丹下左膳'23 公演情報 椿組「丹下左膳'23」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/07/11 (火) 19:00

    「姓は丹下、名は左膳」お決まりの科白が終演後も耳に残る。
    真夏の夜、花園神社の野外劇・舞台初日にて約3時間の椿組公演を観ました。
    近くに座っていたお客さんが「お祭りみたいで楽しいね」と一言。
    そう、夏祭りには欠かせない太鼓と笛の音、キンキンに冷えた缶ビールとお茶が販売されて
    劇団員からも直接買うことが出来ます。うちわで仰いでもやっぱり熱い!熱中症対策にお気を付けください。
    以下、本公演の感想です。

    ネタバレBOX

    丹下左膳は大衆文学や時代劇などに登場する、左腕一本の架空の剣士。
    時代劇を観るのは今回初めてだったが、想像以上に手が込んでいる舞台装置。
    客席から役者がロープで降りて来たかと思えば、組み木の橋が崩れ落ちて龍蛇が現れるシーンは圧巻。
    芝居はセリフ回しが古典的で、アンサンブル(乞食や一座)が一同に発すると言葉が聞き取りにくい。
    (斉唱はむしろ音程がまばらな方が雰囲気があって良かった)
    殺陣の演技が爽快で、皆が剣を持ち戦う場面は観ていて気持ちが良かった。
    初演の1981年から42年、当時とは気温差もかなり大きいとは思うが
    夏が来るたびに思い出せるような、季節を感じる1作品となった。

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    2023/07/13 02:28

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