15 Minutes Made in本多劇場 公演情報 Mrs.fictions「15 Minutes Made in本多劇場」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/02/25 (土) 13:00

    座席E列2番

    思ったほど……という感じでした。
    誤って2回分買っちゃったので気が重い。

    ★が1.0ごとだから4.0だけど、★が0.5ごとだったら3.5としたいです。

    公式Twitterで「当日券が無限に出ます」と言っていた通り、
    前列左右は3席ずつくらい空席。4×2×3=24席は空いていた計算。

    2回目は千秋楽。満員で良いのよね?

    ネタバレBOX

    ①ロロ『西瓜橋商店街綱引大会』 ★★★/★★★
    結婚してしばらくした風の夫婦。近所の商店街で、商店街の端から端まで使った綱引き大会があるらしい。
    なんと優勝商品はハワイ旅行4泊6日ペア。ペア?よく考えると、この時点でおかしいのだが。
    いざ現場についたものの、誰もいない。仕方なく旦那の方が綱の端っこを持つ。
    商店街の反対側にも誰か居て、「綱引きに参加する人ですか?」「綱引き始めますか?」にいずれも両腕で⭕を作って
    応えるので、綱引きスタート。
    長い綱の表現に工夫というか、ありきたりなシステムがあって、綱の端から舞台の袖に向かって綱が伸びている×2、
    パックマンのワープ通路的な表現方法が取られている。
    そして、旦那の対戦相手はエイリアンvsプレデターのエイリアンみたいな感じで、人外である。緑色。
    そんな異形が腕で⭕を作るので面白いのだが。
    嫁の鼻の穴にブラジリアンワックス、離婚、などの要素があるけれど、いまいち話の中身が詰まっていないというか、
    ふんわりと物語が流れていって終わる。夫婦が離婚に至る道程が「奥さんがハワイ旅行に行きたがっている」という旦那の
    思い込みの一点からスタートしているのだとしたら、それはそれで寂寥なものだ。うーむ。
    【2回目】
    そういえば、離婚のもう一つの原因として、
    「旦那の財布から毎日1,000円抜いてたのに気付いてくれない。
     その総額が先日めでたく50万円になったので?離婚」
    というのがあった。優しい旦那だろうが、あまりにも気付いてくれないと
    寂しくなっちゃうことって、あるよね。というのは良く分かるんだろうけれども。

    ②演劇集団キャラメルボックス『魔術』 原作/芥川龍之介『魔術』★★★★/★★★★
    魔術ができる異国の少年のもとを訪れた日本人の青年の話。
    魔術を教えてくれ、という願いを快く受け入れる少年。ただし、私利私欲のために術を使わないのなら、という但し書きのついた試練に、
    結局は私利私欲が出てしまって、という中身。2人芝居で演者は3人。演者が話者になったり、ナレーターになったり、
    そして全員がバケツドラム的なものを叩いたり、という構成。非常によく出来たお芝居で、
    芥川龍之介の「魔術」を知らないので、どういう話なのか知れて良かった、という感想。
    そこまで突き抜けて何か、というものはなかったかもしれない。
    【2回目】
    1回目と2回目の間で、芥川龍之介の「魔術」が青空文庫にあったので、
    寝しなにMacのスピーチで読ませながら寝た。
    今回の脚本との違いは、後半の主人公が人に魔術を見せる場面で、
    原作では友人数人が相手だったのが上司になったこと、
    上司の奥さんが主人公の元恋人という設定が追加されていたこと、でした。
    上司の奥さんも賭けの対象になるんですが、元恋人も自分の下に戻ってくると思うと、
    やっぱり欲望が上乗せになっちゃうよね!という感じはある。

    ③ZURULABO『ワルツ』★☆/★
    花束を持った男性がいろんなきっかけ(交通事故音)でボロボロになり、
    「まゆに会いたい」「ピアノの発表会」などの文字が流れる。
    声が登場し、「ピアノの先生の精子になれれば」みたいな、訳の分からない言葉を言う。
    そして、まゆが登場し、ピアノを弾くのだが。
    最初の男性がピアノの先生になって、ピアノを弾くまゆに襲いかかる。
    で、なんか今度はまゆが倒れて、声が「ピアノの先生の奥さんの卵子になれれば」みたいなことを言う。
    えーと、全体的によく分からなかったです。冊子には、
    「男性はピアノが聞きたかった。女性はピアノが弾きたかった。声は頑張りたかった」と書いてありました。
    男も女も声もやりたいことがあったということかもしれない。私は置いてけぼりにされた。
    【2回目】
    1回目が一番分からなかったので、注意して見たのですが。
    男がキモめだったので、まゆという女の子に好意を寄せているストーカーかと
    思ったんですが、後ほど一緒に暮らしている場面(?)も出てくるので、
    夫婦か親子ということになるのだろうか。
    まゆという女の子(31歳)のピアノの発表会に、
    旦那か親が行こうとしたら事故に遭ってなくなってしまう。
    どうしても発表会を見に行きたいので、「声」の助けを借りてピアノの発表会に行く手段として、
    ピアノの先生の精子になる、ということのようです。
    男の人が派手めの衣装を着たときは、それは男ではなくピアノの先生ということなんですね。
    で、声が「ピアノの音がキ○タマに響くと良いのだけど」と言うんですが、
    実際に響いてしまい、ピアノの先生の精子が暴走してまゆという女の子に突進して、
    まゆという女の子は「まさかのショック死」するという訳なんですね。なるほど分からん。
    まゆがショック死した後に男と女が一緒に暮らしていて、
    男の方が役所に出かけると、女(まゆ)は「タッキーに会いたい!」と
    叫び始めます。ここで、あれ?男と女は夫婦じゃなく親子なのか?と思っちゃった訳なんですけれども。
    で、タッキーに会いたい女のために、「声」がアイディアとして
    「ピアノの先生の奥さんの卵子になれば」とアドバイスするんですが、
    ここはいよいよもって全く訳が分からなくなって自分が爆裂四散した。

    この演劇、分からないな〜って人も少なくないと思うんですが、
    笑いどころのたびに数人が「ハハッ」て笑うのが聞こえるので、
    理解できる人もいるのだろう、と思いながら見ていました。

    ④ブリーズアーツ『真夜中の屋上で』★★/★★★
    最後の方に出てきた派手なビジュアルの人は誰だろう、と思ったんですが。
    最後の挨拶で「声優による演劇」ということで、ああ、緒方恵美さんだったんですね。と納得しました。
    声優さんだからマイクがあったんだー、とも思ったんですが、
    席が端っこの方で人の影になって誰が今喋ってるか分からなくなったりとか、
    基本ビジュアルでなく声メインのお芝居なので、次第に眠くなってしまいました。
    話としては、もう亡くなっちゃった兄貴的な存在の人に、真夜中の屋上に行くと会えるから会いに行こうぜ、
    という話だと思います。演者の中に中学生声優さんも居た模様。
    【2回目】
    こちらも今度は1回目より見やすい席だったので追いかけられました。
    思ったよりもちゃんと?朗読劇になっていて良かった。
    ただ、脚本がありがちで、ENBUゼミナール卒業制作作品みたいな感じに思えてしまったところは否定できない。

    ⑤オイスターズ『またコント』★★★★/★★★★☆
    踏切の前のサラリーマン。鞄を置いて穏やかではない。
    そんな自殺しそうなサラリーマンの前に男女が現れ、女の方がサラリーマンに、男のお笑いの相方になって欲しい、と申し出る。
    巻き込まれたサラリーマンが途中からノリノリになって……という展開。
    口ひげのキャラ強めの男性はアホロートルの安田さんというお笑いの方。知ってる。ような気がする。
    アホマイルドの方が印象強いけど。(アホマイルドずいぶん前に解散してた)
    まぁ、素直に笑える演劇でした。
    【2回目】
    あまりロジカルじゃないけれど雰囲気と勢いと元気さでハハハッと笑える作品ですね。
    初回も2回目も暗転と同時に拍手が起こったのは、この作品でした。

    ⑥Mrs.fictions『 上手(かみて)も下手(しもて)もないけれど』★★★★☆/★★★★
    3回目か4回目か5回目か6回目。
    ひょんなことから主演俳優の楽屋に入り込んだ新人女優が、主演男優といろいろな
    関係になりながら人生の終幕を迎えていく物語。楽屋で化粧をしたり衣装を替えて行くうちに、お互いに老けていくという組み立て。
    結局泣いちゃうけど、さすがに何回も見てるからなー。
    【2回目】
    昨日は数年?ぶりでしたが、4回目か5回目か6回目か7回目の観劇の今回は昨日ぶり。
    きれいにパッケージされた作品ですが、さすがに昨日より感激の度合いは下がりましたね。

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    2023/02/25 17:17

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