エキセントリックプラネットモデル 公演情報 あひるなんちゃら「エキセントリックプラネットモデル」の観てきた!クチコミとコメント

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    満足度★★★★★

    あひるなんちゃら『エキセントリックプラネットモデル』は、令和の『イムジン河』だったのだ!?

    配信にて。

    世界や社会の分断が続く。
    ついにアノ「あひるなんちゃら」が「分断」を扱う日がくるとは思わなかった。

    今回のあひるなんちゃら『エキセントリックプラネットモデル』は、令和の『イムジン河』だったのだ。

    『イムジン河』は、イムジン河で分断された朝鮮半島を歌った北朝鮮の歌である。
    日本では、ザ・フォーク・クルセダーズが歌い、自主規制で発売中止となった。

    あひるなんちゃらでは、独立した東京と川で隔てた埼玉が舞台となる。

    「北の大地から 南の空へ
     飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
     だれが祖国を 二つにわけてしまったの
     誰が祖国をわけてしまったの」

    という歌詞のように、「飛べない鳥」のあひるが両方の「国」を自由に行き交う。
    あひるなんちゃらで、「北の大地から南の空へ」行くのは「あひる」なんですよね。
    (埼玉が北なのか! そうなのか!)

    バンドのメンバーが生き別れになってしまったという設定も含め、考えようによっては、なかなか意味深な設定だ。

    逃げ出して自由を得たあひるは、東京に行くものの、簡単に埼玉に戻ってきてしまう。
    あひるは、「自由はいらない」と考えたのだろうか、それとも「いつでも行き来できるよ」ということなのだろうか。
    それは、人民の偉大なる指導者、賢明なる指導者である、作・演の関村俊介様のみが知るところであろう。

    佐藤達さんが、かつてアイドルだったという設定は、劇場にいたらたぶん1人大笑いした自信がある。
    スタジオ空洞で、『アイドルスター☆トール!』を観ていたので。
    この演目は大好きだ。

    で、まあ内容はいつもの、なんちゃらな感じだったけど、声出して笑ってしまう率は高かったと言える。
    特にソレ「あひる」なのか! と知ったときの驚きと笑いが好きである。
    大変面白かった。

    ネタバレにはこの公演と直接関係ないことなどを。

    ネタバレBOX

    で、この作品とは直接関係はないのだが、あひるなんちゃらの「(言わば)突っ込み役」の人は、上手い人が多い。
    かつて出演していた黒岩三佳さん(突っ込みと、ときどきぼけも)を筆頭に、異儀田夏葉さんたちの上手さは他劇団での出演を観ると実感できる。
    この2人は、とにかく凄い。
    あひるなんちゃらでは、2人は別のタイプの突っ込みなのだが、それぞれがそれぞれの「間」がいいのだ。
    他の劇団では、黒岩三佳さんは鋭く、異儀田夏葉さんは細かく繊細な表現で感情を伝える。
    上手い。

    突っ込みでは堀靖明さんという、「演劇突っ込み界の化け物」もあひるなんちゃらにも出ていて、この方はMCRでもパラドックス定数でも鋭く突っ込んでいる。
    もうひとり根津茂尚という突っ込み・ぼけの二刀流の達人がいるが、彼はどんな舞台に出ていてもきれいにハマる上手さがある。

    このようにあひるなんちゃらの「突っ込み役」の人には、前から注目している。

    現在その役回りには何人かいるが、特に石澤美和さんのやさしく「違うよ」と伝えるぐらいの突っ込みと、一回飲み込む感じの突っ込みが心地良く、期待大なのである。

    とは言え、偉大なる指導者に訳のわからないことを何年も何年も言わされ続けている、ぼけ役の篠本美帆さんも大変だな、とは思っている。
    声のトーンとか佇まいとか適役すぎて、この方がずっとその役を担わされているのだから。

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    2026/01/12 19:44

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