と流転の美」である。

応募公演への意気込み

本作品は東洋企画としては5度目の公演である。
これまでは学生を主体とするかたちでの公演を行ってきだ、その集大成にあたる。
学生ならではの、若さ、そして熱量、速度を基盤に、
大人と子ども、少年、といったテーマにあらためて挑みたい。

それは誰かの夢のような寓話劇で、忘れられない物語である。

演劇ならではの、『ドキドキとした体験』をお客様にお届けするのはもちろんのこと、今回の公演が、関西の学生の文化活動のさらなる発展を望みます。

また、今公演は劇場、アトリエS-paceさんと提携、Shake Hands with 東北 vol.16として、全ステージの終演後に東北復興支援の募金活動を行う。

将来のビジョン

今後の活動としては、東京進出だけではなく、代表、東 洋の地元である高知県などの地方での公演も視野に入れている。

東洋企画はひとつの演劇団体ではあるが、演劇という枠に収まることなく、様々な芸術活動を展開していきたい。それは公演を行うだけではなく、ひとつのイベントのビジュアルイメージの製作など、お客様に『体験をお届けする存在』としての活動である。

現代社会は様々に変容していくが、その中で振り回されることも頑なであることもなく、芯を持って揺れ続けること姿見のような存在でありたいと、強く願っている。