ka-e-lu 公演情報 多少婦人「ka-e-lu」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ゆるゆるな不思議感!
    「多少婦人」 の芝居は案外好みだったりする。何故ってそこには「隙間」があるからだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    第一話 「帰郷のすすめ」作・演出 酒井雅史

    出て行ったきり音信不通だった娘(長女)が二年ぶりに突然帰郷してみると、赤の他人が自分の部屋に住んでる。しかも家賃も取ってなくて家族のようにふるまってる。自分の居場所がないと怒った長女は出て行こうとするが、話をよく聞くと、長女の部屋は居間に移したという両親。両親は長女が居なくなった心の隙間を埋めるために二人に間貸しした、というお話。
    両親も間借りしてる二人もなんだか違う世界のような人たち。ゆるゆるで呑気な会話が面白い。心の隙間がテーマ。


    第二話 「無節操にひっくり返る。ならばせめて美しく。」作・演出 酒井雅史

    インタビュー調査で集まった5人。この5という数字が実に微妙なのだ。奇数だから割り切れない。割り切れないから多数決が成立しちゃって既に戦いのゴングは鳴っていた。笑
    インタビュー調査のマニアらしき女二人が司会者そっちのけでグループアンケートを支配しようと勝負する。「このアンケートは勝ち負けじゃあないんです。」と司会者が説得するも、多数決に拘る二人。笑
    勝ちそうな意見のほうに付きたがる女が風見鶏のように向きを変える時の言い草が面白い!


    第三話 「ガネーシャ・トランスポート」作・演出 渡辺裕之

    医療ミスで脳死状態になってしまった妻の臓器移植をめぐって医療現場で起こる黒い戦い。臓器移植コーディネータと一部のドクターたちが妻の臓器移植を積極的に行おうとする。その裏にはさまざまな思惑と贈収賄があるが、一方で妻を生き返らせようと胸に張った3文字の言葉遊びによって「起きる」までを完成させる。

    ヒンドゥー教における象の頭部を持つ神ガネーシャ役に喜屋武由美子。
    喜屋武が鼻に付けた象の鼻と耳がお見事!(0^)
    この物語が始まる時、会場全体を真っ暗にしてホラー的に観客を怖がらせるシーンがあって、「皆さん、右側の暗い端っこの方に何かいませんか?」なんて凄ませる言葉には、「こりゃ、面白くなるぞっ!」なんてホラー好きのワタクシなんか卒倒しそうなくらい、ドキドキワクワクしちゃったわさ。
    も、もしかしたら・・薄いゴム膜の向こうからトカゲの顔が押し付けられてるんじゃ・・(・・!)とか、そのうち、急にゴム膜を突き破っていきなりトカゲが顔を出し、三角の両目が獲物の虫(観客)を見つけて光ったり・・たり。。なんて想像したけれど、始まってみるとホラーではなく不条理劇に近い。
    それでも白いベッドを囲んでブラックジャックの如く6人の医師が歌を歌うシーンは非現実的だ。現実と非現実の隙間みたいな設定が面白いし、その光景を見ながら楽しむわんぱくガネーシャ神の仕草もいい。
    ただ3文字をはめ込みながら無理に繋げていく言葉遊びの場面は退屈だった。そんな事をするなら思いっきりホラーにしちゃってよ。と言いたかった。笑
    最後に妻の為に自分を犠牲にした夫は妻が見守る中、白いベッドに横たわっているという現実。

    ガネーシャ神が幸福をもたらしたのはどっち?

    11

    2009/10/06 20:04

    0

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  • みさ さま

    およそ無関心な愚問(笑)にお答えいただき、ありがとうございました。
    失礼いたしました。

    2009/10/09 04:28

    きゃる>

    「ボールベアリングドラゴンズ」のブログの件
    ワタクシはどちらかといいますと、公演情報は見るものの、個人ブログや、日記のようなものは見に行かないのです。要するに暇がない。笑
    ですから見るのはこりっちのUP情報、観劇レビュー、コメント、そして劇団の詳細な公演情報だけです。
    これだけでも相当な時間を消耗しますので他のブログにまで観にいく余裕がないのです。
    ですから、ワタクシ的には稽古場日記は興味がないです。(苦笑!)


    .>で、ブログコメントについてご意見をうかがいます。


    インタビューですか?笑


    >実は某劇団主宰のブログにコメント欄があったけど、確認してみたら何年間も
    投稿0だったのですよ。・・・自分ではコメント欄見てないらしい。
    ずいぶん偉いんだなー、世間ではほぼ無名なのにと思いました。


    たぶん、コメントなんか付いたことないから見てなかったんでしょうね。


    >で、その後もコメントを投稿してたら、その人の俳優仲間も投稿しはじめ
    たんですよ。「活性化されてきたかなー」と思った矢先、
    コメント欄がパタッと閉鎖されて、書き込めなくなっちゃったんです。


    あははh--(^0^)
    それって、ブログのご本人はウザかったんでしょうね~。。
    ふつうの感想コメントでも、あまり頻繁に書き込まれると嫌だ!って方はいますよね。
    特に俳優仲間が投稿し始めたら礼儀がなくなるかも知れませんからね。または、どなたか誹謗中傷の書き込みがあった直後、閉鎖したのかも知れません。


    >みさ様は、こういう「コメント欄ある日突然閉鎖事件」についてどんな感想をお持ちでしょうか。


    いあいあ、ワタクシは自分に関わってる事柄以外は案外、無関心なんですよ。
    それでも強いていうなら、ブログは大衆にメッセージしたものですが、あくまでも個人の持ち物ですので、オーナーの一存で宜しいかと考えています。
    ちなみにワタクシ達のマイページも劇団公演とリンクしていますが、オーナーは自分という意識がありますよね?
    ですから、それぞれのカラーがあって楽しいのかと思います。

    これで宜しいかしら?お気に召して頂けました?笑





    2009/10/09 01:12

    そしてもうひとつ。「ボールベアリングドラゴンズ」の季節限定HPのブログは
    主宰のコラムしかないのですが、私が思うのに本人の随筆より、稽古場
    日誌のほうが公演動員にはよいと思うのですがいかがでしょう?
    出演者3人のうち、別途外で個人ブログをやってるのは1人だけで、
    それも稽古の話題は全然出てこない。
    「稽古場リレーコラムにはならないのですか?」とコメント書いたら、即削除
    されました(笑)。
    「冷蔵庫」というテーマでつづるコラムで、正直、公演を観てみないと関係あるのか
    ないのかわからないし、さほど面白くないんですね。毎回、公演内容と関係ないコラムで
    すけど(笑)。
    だから、動員したいのかしたくないのかわからないんですよ。
    文字通り、脱力系で。
    本谷さんのように、小説家を狙ってるから芝居そのものにはさほど熱がない人なのかな、
    と疑ってしまいます。

    2009/10/08 18:27

    >みさ様

    楽しいカツを入れていただきありがとうございます。
    パワーがないもんで、
    とりあえず、顔見知りの出演者に主宰の人となりを聞いてから、
    行動してみます(笑)

    で、ブログコメントについてご意見をうかがいます。
    実は某劇団主宰のブログにコメント欄があったけど、確認してみたら何年間も
    投稿0だったのですよ。
    で、ある日、事実誤認のことを書いてあったので「まちがってますよ」
    とコメントで指摘したのです。コメントは認証制なんですが。後日、記事は
    訂正されました。
    で、その人のブログには管理人が別にいて、主宰付きのマネージャーも
    別にいるそうで、主宰は2人から「指摘コメントがきてますよ」と連絡が
    あって気づいたと書いてました。自分ではコメント欄見てないらしい。
    ずいぶん偉いんだなー、世間ではほぼ無名なのにと思いました。
    で、その後もコメントを投稿してたら、その人の俳優仲間も投稿しはじめ
    たんですよ。「活性化されてきたかなー」と思った矢先、
    コメント欄がパタッと閉鎖されて、書き込めなくなっちゃったんです。
    別に誹謗中傷ではなく、ふつうの感想コメントだったのに。
    その後、「ねえ、他の人はどう思ってるんだろ。意見聞いてみたいねぇ」という
    本人の記事があって、「聞きたいなら、なぜコメント欄廃止するんだ」って思いました。
    みさ様は、こういう「コメント欄ある日突然閉鎖事件」についてどんな感想をお持ちでしょうか。
    ちなみに、主宰の客演公演予約フォームができたとき「いまなら本人宛メッセージも受付
    けます」だって。
    大物ぶりたいんですかねぇ。
    実はこの主宰とすごく近くで話すチャンスもあったけど、怖くて聞けなかった(笑)。

    2009/10/08 17:21

    きゃる>

    >「多少婦人」にこりっちでの宣伝活動を積極化したほうがよいとすすめたのも、実は私なんです。

    をを~!すんばらしいではないですかっ!
    実はワタクシも先日までちけぷれを実施していた「さるしげろっく」他、多くの小劇団のこりっち誘導とちけぷれ勧誘をしました。笑
    そして一般のユーザーはワタクシの観劇日記を通じてmixiよりこりっちに誘導しておりました。
    そんなこんなで、こりっちには報奨金を頂きたいくらいですわ!笑

    今やこりっちのちけぷれの多さは演劇サイトで一番ですし、メンバーの活気があるのも一番ではないでしょうか?
    そしてここのサイトは使い易いですよね?技術的にmixiほどではないし、たまにサイトが開かないのもたまに傷ですが・・。(苦笑!)
    それでもメンバーの活気があるというのは劇団としてちけぷれを実施するのはかなりの宣伝効果になります。
    ただ劇団によっては「ちけぷれ」を実施しておきながらまったく招待しない。という劇団もあります。(おーい!誰かーハンマー持ってこーい!)


    >田岡美和さんとは面識がないんですよね。


    面識がなくても同じ芝居を愛する同志ですから、お声をかけて頂いて気を悪くする方はいないかと。むしろ、喜ぶかと思います。


    >今回公演情報をアップしたのも私でして。


    それでしたら、余計にお声をかけたほうが宜しいかと。
    ワタクシなんか、主宰に「実は公演情報をUPしておきました。」なんつって恩売ってやります。笑
    空席が目立った公演ではこりっちのちけぷれの宣伝効果を得と説きます。


    >公演やる以上は多くの客に観て貰ったほうがいいし、そのへんどう考えてるのか
    、主宰に聞いてみたいんですよね。


    ええ、お聞きした方が宜しいですよ。恩売りながら。笑


    >でもね、暫定ブログの田岡さんの「コラム」にコメント欄があったので、
    2回ばかり書き込んだら、1回ごとに丁寧に削除されてて。
    「あ、コラムだから、私のコメントは邪魔なのか」
    と気づき、赤面しちゃった(笑)。会場で自己紹介しづらくなったなぁと(笑)。


    あ、そんな経緯があったなら、逆に話しかけた方が宜しいかと。
    相手の罪の部分をつつける!笑

    がんばれ~、きゃる!

    2009/10/08 14:08

    >みさ様
    アドバイスありがとうございます

    >ブログでなくちゃんとしたHPを作ったらいいのにね。
    こりっちでちけぷれやったら、いい宣伝になるのに~。
    劇団の方にちらっと小耳に挟んであげてください。笑

    本当にね。まったく同感です。「多少婦人」にこりっちでの宣伝活動を
    積極化したほうがよいとすすめたのも、実は私なんです。
    今回から実施したようですが。
    「ボール」は出演者は知った人が出るので話すけど、田岡美和さんと
    は面識がないんですよね。
    こりっちに団体登録はしてるんだけど、今回公演情報をアップしたのも
    私でして。劇団としての組織がないせいか制作サイドもシーズン稼動で
    積極的に動かないようで。
    ちけぷれは絶対やったほうがいいと思いますね。
    公演やる以上は多くの客に観て貰ったほうがいいし、そのへんどう考えてるのか
    、主宰に聞いてみたいんですよね。
    でもね、暫定ブログの田岡さんの「コラム」にコメント欄があったので、
    2回ばかり書き込んだら、1回ごとに丁寧に削除されてて。
    「あ、コラムだから、私のコメントは邪魔なのか」
    と気づき、赤面しちゃった(笑)。会場で自己紹介しづらくなったなぁと(笑)。

    2009/10/08 08:56

    きゃる>
    こんばんは。

    >宣伝も積極的でなく、HPも公演に合わせた暫定ブログでして。

    って・・・ww(苦笑!)
    ブログでなくちゃんとしたHPを作ったらいいのにね。
    こりっちでちけぷれやったら、いい宣伝になるのに~。
    劇団の方にちらっと小耳に挟んであげてください。笑

    ところで、貴女の紹介文を拝見しました。以下ですね。

    ・・評価のポイントはいかに客観的視点に立って芝居を作れているかということで、作家や演出家の自己満足度が強く、コアな観客のみを意識したような内向きな芝居作りが嫌いです。
    「ムダに自己主張するよりも金を払って観に来る客を満足させろ」が持論です。・・・

    いあいあ、すんばらしい持論です。
    思わず笑ってしまった~(^0^)
    そういう感性、ワタクシ好みですよ♪

    2009/10/08 00:56

    >その週の予定は自宅に戻ってカレンダーを見てみないと確認できませんが、きっと厳しいかと。急ですので。

    ごもっともです。みささんは、ものすごい数観ていらっしゃいますものね。
    ぶしつけなお願い、お許しください。
    「ボールベアリングドラゴンズ」は本谷有希子さんと同じようにユニット形式での
    プロデュース公演で出演俳優は特に決まっていないんです。
    宣伝も積極的でなく、HPも公演に合わせた暫定ブログでして。
    次回は、なるべく早めに予定をお知らせできるようにします。

    2009/10/07 22:21

    渡辺>
    はい、狙いどころは逃しません!笑
    実は現実と非現実の隙間に真実があるような気がしています。

    承知しました。次回も楽しみにしていますね♪




    きゃる>
    これはこれは嬉しいお言葉、有難うございます。
    応援団でしたか。劇団にとって身近な応援がどんなに励みになることか・・、また劇団をよく熟知した上での欠点を指摘した辛口は劇団にとって意味のあるもので、また有難いことだと思っています。
    「ボールベアリングドラゴンズ」、、、初めて聞く劇団ですね。
    ごめんなさい、これだけ多い劇団の数なのでまだまだ未見の劇団が多いのです。
    その週の予定は自宅に戻ってカレンダーを見てみないと確認できませんが、きっと厳しいかと。急ですので。





    2009/10/07 11:11

    みささん、はじめまして。いつもみささんのレビューを興味深く読ませていただいております。
    「多少婦人」を観てくださってありがとうございました。「あひ」に続き、みささんには
    高評価をいただけたようで、学生時代からメンバーを観て来た応援団としては大変嬉しいです。
    長く観てきた者として、今回はあえて欠点に注目し、辛口の評価をしましたが。
    酒井作品のゆるさをお気に召したなら、一度、「ボールベアリングドラゴンズ」の芝居も
    ぜひ観ていただければと思います。ここも私が大学時代から観て来たユニットで
    酒井作品と共通した作風なので、主宰の田岡美和さんの脚本に多少婦人のメンバーに
    出てほしいなとかねてから思っています。
    10月16日~18日に上演される「見えなくてもそうなんだ」、大変お忙しいと思いますが
    気が向いたらよろしくお願いします。今回ダメでも次回(たぶん、3月ころ)ぜひ。

    2009/10/07 10:31

    御来場、コメント頂き誠にありがとうございます。

    評価頂きありがとうございます!狙いどころを汲み取って頂き大変嬉しく思います。現実と非現実の隙間は私自身も意識している部分です。

    今後とも多少婦人を評価頂けたら幸いです。

    2009/10/07 01:03

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