われらの血がしょうたい 公演情報 範宙遊泳「われらの血がしょうたい」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    10年越しに観ても怪作(褒め)!

    ネタバレBOX

    映画「2001年宇宙の旅」のマザーコンピューターHAL9000はAIの反乱の象徴になっているが、本作のお手伝いAIことザマは、記憶媒体・再生装置としてのIoT (Internet of Things:モノのインターネット)でありながら、残留思念を引き継ぐ地縛霊と化していく…みたいなことを10年前も紐付けて妄想しながら観た。

    10年経った現在、この作品を眺めてみると、あの家とザマは変わらないまま劇場に鎮座していたが、外では現実のディストピア感が加速していて、劇世界が理想郷にすら思えてくるのが面白い。

    膨大なデータ学習と優秀なアルゴリズムによって、より人間らしくアップデートされ進化していく人工知能と、相反するように抑制されてバグを生んでいく人間。
    時空が歪み、内部だった劇場ごと裏返って外宇宙の彼方へ連れていかれる感覚。
    たどり着いた先で私たちは母なる存在に遭遇できたんだろうか。

    みたいなことを妄想しながら観るのもよし!いろんな捉え方が生まれる演劇。

    キャスト陣、新演出によるリクリエーション、スタッフワーク、シアタートラムという空間もバキバキにカッコよかった。

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    2026/02/27 19:11

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