第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタルSpecial! 公演情報 西谷国登リサイタル「第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタルSpecial!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     西谷さんの10回目のヴァイオリンリサイタル。

    ネタバレBOX

    本当なら2年前に上演されるハズだった10回目のリサイタルがCovid-19の為、中止となってしまった。西谷氏の落胆・やるせなさ、そして先の見えない中でのインセンティブの低下やボディーブローのように効いてくる経済的苦悩、と思うように表現し得ない状況に対する苦悩は真剣に表現しようとするアーティスト総てが抱えてきた大問題であった。と同時にアートを日々の糧とする我ら愛好家にとってもアーティスト本人たち程では無いにせよ、深刻な飢えを齎してきたのだということを、このコンサートを聴くに及んで改めて痛感した。
     元々フルオケの為に作曲されたヴァイオリン協奏曲2曲を弦楽合奏版に編曲し直し今回の演奏に至ったのが第1部。無論、2曲共に世界初演である。初めにM.ブルッフヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26の「弦楽合奏版(2020)」、2曲目がC.サン・サーンスヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61「弦楽合奏版2020」無論、こちらも世界初演。何れも西谷氏が2020年に予定されていたコンサートが中止の憂き目を見、1カ月朝から晩まで掛けて編曲した作品である。連日我々の体温を越すような猛暑の続く中、西谷氏の正装でのアグレッシブでサンパティックな弾き振り、彼が信頼する弦楽演奏者らの見事な呼応は、改めてクラシックの上質な生演奏に飢え且つ求めていた自分のヒートアップを宥めてくれた。休憩を挟んで新納 洋介氏のピアノ、西谷氏のヴァイオリンでC.フランクの「ヴァイオリンソナタイ長調(1886)」
     Covid-19は収束していないから、アーティストとの終演後の面会等は一切禁止ということもあって、出演者全員登壇の撮影タイムが設けられた他、極めてスピーディーで興の乗る曲がアンコールで奏され、西谷氏のサービス精神の真骨頂をも示した。余りに聞き惚れて、帰りは指定順に退場で自分の場合かなり退場時までに余裕があったのに椅子から立ち上がる際によろめいてしまった。単に年齢のせいではなく明らかに精神を集中し過ぎた為であるのは明白であった。

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    2022/07/04 14:44

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  • 西谷さま
     お疲れさまでした。こちらこそ本当に喜べる音を聴かせて頂き
    感謝しております。我々の体温並みかそれ以上の猛暑が続きますが
    お体大切に過ごされますよう。
     Covid-19はRNAしか持たないので複写(転写)する際に間違いが起こり易いのがこれほど変異が起きやすい原因だと思いますが長い闘いを覚悟する必要はあるかも知れません。何れにせよ既にこれだけ拡散してしまった現状が在る以上、自分自身で考えて対応する他無いと考えています。政治のやっていることは不合理そのものですから。PCR検査の機械はプロトタイプが島津製作所製で、世界中で使われていましたが、日本でこれを使えなく
    したのは文科省、ワクチン開発の研究費も文科省が予算を切ってしまったので途中で研究が途絶えた為、日本製ワクチンは遅れをとってしまいました。政府の施策は、基本が非科学的で経済政策にしても何にしても国民の要望では無く、アメリカの意志に従うばかり。つい先日、詩人のアーサー・ビナードさんと話す機会があったので、心ある人々が世界中から集まって世界政府を樹立したい、という話をしたら、握手されました。アーテイストはそういう活動の中心に立てるかもしれませんね。こんな夢物語が実現できたら素敵です。ホントにお体大切になさって下さいね。
                                  ハンダラ 拝

    2022/07/06 13:21

    素晴らしいコメントをありがとうございました!コロナ早く収束しますように!ご来場ありがとうございました。

    2022/07/06 09:35

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