レオポルトシュタット 公演情報 新国立劇場「レオポルトシュタット」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★


    2時間20分休憩なし。お尻が限界に達したところで終幕になり助かった。

    中劇場なので舞台が広く映画でいえばシネマスコープである。見慣れた小劇場より目線の移動距離が大きい。そして舞台の至る所でそれぞれの人の営みが丁寧に展開されている。
    舞台美術と衣装が素晴らしく写真に残したい場面がたくさん出て来るがもちろん撮影禁止である。ああもったいない。一瞬一瞬が西洋名画である。
    トム・ストッパードの最近日本で上演された作品に「ほんとうのハウンド警部」があり、あんなわけの分からないものは嫌だとなったのか空席が結構ある。今回は四世代に渡る大作であるということで腰が引けてしまった人も多そうだ。しかし実はそんな大層な主義主張がある作品ではなく、リラックスして全体を眺め、気に入った細部を楽しむものなので安心して観に行こう。家系図も一番下にあるレオが作者らしいということを知っていれば良いのではないだろうか。

    意外性がほとんとないのが不満で星4つ。

    超無機的なあらすじはネタバレBOXへ。

    ネタバレBOX


    WikiPedia英語版Leopoldstadt (play)をGoogle翻訳したものを元にして作成した。

    ウィーンのユダヤ人家族の物語
    第1幕1899年 エミリア・メルツ(那須佐代子)の元に家族が集まって優雅なパーティーを開いている。ユダヤ教とキリスト教の微妙な会話がいろいろ交わされる。長男ヘルマン(浜中光一)とその妻グレートル(音月桂)および親戚でピアノを弾いているハンナ(岡本玲)そしてまだ登場しないがハンナが恋焦れる将校フリッツ(木村了)あたりが分かれば十分。
    第2幕1900年 ハンナに頼まれてフリッツに会ったグレートルはあろうことか不倫に走ってしまう。ヘルマンはあるパーティーでフリッツとトラブルになり、彼の家に乗り込んで妻の不貞を知る。ユダヤ人であることで格下に扱われる屈辱を受けるもその場は収まる。
    第3幕1924年 割礼でのドタバタが続くがストーリー的にはヘルマンとグレートルの子のヤーコブ(鈴木勝大/根本葵空/三田一颯)に家業を譲る手続きの相談をすることがメインのようだ。ヤーコブは戦争で片腕を失っている。
    第4幕1938年 ナチスによる屋敷財産の接収が行われる。ヘルマンは家業放棄の書類にサインさせられるがすでに権利はヤーコブに移っていて、更にヘルマンの深謀でヤーコブはグレートルとフリッツの子としていたのでアーリア人であり接収は無効なのであった。この後一家は収容所へ向かう。
    第5幕1955年 過酷な時代を生き延びた若者3人が再びウィーンの屋敷に集まり、犠牲者を偲び、当時を思い出す。

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    2022/10/28 00:25

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