実演鑑賞
言葉、演劇への強い信頼を感じる演出だった。これといった装置もなく、徹底して人力、手作りで進行していく物語。語りと芝居の切り替え、場面の転換、役から役への移り変わり……といった変化がすべて人間の身体で行われることで、観劇の時間にうねりが生まれる。それも「演劇」の妙味だ。と、同時に「想像力」を問われているのだなとも感じる。俳優も観客も。考えてみれば「想像力」こそが、明日をつくり出していく物語でもある。
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2024/06/15 12:49
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