実演鑑賞
満足度★★★★
初見の劇団、未見の演目、そして原作の泉鏡花「天守物語」も未読という初々ものの公演。この劇団は女性だけで構成されており、歌劇としてエンターテインメント色が濃く、魅(観)せるといった印象が強い。何となく宝塚歌劇団(大階段はないが、舞台美術が華やかで、雰囲気が似ている)ような。
物語は泉鏡花の執筆中…自分が描きたい恋愛観をどう表現するか、その脳内思考を華麗に彩りながら展開していく。妖(あやかし)と人の恋愛…立ちはだかる悲しい定めを乗り越えて、恋が実るのか悲恋に終わるのか、それは作者(泉鏡花)の思い次第である。
(上演時間2時間20分 途中休憩なし)【Aチーム】