カフェテリア叙情詩 公演情報 ノアノオモチャバコ「カフェテリア叙情詩」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ホラーサスペンスのような物語
    年に一度の祭が今年も開催される。その名も「泥棒祭り」だ。祭りの夜、この街のカフェのマスターが殺された。その彼の後を継ぐかのように、藤井はカフェの店長になった。そこに集る住民達。そしてこの街には秘密があった。その秘密を隠している住民ら。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    因習というより脈々と受け継がれてゆく魔法の飲み物(麻薬)を淹れるマスターと、それと知りながら自らの快楽の為にソレを受ける中毒住民らの傲慢を描いた物語。

    人間とは心の弱い生きものだ。だから辛いとき、悲しいとき、多大なストレスを忘れようとし、忘れるために何かの代替を欲する。弱った心を無きものにした魔法の飲み物はカフェのマスターが代々引き継ぎ、既に中毒になったこの街の人々の為に継承していくのだった。

    藤井は父が魔法の飲み物に溺れマスターに殺された過去を知って、自らもマスターを殺してしまうも、その現場を見ていた有馬にゆすられカフェを継ぐことになる。結局、藤井は元マスターと同じ罪を背負って街の住民らに魔法の飲み物を淹れ続けるのだ。更に藤井も殺され、カフェを継いだ山田もそういった運命にある。

    街全体がぐにゃりと歪んだ構成だった。日本中から集る薬を隠すための隠れ蓑として開催される「泥棒祭り」の考案も面白い。誰もが求める心のよりどころを主軸に人間の弱さや独特の歪みを表現したような物語だった。エスカレーターの中の5人が妄想してゴーストを登場させる場面や、5人がトリップする場面の展開がお見事!

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    2011/03/13 16:41

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  • 形状不明>
    コメントサンクス。
    ええ、ぐにゃり・・です。
    あなたのなーんだか良く解らない感想も拝見致しました。笑
    「演出ってセンスを感じさせるときがあってこの劇団の演出家は何か特別なものがあるように思う。」という行は同感です。
    時に感覚で観るという舞台は良く解らないけれどいい!と感じることも多いです。

    2011/03/19 15:43

    あぁ〜、たしかに、ぐにゃり、ですね。

    2011/03/19 08:27

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