リーディング短編集 #1 神楽音 公演情報 しあわせ学級崩壊「リーディング短編集 #1 神楽音」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/05/15 (日)

    価格3,500円

    15日20時10分開演のB・劇作家版を拝見(50分)。

    背もたれの無い丸イスでの50分間は腰に響いたが、今宵の語り手4人のリーディングは胸に響いた。
    本公演ではなかなかソロプレーヤーとして意識しずらい、しあわせ学級崩壊の面々の、各自の持ち味に直に触れられたのは予想外の収穫。
    実に充実した時間を過ごすことが出来た。感謝!

    ネタバレBOX

    最初の『架空の生活』(作・屋代秀樹さん)は、本編の前に披露された村山新さん自身のエピソードで、話の方向性が定められたかなぁと。現代の『雨月物語』なテイストを感じた。

    2番手の『おれのことなんてだれもしらないし』(作・高木登さん)は、語り手が若々しい田中健介さんだったこともあり、”おれ””の年齢を暴露した最後の1文”の切れ味が鋭いこと・鋭いこと!
    そして『おれのことなんて…』のタイトルの含意を、改めて嚙み締めさせられた。

    三番手の『この朝を墓標として』(作・斜田章大さん)は、名古屋勤務だった頃の語り手・林揚羽さんの当て書きとのこと。
    揚羽さんのじんわり温もりの伝わるソフト・ハスキーボイスが、夜明けを境に入れ替わる働く人たちを暖かく包みこむよう!

    最後の『野球部とドライブ』(作・大石晟雄さん)は、話のテンポが しあわせ学級崩壊の本公演のそれに一番近いかなぁ。
    昔から見知っている”少年”が唐突に”男性”として意識させられたことへの戸惑いと、自身の心の揺らぎに狼狽える有り様を、大田彩寧さんが熱演。

    0

    2022/05/15 23:23

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大