公演情報
チームラヴ・ガン「東京物語(横浜公演)」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
若葉町ウォーフは劇場色が強くここでやるというだけで「色」が付く(自分的には良い意味で)のだが、今回の上演主体チームラヴ・ガンは佃氏個人のもので名古屋、京都そして締め括りの場所との意味合いのよう(以前平田俊子作品をここでやったのが佃氏演出、頼まれ仕事が多い佃氏のこれもその口かと思いきや違った)。
竹内銃一郎の本作は基本二人芝居。元気の良い芝居なので声がかなり反響する、という会場の特徴を痛感、最初は気になったが次第に引き込まれ、中々含蓄のある作品を堪能した。佃氏が師事した演劇人が竹内氏であるらしく、自作でない師の作を「演出」したのは存命の竹内氏に観てもらい「答え合わせ」をするためだ(という全く個人的願望に発した企画である)との当パンの説明。京都公演でそれをやったらしい。ほぼ毎回トークあり(中々豪華)この日はJACROW中村ノブアキ氏で「他者作品の演出」をテーマに展開、昨年の「THIS HOUSE」(翻訳劇)に話が及び個人的には面白く聞いた。「自作の演出と他作の演出どっちが好き?」の答えは佃氏は他作だが中村氏は自作、それは昨年のが大変だったから。そして佃氏の今作について。
竹内作品にはあまり馴染みがないが(今回で3作目?)何となく感じるのがその文体や空気感にある「余白」が役者を駆り立て、何者かをカタチ作らせる感じ。受動的歩みを宿命づけられながら主体たろうとする意志が、徒手空拳の足掻きからにせよ瓢箪から駒にせよ、何かを手にする。作者なりの人間観人生観が反映されていそうだがそれ以上の事は書けない。観劇機会を待つより一度作品たちを読んでみようか。