しんじゃうおへや

yhs（北海道）

公演に携わっているメンバー：16人

団体紹介

1997年、代表・脚本家・演出家の南参を中心に札幌で結成。

さまざまな社会現象をシニカルな視点で捉え、問題点や矛盾点を巧みな「笑い」によって浮かび上がらせる脚本と、「プレイヤー（＝遊ぶ人）」と呼ぶ俳優たちの個性を前面に押し出し、「人間」を強く浮かび上がらせる演出を得意としている。

オリジナル作品を中心に据えつつ、近年は歌舞伎狂言や、チェーホフなどの古典作品をベースにした作品創作も多く行っている。あくまで力強いエンターテイメントとしての舞台作品を創り続け、北海道内外から高い評価を受けている。

【主な受賞歴】
『しんじゃうおへや（初演）』シアターZOO【Re:Z】2009大賞
『しんじゃうおへや（再演）』シアターZOO【Re:Z】2010大賞
『室温～夜の音楽～』ＴＧＲ札幌劇場祭2015 特別賞【作品賞】
『四谷美談』ＴＧＲ札幌劇場祭2013 特別賞【演出賞】
『ラッキー・アンハッピー』教文短編演劇祭2013 優勝

応募公演への意気込み

「死刑」という日本国民なら誰もが知っている、ようで実は全く知られていない題材を、そこに眠っている多くの葛藤を独自の視点でつまびらかに描き出す、当団体の代表作を約5年半ぶりに再演します。

初演時の2009年には「裁判員制度」のスタート時期ともあいまって、地元マスコミなどでも取り上げられ、スキャンダラスな内容に注目されただけでなく、脚本・演出・演技など舞台の質の高さを非常に評価して頂き、劇場の年間大賞を2年連続で頂くほどの力強い作品です。今回の大阪公演も、2010年の再演時に札幌で観劇して下さった在阪の演劇プロデューサーの方が、熱心に口説いてくださって実現することになったものです。

大阪での公演に先立って、２月６～13日までは札幌でロングラン公演を行っており、1200名ほどの動員を見込んでおります。現在、応募時点ですでに開幕しており、連日満席、観客にかつてない衝撃を与える作品との評判です。
大阪でも相当な衝撃をもって受け入れてもらえると確信しています。

もちろん、これはグランプリを狙っての応募です。

将来のビジョン

当団体は札幌を拠点として活動を続けてきましたが、地理的な問題もあり、道外公演の機会は多くありませんでした。

しかし、近年一人芝居や短編劇の演劇イベントや、プロデュース公演などをきっかけに、札幌・北海道以外の地域で活動している団体・演劇人との交流やが活発化してきており、当団体の作品への評価も少しずつですが広がりつつあります。
具体的には仙台・福島・東京・名古屋・大阪・京都・福岡などです。

今回の大阪公演では、以前札幌のプロデュース公演で脚本を演出して頂いた、ごまのはえ氏（ニットキャップシアター）や、長久手での劇作家大喜利でご一緒した、後藤ひろひと氏などをアフタートークのゲストに迎えます！

今回の大阪公演を機会に、関西はもとより、全国他地域へ積極的に公演の機会を増やしていきたいと考えております。