公演情報
チームラヴ・ガン「東京物語(横浜公演)」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
暑い。若葉町ウォーフ、初めて来たがシネマ・ジャック&ベティの斜め前!元祖十八番もすぐそこ。良い立地だ。川沿いのちょんの間もなくなっちゃって黄金町も様変わり。
憲俊(けんしゅん)氏はちょっと真田広之っぽくてカッコイイ。八代将弥氏はかなり基礎のしっかりした俳優であることを感じさせた。
箱馬と平台を組み合わせたベッドが二つ。刑務所で同部屋のブレーキ(憲俊)とオリーブ(八代将弥氏)。ブレーキは左翼活動家でテロリスト。オリーブはオカマなのだが何の罪を犯したのかは不明。演出の佃典彦氏が刑務官として後方に座っている。寝付けないブレーキの為に毎晩オリーブはいろんな名作映画のストーリーを語り聞かせてあげている。今晩は『東京物語』だ。かなり丁寧にシーンごと事細かに語る。「節子原」という呼び方も良い。『東京物語』の劇空間を全身で撫で回して溶け込み、その中で泳ぐように語る。また『東京物語』観たくなった。
ブレーキは話を遮り、脱獄の決行を告げる。オリーブの母親は病気で長くない。ブレーキは組織に合流してやらなければならないことがある。
『蜘蛛女のキス』に着想を得たオマージュ作品なのだろう。映画の日本公開は1986年、今作は1987年初演。『蜘蛛女のキス』はゲイの囚人が刑務所長のスパイとなり、政治犯の囚人から組織の情報を聞き出す話。好きな映画の話を語ることが互いの心を通わす重要なファクターとなる。
八代将弥氏の語る『東京物語』が観客の心に投映される。人が好きな映画を熱心に語る姿は美しい。