実演鑑賞
市民劇というアマチュア性を活用して、演者さん達それぞれが活き活きできる演出⇒分かりやすくて親しみやすい演技(表情が良い!)⇒観ていてめちゃ楽しい
なかなか良い流れが出来ていました。(言うがやすし、これってそう簡単な事ではないと思う)
事件の本題に入る前に、煙突男と実際に関わったお婆さんが在籍するデイケアサービスセンター(現代)からスタート。
実際にご高齢の演者さんも多数出演されており、お年寄りネタが全く嫌味なく笑えてしまうという強み!(笑)
辛い内容を含有しながら、ユーモラスな空気感もしっかり構築されていく中
煙突男のバックグラウンド(家庭など)や事の経緯も丁寧に描かれ、世間の風向きが色んな意味で彼の味方になっていくのが分かる気がしました。
NHKで放映していた「アンという名の少女」で、町の子供や大人が一緒になって演劇を披露する回を思い出したりなんかもして、なんかもうプライスレスな感動。
衣装や美術も実に丁寧。
これだけ大規模な市民参加劇を現在に実現させたという功績はかなり大きいのではないでしょうか。