東京物語(横浜公演) 公演情報 チームラヴ・ガン「東京物語(横浜公演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     華5つ☆ タイゼツベシミル!! 尺は約85分。(追記6.2)

    ネタバレBOX

     大きな布に墨で大書された東京物語のタイトルがホリゾントに掛かっている。箱馬が全部で8個、平台が2個。
     板上は完全フラットで始まるが箱馬と平台を物語の展開に応じて組み立て実に上手に用いている。オープニングから可成りの時間役者陣の表情が見え難い程昏い照明が続く。これは観客の感覚を耳に集中させる為の良く練られた演出と観るべきだろう。
    物語は監獄に閉じ込められた2人の囚人、革命家・ブレーキ(憲俊)とおかまのオリーブ(八代将弥)2人が語らって脱獄を図る話として展開するが、この昏い照明下オリーブの台詞は脱獄後匿ってくれるお婆さんとオリーブの対話ともなって語られるのだが、この声音の使い分けの見事なこと! 役者の力量によって本当に舞台そのものが息づくのだという体験を実感させる見事なもので、演出の素晴らしさと役者の力量によって本当に引き込まれる。
     また相方のブレーキは革命家という設定なので靭い精神と合理的で的確な判断で2人の脱獄方法についてもリーダーとしての資質を発揮するが、最後に世話になったオリーブの遠縁の叔母さんの家で食べた物が原因と思われる下痢に襲われた折り、周囲を官憲に囲まれたことを知り逃亡を優先することを選び排泄を堪える為にインターナショナルを歌い乍ら失禁してしまう挿話を入れることによって崇高な革命の理想が我らの身体の原理である自然に裏打ちされており、それに逆らうことは不可能でるという至極単純な事実を提示することで嗤ってみせる。
     ラストシーンがどのように展開するかは、明かさないが、極めて優れた脚本『竹内銃一郎)を、これまた優れた佃典彦さん演出と各々の役者特有の演技で見せて見事である。殊に佃さんは役者としても出演なさっているが、その役を当に生きて来たという初老の刑務官の演技は自然体で若い役者さんはどんなに上手くともこのように自然な演技は出来まいと思わせる流石の域。

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    2026/05/31 12:44

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  • 皆さま
    大変遅くなりましたが追記しました。
    ご笑覧下さい。
               ハンダラ 拝

    2026/06/02 15:46

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