畳屋のあけび 公演情報 CROWNS「畳屋のあけび」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    昭和32(1957)年夏から昭和34年頃の物語。物書きの主人公とその妻の夫婦愛と質素な生活、そして周りの人々との心温まる触れ合いを描いた秀作。当時の社会情勢や問題を背景に、市井の人々の暮らしがしっかり描かれる。そして、何と言っても夫婦愛に若年性認知症という問題を突き付けて、人としての考え方や営みを感動的に紡いでおり、世代を超えて多くの観客の共感を得る作品になっている。

    日々の暮らし、それは当たり前のように思っているが、それが少しづつ失われていく怖さ。自分が自分で無くなっていく恐怖心、それを支える妻の辛い気持が手に取るように解る。実際、その介護を…。
    (上演時間2時間10分 途中休憩なし)追記予定

    ネタバレBOX

    舞台美術は、当時を思わせる和室、上手が外に通じており、沓脱石や伸縮門扉がある。中央に卓袱台、その後ろに箪笥、下手は襖、文机と山積みの書物。廊下や障子戸も見える。

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    2022/07/10 00:03

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